Accept論文

Accept論文一覧

What is an adequate management strategy for pharyngeal low-grade dysplasia?

受理日
Authors

Shimizu Y, Takahashi M, Yoshida T, Ono S, Mabe K, Kato M, Asaka M, Sakamoto N

雑誌名

Gastrointestinal Endoscopy

コメント

咽頭上皮内腫瘍の臨床病理学的検討が広島大から出されていましたが、low-grade dysplasia (大きさ中央値4mm)症例まで片っ端から全麻下ESDを行うという、いけないことをしていたため、咽頭ESDのパイオニアとしてletter to the editorの形で意見致しました。自験例をもとに、low-grade症例は完全生検か経過観察で十分である旨、とくとくと諭してあげました。(清水)

Endoscopic ultrasound-guided celiac ganglia neurolysis versus celiac plexus neurolysis: A randomized multicenter trial

受理日
Authors

Doi S, Yasuda I, Kawakami H, Hayashi T, Hisai H, Irisawa A, Mukai T, Katanuma A, Kubota K, Ohnishi T, Ryozawa S, Hara K, Itoi T, Hanada K, Yamao K

雑誌名

Endoscopy

コメント

超音波内視鏡ガイド下腹腔神経叢ブロックvs. 神経節ブロック術に対するRCTです.
本邦からの多施設共同研究が一流誌にacceptされ(GIE 2編,Endoscopy 1編),喜ばしい限りです.
次回の主任研究者の方々にとっては,プレッシャーです....
岐阜大学 土井晋平 先生より熱いコメントを頂きましたので,ご参照下さい.(河上)

岐阜大学 土井晋平 先生のコメント

この試験は超音波内視鏡ガイド下腹腔神経叢ブロック(EUS-CPN)とその派生手技である腹腔神経節ブロック(EUS-CGN)を比較するために行われた多施設共同による前向き無作為化比較試験です.国内13のEUS先進施設による,まさにオールジャパンで挑んだ試験でした.EUS関連手技に関して本邦からこれだけの規模のRCTはまず前例が無く,日本人の結束力の高さを世界に示した事例として大変意義高いものと思っています.

試験実施にあたり北大のご尽力は大変大きなものでした.北大からの登録は実に全体の約3割をも占めています.データ回収時のレスポイントでも迅速・丁寧であり,多施設共同試験での模範的振舞いとしてこちらも非常に勉強になりました.

多施設共同試験では個々の施設の臨床力も重要ですが,試験に臨む姿勢と協力体制のクオリティの高さが世界における日本の最大の強みであると実感しています.


(岐阜大学 第一内科 土井晋平)


Hepatobiliary alveolar echinococcosis infiltration of the hepatic hilum diagnosed by endoscopic ultrasonography-guided fine-needle aspiration

受理日
Authors

Kawakami H, Kuwatani M, Sakamoto N

雑誌名

Digestive Endoscopy

コメント

小ネタですが,何とかacceptされました(河上)

Multi-center randomized controlled study to establish the standard third-line regimen for Helicobacter pylori eradication in Japan

受理日
Authors

Kazunari Murakami,Takahisa Furuta, Takashi Ando, Takeshi Nakajima, Yoshikatsu Inui, Tadayuki Oshima, Toshihiko Tomita, Katsuhiro Mabe, Makoto Sasaki, Takanori Suganuma, Hideyuki Nomura, Kiichi Satoh, Shinichiro Hori, Syuuji Inoue, Takeshi Tomokane, Mineo Kudo, Tomoki Inaba, Susumu Take, Toshifumi Ohkusa, Shojiro Yamamoto, Shigeaki Mizuno, Toshiro Kamoshida, Kenji Amagai, Junichi Iwamoto, Jun Miwa, Masaaki Kodama, Tadayoshi Okimoto, Mototsugu Kato, Masahiro Asaka

雑誌名

Journal of Gastroenterology

コメント

Japan Gast Study Groupによる4つ目の論文です。H. pylori除菌の三次除菌について3アームの多施設共同の無作為化試験を行いました。Lansporazole60mg+Amoxicillin1500mg+Sitafloxacin200mgによる三次除菌率は約70%と最も除菌率が高く、現時点での三次除菌の標準治療と考えられます。今後は更なる高除菌率を目指したレジメの開発が必要です。(加藤)

Duplicated Wirsung duct

受理日
Authors

Kawakubo K, Kawakami H, Sakamoto N

雑誌名

Pancreatology

コメント

北大に移籍後初のPublicationになりました。1000件くらいERCPを見ていますが、本当に驚きの症例でした。何はともあれ、形になってよかったです。(川久保)
"これは珍しい!"と認識した時点での形にするためのスピードも能力の1つです。とても大事なことです。(河上)

Phase II study of combination chemotherapy with biweekly cetuximab and irinotecan for wild-type KRAS metastatic colorectal cancer refractory to irinotecan, oxaliplatin, and fluoropyrimidines

受理日
Authors

Kohei Shitara, Satoshi Yuki, Motoki Yoshida, Daisuke Takahari, Setsuo Utsunomiya, Tomoya Yokota, Yozo Sato, Yoshitaka Inaba, Masahiro Tajika, Hiroki Kawai, Hidekazu Yamaura, Mina Kato, Kentaro Yamazaki, Yoshito Komatsu, Kei Muro

雑誌名

Invest New Drugs

コメント

愛知がんセンター、大阪医大、静岡がんセンターなどとの共同試験です。微力ながら症例登録2位で2名のCo-Authorをいただきました。(結城)

Osteonecrosis and panniculitis as life-threatening signs.

受理日
Authors

Kuwatani M, Kawakami H, Yamada Y.

雑誌名

Clinical Gastroenterology and Hepatology (in press)

コメント

とても印象深く,いろんなことを学ばせていただいた症例です.救えなかったのが何よりの心残りです.一流誌のCGHにアクセプトされ,感慨ひとしおです.

Incidence and risk of post-herpetic neuralgia after varicella zoster virus infection in hematopoietic cell transplantation recipients: Hokkaido Hematology Study Group

受理日
Authors

Masahiro Onozawa, Satoshi Hashino, Yoshifumi Haseyama, Yasuo Hirayama, Susumu Iizuka, Tadao Ishida, Makoto Kaneda, Hajime Kobayashi, Ryoji Kobayashi, Kyuhei Koda, Mitsutoshi Kurosawa, Nobuo Masauji, Takuya Matsunaga, Akio Mori, Masaya Mukai, Mitsufumi Nishio, Satoshi Noto, Shuichi Ota, Hajime Sakai, Nobuhiro Suzuki, Tohru Takahashi, Junji Tanaka, Yoshihiro Torimoto, Makoto Yoshida, Takashi Fukuhara

雑誌名

Biology of Blood and Marrow Transplantation

コメント

道内3大学とその関連病院の力を結集した「北海道血液症例検討会(HHSG)」のアンケート調査です。北海道という単一地域のほぼ全症例を網羅した調査結果であり、わずか2年の調査対象期間で418例におよぶ造血細胞移植症例を登録いただきました。アンケートにご協力いただきました先生方に厚く御礼申し上げます。(文責:小野澤)

Endoscopic resection (EMR/ESD) for superficial esophagealsquamous cell carcinoma - current status of various techniques -

受理日
Authors

Shimizu Y., Takahashi M., Yoshida T., Ono S., Mabe K., Kato M., Asaka M., Sakamoto N.

雑誌名

Digestive Endoscopy

コメント

Review Article 執筆の依頼を頂き、食道癌EMR/ESDの技術面における現況、課題について熱く(暑苦しく?)語ってみました。数ある手技、デバイスに関して、外人さんにも理解できるように解説するのは結構、面倒でした。(清水)

Endoscopic Ultrasonography-guided Rendezvous Technique for Biliary cannulation--Technical Review--

受理日
Authors

Isayama H, Nakai Y, Kawakubo K, Kawakami H, Itoi T, Yamamoto N, Kogure H, Koike K.

雑誌名

J Hepatobiliary Pancreat Sci

コメント

EUSガイド下ランデブー法のreviewです。
胆膵内視鏡医は必読のreviewとなっています。
和文で堪能されたい方は肝胆膵に執筆させていただきましたので、是非ご購入下さい(66巻1号予定)。(河上)

Comparison of gastric accommodation and sensory functions betweenfunctional dyspepsia and healthy subjects using noveldrinking-ultrasonography test.

受理日
Authors

Tamotsu HATA, Mototsugu KATO, Takahiko KUDO, Mutsumi NISHIDA, Urara
NISHIDA, Aki IMAI, Takeshi YOSHIDA, Jyojyo HIROTA, Go KAMADA, Shouko
ONO , Manabu NAKAGAWA, Soichi NAKAGAWA, Yuichi SHIMIZU, Hiroshi
TAKEDA, Masahiro ASAKA

雑誌名

Digestion

コメント

これは幡先生の学位論文の一部で、お蔵入りしそうなところを工藤俊彦先生の努力でDigestionに受理されました。飲水エコー検査についての論文は二つ目となり、世界的に普及することを期待しています。論文化をあきらめたり、お蔵入りしている論文でもテーマさえ古くなければこれからでも受理されることが証明されました。
(加藤元嗣)

IgG4関連硬化性胆管炎の臨床像とCT診断?胆管癌との鑑別診断について?

受理日
Authors

松崎晋平,菊山正隆,河上 洋,窪田賢輔,真口宏介.

雑誌名

日本消化器病学会雑誌

コメント

鈴鹿中央病院の松崎先生が希少症例を和文でまとめあげました(本音で言えば、英文化...。モッタイナイなーと思います)。(河上)

Diagnostic ability and factors affecting accuracy of EUS-FNA for pancreatic solid lesions a large single center experience in Japan.

受理日
Authors

Haba S, Yamao K, Bhatia V, Mizuno N, Hara K, Hijioka S, Imaoka H, Niwa Y, Tajika M, Kondo S, Tanaka T, Shimizu Y, Yatabe Y, Hosoda W, Kawakami H, Sakamoto N.

雑誌名

J Gastroenterol

コメント

初めての英文論文で大変でした...。名古屋で手羽先ばかりを食べてきたわけではないことを証明できました。(羽場)
国内留学の成果を遺憾なく発揮した成果と思います。本邦よりの貴重な基礎データーとして受け継がれるものと考えています。(河上)

CO2 insufflation for ERCP: is this beneficial to all patients?

受理日
Authors

Kuwatani M, Kawakami H, Sakamoto N.

雑誌名

Digest Endosc

コメント

同様のstudyを行ったものとしてどうしても納得がいきませんでした。が、study designの重要性を改めて認識させていただきました(桑谷)
反面教師ですか?(河上)

TAS-102 monotherapy for pretreated metastatic colorectal cancer: a double-blind, randomised, placebo-controlled phase 2 trial.

受理日
Authors

Yoshino T, Mizunuma N, Yamazaki K, Nishina T, Komatsu Y, Baba H, Tsuji A, Yamaguchi K, Muro K, Sugimoto N, Tsuji Y, Moriwaki T, Esaki T, Hamada C, Tanase T, Ohtsu A.

雑誌名

Lancet Oncology. 2012 Oct;13(10):993-1001

コメント

TAS102は、本邦の製薬会社が創薬した、本邦生まれの経口抗がん剤です。本邦において無作為比較第2相試験において、placevoに対して、優位な結果となり、現在Globalの第三相試験も実施され、その結果も出ようとしています。本邦では、すでに承認され2014年6月にはロンサーフという名前で世に出ることになりました。そして、その結果がLancet Oncologyにアクセプトされるという名誉な結果となったわけです。治験から新薬発売まで関われたというのは素晴らしい事であり、さらに化療Gメンバーの努力により、多数のエントリーができ、欧州臨床腫瘍学会(ESMO)では、私が2年連続でPGx研究結果を発表させてもらうことができました。今後もグループの皆で最先端治療開発に関わって行きたいと思います。
(小松)

サイトメガロウイルスによる虚血性腸炎を合併したAIDS症例

受理日
Authors

守田玲菜、橋野 聡、小野澤真弘、加畑 馨、近藤 健、今村雅寛、浅香正博、山口晃司

雑誌名

日本エイズ学会誌

コメント

実験が進んでいるのかちょっと心配になるようなペースです(橋野)

Recent development of gastric cancer prevention

受理日
Authors

Mototsugu KATO, Masahiro ASAKA

雑誌名

Japanese Journal of Clinical Oncology

コメント

これは胃癌予防についての総説です。胃癌の一次予防および二次予防についてのトピックスを記載しています。もちろん趣旨は胃がん検診をやめて、除菌治療による胃癌予防の普及です。(加藤)

Changes in endoscopic findings of gastritis after cure of H. pylori infection: A multicenter prospective trial

受理日
Authors

Mototsugu Kato, Shuichi Terao, Kyoichi Adachi, Shugemi Nakajima, Takashi Ando, Norimasa Yoshida, Noriya Uedo, Kazunari Murakami, Syuichi Ohara, Masanori Ito, Naomi Uemura, Takuro Shinbo, Hidenobu Watanabe, Takahiro Kato, Kazunori Ida, for the Study group for establishing endoscopic diagnosis of chronic gastritis

雑誌名

Digest Endosc

コメント

日本消化器内視鏡学会の附置研究会「慢性胃炎の内視鏡診断確立のための研究会」(代表:井田和徳)が3つの多施設共同の前向き試験を行いました。その中で私が企画運営した「内視鏡によるH. pylori除菌診断の検討」の論文化です。H. pylori除菌前後による胃炎の内視鏡所見を詳細に前向きに検討しています。世界初の多施設共同試験なのでGIEなどに投稿したかったのですが、日本消化器内視鏡学会の下部組織とのことで、内視鏡学会の英文誌になりました。(加藤元嗣)

Decrease of peripheral and intestinal NKG2A-positive T cells in patients with ulcerative colitis

受理日
Authors

Takehiko Katsurada*, Waka Kobayashi*, Utano Tomaru, Tomohisa Baba, Shigeru Furukawa, Akihiro Ishizu, Kazuyoshi Takeda, Naoya Sakamoto, Masahiro Asaka, Hiroshi Takeda and Masanori Kasahara
*Equally contributed

雑誌名

PLOS ONE

コメント

私の学位研究を小林和夏先生に引き継いで研究してもらい論文投稿まで漕ぎつけました。古川滋先生が見出された潰瘍性大腸炎患者に特有のリンパ球異常についてマウスの腸炎モデルと併せて検証しました。IBDグループからやっと形となる業績を出すことができほっとしています。分子病理外丸先生には一から十までお世話になり頭が上がりません。御指導御協力頂いた全ての先生方、実験助手さんたちにこの場を借りて深く御礼申し上げます(桂田)。

The identification for high risk group of gastric cancer using serum pepsinogen after successful eradication of Helicobacter pylori

受理日
Authors

Haneda M, Kato M, Ishigaki S, Suzuki M, Takahashi M, Nakagawa M, Ono S, Mori Y, Mabe K, Nakagawa S, Kudo T, Shimizu Y, Asaka M

雑誌名

Journal of Gastroenterology and Hepatology

コメント

羽田先生の学位論文が受理されました。H. pylori除菌後の胃癌リスクを、除菌後のペプシノゲン値を用いて評価できるとの内容です。最近、除菌を受けた検診受診者が多くなり、胃癌リスクをABC分類で評価できないケースが増えてきています。除菌後(E群)の時代を向かえると、重要性が増してくると思います。(加藤元嗣)