Accept論文

Accept論文一覧

The role of peroral video cholangioscopy in patients with IgG4-related sclerosing cholangitis

受理日
Authors

Itoi T, Kamisawa T, Igarashi Y, Kawakami H, Yasuda I, Itokawa F, Kisimoto Y, Kuwatani M, Doi S, Hara S, Moriyasu F, Baron TH

雑誌名

Journal of Gastroenterology

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IgG4関連硬化性胆管炎の経口電子胆道鏡(POVCS)所見に関するretrospective studyがacceptされました.胆管癌,原発性硬化性胆管炎との鑑別診断について言及しています.POVCS施行例が単施設のみでは少数であっても,多施設の症例を持ち寄ることにより,大きな形になりました.(河上)

Efficacy and safety of capecitabine plus cisplatin in Japanese patients with advanced or metastatic gastric cancer: subset analyses of the AVAGAST study and the ToGA study.

受理日
Authors

Yamaguchi K, Sawaki A, Doi T, Satoh T, Yamada Y, Omuro Y, Nishina T, Boku N, Chin K, Hamamoto Y, Takiuchi H, Komatsu Y, Saji S, Koizumi W, Miyata Y, Sato A, Baba E, Tamura T, Abe T, Ohtsu A.

雑誌名

Gastric Cancer. 2013 Apr;16(2):175-82.

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AVAGAST studyとToGA studyという二つの巨大Global試験の中から、日本人のXP治療結果のみを抽出して、解析し報告した論文です。Global studyに参加するだけでは無く、目の付け所さえ良ければ、このような研究方法もあるのだということを改めて認識した研究でした。
(小松)

肝門部胆管癌に対する術前胆道ドレナージ術

受理日
Authors

河上 洋,加藤元嗣,平野 聡,坂本直哉

雑誌名

日本消化器内視鏡学会雑誌

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今回は総説を執筆させて頂きました.北大からは初めてとのことですが,本当であれば光栄です.胆膵疾患専門医師であれば知っているあるいは知りうることでも,関連病院の先生方は知らない,という溝を埋められれば,と言う思いで執筆しました.全国の学会員の先生方は勿論ですが,"関連病院の先生方にこそ読んで頂きたい"と思っています.消化器内科医にとっては,胆道癌ガイドライン改訂時の際にも重要な問題になると思います.是非,熟読下さい.(河上)

First-line sunitinib plus FOLFIRI in Japanese patients with unresectable/metastatic colorectal cancer: a phase II study.

受理日
Authors

Tsuji Y, Satoh T, Tsuji A, Muro K, Yoshida M, Nishina T, Nagase M, Komatsu Y, Kato T, Miyata Y, Mizutani N, Hashigaki S, Lechuga MJ, Denda T.

雑誌名

Cancer Sci. 2012 Aug;103(8):1502-7

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大腸癌に対するマルチターゲットのTKIであるスニチニブと世界標準療法であるFOLFIRI療法の併用によるPhase II studyの結果報告です。苦労したのですが、スニチニブの副作用マネージメントが困難であり、既存の治療を越える事は出来ないとの判断から、negative studyと判断されたstudyです。しかし、negativeでもしっかりと解析すれば、それなりの雑誌にアクセプトされる事がわかる論文です。
(小松)

Wire-guided cannulation is not a standardized, ideal technique for preventing post-ERCP pancreatitis.

受理日
Authors

Kawakami H, Isayama H, Maguchi H, Kuwatani M, Nakai Y, Kawakubo K, Haba S, Kudo T, Abe Y, Koike K, Sakamoto N.

雑誌名

Gastrointestinal Endoscopy

コメント

GIEにacceptされた胆管深部挿管手技に関するRCTに対するletterへのreplyをacceptして頂きました.自身への論文に反応があると言うことは,論文の内容が注目されているからであり(?),嬉しい限りです.坂本教授が赴任されてから,初めての共著となりました(河上).

Phase II study of combined chemotherapy with irinotecan and S-1 (IRIS) plus bevacizumab in patients with inoperable recurrent or advanced colorectal cancer.

受理日
Authors

Komatsu Y, Yuki S, Sogabe S, Fukushima H, Nakatsumi H, Kobayashi Y, Iwanaga I, Nakamura M, Hatanaka K, Miyagishima T, Kudo M, Munakata M, Meguro T, Tateyama M, Sakata Y.

雑誌名

Acta Oncol. 2012 Sep;51(7):867-72.

コメント

言うまでもなくHGCSGの看板レジメンであるIRIS+BVのPhase II結果の報告です。PIIとしては、大腸癌レジメンでは世界最高の治療効果を示しています。この結果をもって、現在All JapanでTricolore試験(PIII)が実施されています。この試験がpositiveになれば、また一つ当化療GならびにHGCSGグループ発の、世界の標準療法が生まれる可能性があるわけですので、今からワクワクしています。
(小松)

Diagnosis of depth of invasion for patients with superficial esophageal cancer: differentiating upper submucosal versus middle or deep submucosal invasion is important for deciding treatment strategy.

受理日
Authors

Shimizu Y, Takahashi M, Yoshida T, Ono S, Mabe K, Kato M, Asaka M.

雑誌名

Gastrointestinal Endoscopy

コメント

食道癌EUS診断のメタ解析が載っており、私の古い論文も引用されていました。が、解釈のされ方が不本意であり、メタ解析の結論も、筋層浸潤が否定できれば診断的EMRを推奨、という大ざっぱなものだったため勘弁ならずLetter to the Editorの形でもの申しました。
自験成績をもとに、EMR/ESD相対的適応であるsm1までとsm2以深の術前鑑別診断の重要性を理論的にとくとくと諭してあげました。(清水)

KRAS mutations in primary tumours and post-FOLFOX metastatic lesions in cases of colorectal cancer

受理日
Authors

Kawamoto Y, Tsuchihara K, Yoshino T, Ogasawara N, Kojima M, Takahashi M, Ochiai A, Bando H, Fuse N, Tahara M, Doi T, Esumi H, Komatsu Y, Ohtsu A.

雑誌名

British Journal of Cancer

コメント

国内留学させていただいていた国立がん研究センター東病院にてまとめたデータです。初めての論文投稿がBritish Journal of Cancerにacceptされ感無量です。実験・論文の御指導をいただいた国立がん研究センター東病院 土原和哉先生、吉野孝之先生にこの場を借りて御礼申し上げます。また、国内留学を御支援・御指導いただいた小松先生、前教授 浅香先生にも御礼申し上げます。今後とも精進してまいります。(川本泰之)

Endoscopic nasobiliary drainage should be initially selected for preoperative biliary drainage in patients with perihilar bile duct cancer

受理日
Authors

Kawakami H, Kuwatani M, Eto K, Kudo T, Tanaka E, Hirano S.

雑誌名

World Journal of Surgery

コメント

肝門部胆管癌の術前ドレナージ術はPTBDを再考すべきとの論文が掲載されていました.
瘻孔部再発は既報より低頻度のようですが,やはり播種の可能性は無視できません.
伝統的な外科系雑誌ですが,すかさずLetter to the editor形式で反論しました.
約70%は片葉PTBDであったとのことより,これらは片葉ENBDに変更可能であり,PTBDは限定的にすべき,と諭しておきました.(河上)

Anemia and thrombocytosis induced by ribavirin monotherapy in patients with chronic hepatitis C.

受理日
Authors

Kobayashi T, Hige S, Terashita K, Nakai M, Horimoto H, Sho T, Nakanishi M, Ogawa K, Chuma M, Sakamoto N, Asaka M.

雑誌名

Jounal of Gastroenterology

コメント

約2年間にわたり、実験から論文化までご指導いただきました髭 修平先生に深謝いたします。また、検体の収集、保管にご尽力くださいました歴代肝臓グループの諸先生方、津田さん、小路さん、植田さん、ありがとうございました。

Comparison of Partially-covered Nitinol Stents with Partially-covered Stainless Stents as a Historical Control by Japanese Multicenter Study in Distal Malignant Biliary Obstruction: WATCH study

受理日
Authors

Isayama H, Mukai T, Itoi T, Maetani I, Nakai Y, Kawakami H, Yasuda I, Maguchi H, Ryozawa S, Hanada K, Hasebe O, Ito K, Kawamoto H, Mochizuki H, Igarashi Y, Irisawa A, Sasaki T, Togawa O, Hara T, Kamada H, Toda N, Kogure H.

雑誌名

Gastrointestinal Endoscopy

コメント

中下部悪性胆道狭窄に対するWallFlex stentの多施設共同症例集積研究がGIEにacceptされました.ここ最近,胆膵内視鏡領域における多施設共同研究はGIEなどのtop journalをtargetにできるようになってきました.今後も質の高い臨床研究を継続すべく,技術は勿論のこと,フルに知恵を絞って頑張ります.(河上)

Is intraductal papillary mucinous neoplasm really a risk factor of post-ERCP pancreatitis after pancreatic stenting?

受理日
Authors

Kuwatani M, Kawakami H, Kato M

雑誌名

Internal Medicine

コメント

論文の結果はただ鵜呑みにするだけでなく,抱いた疑問をぶつけてみることも大事なことと思います.著者の方々とも良い意見交換が出来ると信じています(桑谷).
自身の専門領域には日々常々アンテナを張り巡らす必要性を感じます(河上).

Endoscopic resection is the criterion standard of treatment for patients with early squamous cell neoplasia of the esophagus.

受理日
Authors

Shimizu Y, Takahashi M, Yoshida T, Ono S, Mabe K, Kato M, Asaka M

雑誌名

Gastrointestinal Endoscopy

コメント

内視鏡的ラジオ波焼灼(既にBarrett食道dysplasiaに対する有用性がN Engl J Medに報告されています)がsquamous cell neoplasiaに対しても良好な治療成績であったという論文が載っていたので、勘弁ならずLetter to the Editorの形でもの申しました。
自験成績をもとに、完全切除による正確な病理組織診断の重要性を理論的にとくとくと諭してあげました。(清水)

Successful treatment with clarithromycin for primary immune thrombocytopenia of aged patients

受理日
Authors

Ohe M and Hashino S

雑誌名

Formosan J

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北海道社会保険病院大江先生との5編目です。この路線も確立しました。

A case of oropharyngeal squamous papilloma in which endoscopic resection was performed

受理日
Authors

Takahashi M, Shimizu Y, Yoshida T, Kudo T, Mabe K, Nakagawa S, Nakagawa M, Mori Y, Yamamoto J, Ono S, Kato M, Asaka M

雑誌名

Gastrointestinal Endoscopy

コメント

中咽頭乳頭腫EMR症例をBrief Reportにまとめたものです.この領域は日本の一部の施設の独壇場であり,何を書いても通る勢いです.
英語アレルギーの高橋君が頑張ってくれました.大学院2年目での英文執筆は立派です.(清水)

Adjuvant therapy with imatinib mesylate after resection of primary high-risk gastrointestinal stromal tumors in Japanese patients.

受理日
Authors

Kanda T, Nishida T, Wada N, Kobayashi O, Yamamoto M, Sawaki A, Boku N, Koseki M, Doi T, Toh Y, Kakeji Y, Sugiyama T, Komatsu Y, Kikuchi S, Ogoshi K, Katai H, Miyachi K, Hirota S, Ohtsu A.

雑誌名

Int J Clin Oncol. 2013 Feb;18(1):38-45

コメント

進行GIST術後・再発高リスク症例に対する1年間のイマチニブ補助化学療法のP II結果の報告論文です。稀少疾患であるため、多施設との共同開発が必須で有り、本試験でも皆の協力により達成できた治験でした。
(小松)

Covered metallic stent for ischemic hilar biliary stricture

受理日
Authors

Kawakami H, Kuwatani M, Eto K, Kudo T, Asaka M

雑誌名

Digestive Endoscopy

コメント

良性肝門部胆管狭窄に対するcovered metallic stent (!)留置の報告です.本年度には間に合わないかと思っていましたが,年末ギリギリにaccept letterが届きました.新体制を迎える来年度はより一体何をしたら良いのか...,思案中です.(河上)

Resolution of a refractory severe biliary stricture using diathermic sheath

受理日
Authors

Kawakami H, Kuwatani M, Eto K, Kudo T, Abe Y, Kawahata S, Kato M

雑誌名

Endoscopy

コメント

良性胆道狭窄に対する通電ダイレーターを用いた狭窄部突破をEndoscopyのUCTNにacceptして頂きました.久しぶりの一発acceptでした.良い形で本年を締めることが出来ました.来年も頑張ります.(河上)

Endoscopic ultrasound-guided transmural drainage for pancreatic fistula or pancreatic duct dilatation after pancreatic surgery.

受理日
Authors

Onodera M, Kawakami H, Kuwatani M, Kudo T, Haba S, Abe Y, Kawahata S, Eto K, Nasu Y, Tanaka E, Hirano S, Asaka M.

雑誌名

Surgical Endoscopy

コメント

小野寺先生が大学在籍中に行った臨床研究です.地方基幹病院に勤務しながらの論文作成でしたが,無事にacceptされました.IF 3以上の雑誌ですので立派です.国際学会発表後1年以上経過し,本当に難産でした.今後は英語にこだわらず,基幹病院における日常診療を丁寧に発信継続すること,後輩の論文作成指導にも目を向けること,をお願いします.(河上)

臍帯血ミニ移植が奏効した完全4倍体(92,XXXX)白血病

受理日
Authors

岩崎純子、小野澤真弘、高橋正二郎、岡田耕平、高畑むつみ、重松明男、加畑馨、近藤健、橋野聡、今村雅寛、浅香正博

雑誌名

臨牀血液

コメント

AMLのなかで完全4倍体を呈する症例は稀であるため、論文にしてみました。ご協力頂いた先生方、ありがとうございました。