Accept論文

Accept論文一覧

A muticenter prospective randomized study of selective bile duct cannulation performed by multiple endoscopists: The BIDMEN study

受理日
Authors

Kawakami H, Maguchi H, Mukai T, Hayashi T, Sasaki T, Isayama H, Nakai Y, Yasuda I, Irisawa A, Niido T, Okabe Y, Ryozawa S, Itoi T, Hanada K, Kikuyama M, Arisaka Y, Kikuchi S

雑誌名

Gastrointestinal Endoscopy

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ERCP施行時の胆管深部挿管に関する臨床研究を全国のhigh volume centerの先生方に参加して頂き,何とか論文化することが出来ました.研究内容は,ERCPカテーテル,EST knife (sphincterotome),造影剤使用,ガイドワイヤー使用の組み合わせによる各種挿管方法の比較です.主に,近年話題となっているwire-guided cannulation(WGC)に焦点を当てた研究です."GIE"に受理して頂いたことにより,WGC関連では欧米や韓国とようやく肩を並べることができたのではないかと考えています.この場を借りて,参加して頂いた先生方を始め,術者・助手の先生方,その他,関係者の方々に厚く御礼申し上げます.今後も皆様と力を併せて質の高い研究の立案から実行まで,頑張りたいと思います.(河上)

塩酸イリノテカンが原因と思われる一過性の構語障害を来した1例

受理日
Authors

曽我部 進、結城 敏志、高野 博信、小林 良充、中積 宏之、佐々木 尚英、川本 泰之、福島 拓、岩永 一郎、上畠 寧子、小松 嘉人、浅香 正博

雑誌名

癌と化学療法

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イリノテカンによる稀な有害事象報告です。2011年9月掲載予定。曽我部先生の大学院最後の仕事です。釧路に行っても沢山の仕事を期待しています!(結城)

Evaluation of effects of a novel endoscopically applied radiofrequency ablation biliary catheter using an ex-vivo pig liver

受理日
Authors

Itoi T, Isayama H, Sofuni A, Itokawa F, Tamura M, Watanabe Y, Moriyasu F, Kahaleh M, Habib N, Nagao T, Yokoyama T, Kasuya K, Kawakami H

雑誌名

Journal of Hepato-Biliary-Pancreatic Sciences

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摘出肝を用いた内視鏡的ラジオ波焼灼カテーテル(Habib EndoHPBcatheter)の至摘条件の検討です.内視鏡的ラジオ波焼灼カテーテルは,今後の膵・胆道癌治療に大きなインパクトを与えることが予想され,基礎的実験として重要な論文になることが期待されます.(河上)

Successful treatment for follicular B-cell lymphoma with clarithromycin

受理日
Authors

Masashi Ohe and Satoshi Hashino

雑誌名

Korean Journal of Hematology

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北海道社会保険病院の大江先生との4編目です。マクロライドの持つ懐の深さを感じました。

Relationship between diffusion-weighted magnetic resonance imaging and histological tumor grading of hepatocellular carcinoma

受理日
Authors

Mitsuru Nakanish, Makoto Chuma, Shuhei Hige, Tokuhiko Omatsu, Hideki Yokoo, Kazuaki Nakanishi, Toshiya Kamiyama, Kanak Kubota, Hironori Haga, Yoshihiro Matsuno, Yuya Onodera, Mototsugu Kato and Masahiro Asaka.

雑誌名

Annals of Surgical Oncology

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MRI拡散強調画像で外科切除前に肝細胞癌の分化度,早期再発の定量的な予測が可能であるという主旨の論文です.内容が表すように内科,外科,放射線科,病理の先生,皆様のお力添えで何とか論文化できました.特に遠方から御助言頂いた尾松先生,1年半にわたり何度も推敲して頂いた中馬先生,ありがとうございました.

Phase I dose-escalating study of panobinostat (LBH589) administered intravenously to Japanese patients with advanced solid tumors.

受理日
Authors

Morita S, Oizumi S, Minami H, Kitagawa K, Komatsu Y, Fujiwara Y, Inada M, Yuki S, Kiyota N, Mitsuma A, Sawaki M, Tanii H, Kimura J, Ando Y.

雑誌名

Invest New Drugs. 2012 Oct;30(5):1950-7.

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LBH589(panobinostat)という新規分子標的薬剤を用いた、新薬のphase I 治験です。第一内科・第三内科という珍しい組み合わせで協力して参加したものです。
副作用情報も殆ど無い本当の新薬Phase I でしたので恐かった思いがある試験でした。
(小松)

Randomized phase II trial of first-line treatment with tailored irinotecan and S-1 therapy versus S-1 monotherapy for advanced or recurrent gastric carcinoma (JFMC31-0301).

受理日
Authors

Komatsu Y, Takahashi Y, Kimura Y, Oda H, Tajima Y, Tamura S, Sakurai J, Wakasugi T, Tatebe S, Takahashi M, Sakata Y, Kitajima M, Sakamoto J, Saji S.

雑誌名

Anticancer Drugs. 2011

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今でこそ、IRISは当Gオリジナルの大腸癌標準療法の一つとなっていますが、もともと胃癌治療法として開発したレジメンで有り、がん集学的治療財団の御協力を得て、全国規模でRPIIを実施し、Positiveな結果となった思い出深い試験です。この論文化には大変苦労しましたが、PIIIを実施するチャンスに恵まれず無念な試験でもありました。
(小松)

Endoscopic pancreatic duct stents reduce the incidence of post-endoscopic retrograde cholangiopancreatography pancreatitis in high risk patients.

受理日
Authors

Sofuni A, Maguchi H, Mukai T, Kawakami H, Irisawa A, Kubota K, Okaniwa S, Kikuyama M, Kusumi H, Hanada K, Ueki T, Itoi T.

雑誌名

Clin Gastroenterol Hepatol.

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国内40施設が参加したERCP後膵炎高危険群に対する予防的膵管ステント留置のRCTです.一流誌のCGHにacceptされたことによって,"膵管ステント留置が保険収載されれば",と考えています.本年度の業績は個人やグループより,多施設共同研究が主体となっていますが,胆膵領域をmajorにするには"多施設共同研究"は外せないところです.今後は当科主導によるRCTも行えるように頑張っていきます.(河上)

Phase II Study of Combined Treatment with Irinotecan and S-1 (IRIS) in Patients with Inoperable or Recurrent Advanced Colorectal Cancer (HGCSG0302).

受理日
Authors

Komatsu Y, Yuki S, Sogabe S, Fukushima H, Iwanaga I, Kudo M, Tateyama M, Meguro T, Uebayashi M, Saga A, Sakata Y, Asaka M.

雑誌名

Oncology. 2011;80(1-2):70-5.

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昨年報告された、日本初の大腸癌大規模第三相試験FIRIS studyにおいて標準的治療となった、北海道生まれのIRIS studyの元となるHGCSG study 結果の論文です。現役大学グループメンバーのみならず、現在、関連病院で一線で活躍されている皆さんの総力の結集とも言えるものです。北海道より世界へ向けEBMを生み出すというHGCSGグループの目的を果たす事となった研究です。この場を借りて、御協力下さった、全ての皆様に御礼申し上げます。後は、この治療が大腸癌ガイドラインに載ること願っています。

Successful treatment with macrolides for primary immune thrombocytopenia

受理日
Authors

M Ohe and S Hashino

雑誌名

Korean Journal of Hematology

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北海道社会保険病院大江先生との3つ目の共著です。私よりずっとITPに造詣の深い方が直ぐ近くにいました。(橋野)

Sensitivity to previous irinotecan treatment does not predict the efficacy of combination chemotherapy with cetuximab plus irinotecan for wild-type KRAS metastatic colorectal cancer.

受理日
Authors

Shitara K, Ura T, Matsuo K, Takahari D, Yokota T, Yuki S, Yoshida M, Utsunomiya S, Sato Y, Yamaura H, Kato M, Inaba Y, Tajika M, Kawai H, Yamazaki K, Komatsu Y, Muro K.

雑誌名

Eur J Cancer. 2011

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愛知がんセンターとの共同研究であり、先に報告されたIrinotecan+Cetuximab Phase II試験の別解析による論文です。最近、化学療法研究グループでは、他施設との共同研究も積極的に進めており、その結果も次々に出てきています。当グループが主導でauthorが取れるような共同研究も計画せねばなりません。

Successful treatment of eosinophilic gastroenteritis with clarithromycin

受理日
Authors

Masashi Ohe and Satoshi Hashino

雑誌名

Korean journal of internal medicine

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北海道社会保険病院大江先生との共著です。疾患の病態に対して新たな切り口を教えて頂き、大変勉強になりました。(橋野)

Stent selection and tips of placement technique of EUS-guided biliary drainage: trans-duodenal and trans-gastric stenting

受理日
Authors

Itoi T, Isayama H, Sofuni A, Itokawa F, Kurihara T, Tsuchiya S, Tsuji K, Ikeuchi N, Tanaka R, Umeda J, Moriyasu F, Kawakami H.

雑誌名

Journal of Hepato-Biliary-Pancreatic Sciences.

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EUSガイド下胆道ドレナージのコツが存分に記載されています.Interventional EUS施行医は必読です.(河上)

Endoscopic submucosal dissection of oropharyngeal carcinoma by using local lidocaine injection under conscious sedation.

受理日
Authors

Shimizu Y, Yoshida T, Takahashi M, Ono S, Mabe K, Kato M, Fujita T, Asaka M

雑誌名

Gastrointestinal Endoscopy

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全麻リスクのある中咽頭癌患者に、意識下鎮静と局麻だけでESDをやってみたら、とても上手くいきました。
という、なにげにチャレンジャーなcase reportです。
もう中咽頭癌ESDに全麻は不用であろう。とかDiscussionに書いてしまいましたが、本音はやっぱり全麻下でやりたいです。

Carbon dioxide insufflation during endoscopic retrograde cholangiopancreatography reduces bowel gas volume, but does not affect visual analogue scale scores of suffering: a prospective, double-blind randomized controlled trial

受理日
Authors

Kuwatani M, Kawakami H, Hayashi T, Ishiwatari H, Kudo T, Yamato H, Ehira N, Haba S, Eto K, Kato M, Asaka M.

雑誌名

Surgical Endoscopy

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今回は意外とあっさりacceptされて,少し驚いています.日常診療に少し貢献できるようなstudyが出来て嬉しく思います.さらに発展的なstudyを目指したいです.(桑谷)
札幌医大との共同研究が結実しました.IF上昇傾向著しい狙い通りのjournalにacceptされました.やはり,これからは施設の垣根を越えたコラボ研究が重要と考えます.今後は関連施設との共同研究が出来るよう,河上グループ出身者とレベルアップを図ります.(河上)

HBV関連肝細胞癌サーベイランスにおけるHBコア関連抗原の有用性

受理日
Authors

中西 満,中馬 誠,髭 修平,小林智絵,中井正人,荘 拓也,浅香正博

雑誌名

肝臓 2011:52;387-389

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グループのデータから新規性のある結果が導き出せたので速報で出させていただきました.今後,追加症例・検討を加えて英文での論文化を目指します.

Clinical impact of cycling administration of antibiotics for febrile neutropenia in Japanese patients with hematological malignancy

受理日
Authors

Satoshi Hashino, Lena Morita, Hiroe Kanamori, Mutsumi Takahata, Masahiro Onozawa, Masao Nakagawa, Takahito Kawamura, Fumie Fujisawa, Kaoru Kahata, Koh Izumiyama, Masakatsu Yonezumi, Koji Chiba, Takeshi Kondo, Masahiro Asaka

雑誌名

European Journal of Clinical Microbiology & Infectious Diseases

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自分では素晴らしい論文だと思ってIF 8.266の雑誌から始めたのですが、5誌目のIF 2.605になってしまいました。
何度も心が折れましたが、挫けないで頑張った自分を褒めて、今日だけ余市の21年で祝杯です。(橋野)

Reply to the letter regarding "Endoscopic nasobiliary drainage is most suitable for preoperative management in patients with hilar cholangiocarcinoma."

受理日
Authors

Kawakami H, Kuwatani M, Tanaka E, Hirano S

雑誌名

Journal of Gastroenterology

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誌上討論になるとは....多少なりとも反響があるようで....
Radiologistやsurgeonは伝統的にPTBDでしょうか?私はendoscopistなので,内視鏡的アプローチ推進派です.
"好みの問題"は別として,何といってもPTBDによる播種だけは勘弁です....(河上)

Preoperative biliary drainage for hilar cholangiocarcinoma: Which stent should be selected?

受理日
Authors

Kawakami H, Kondo S, Kuwatani M, Yamato H, Ehira N, Kuto T, Eto K, Haba S, Matsumoto J, Kato K, Tsuchikawa T, Tanaka E, Hirano S, Asaka M.

雑誌名

Journal of Hepato-Biliary-Pancreatic Sciences.

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JG誌in pressの時点で舞い込んできていた依頼原稿です.思わぬ高評価に大変驚いています.
また,亡き 腫瘍外科 近藤 前教授との最後の共著論文でもあり,思い入れの強い論文となりました.
肝門部胆管癌に対する術前胆道ドレナージ術はENBDが標準的となり,"患者様に福音がもたらされれば",と考えています.(河上)

Phase 2 study of nilotinib as third-line therapy for patients with gastrointestinal stromal tumor.

受理日
Authors

Sawaki A, Nishida T, Doi T, Yamada Y, Komatsu Y, Kanda T, Kakeji Y, Onozawa Y, Yamasaki M, Ohtsu A.

雑誌名

Cancer. 2011

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グリベック、スーテントに続く、分子標的薬の開発治験に参加したものです。本邦のデータはまずまずであり、Cancer誌にアクセプトされておりますが、当科も参加した国際共同第三相試験が、中間解析でnegativeであったため、その製品開発は困難となって来ており、少々残念な結果となるかもしれません。