Accept論文
Accept論文一覧
No Benefit of Endoscopic Sphincterotomy Before Biliary Placement of Self-expandable Metal Stents for Unresectable Pancreatic Cancer.
- 受理日
- Hayashi T, Kawakami H, Osanai M, Ishiwatari H, Naruse H, Hisai H, Yanagawa N, Kaneto H, Koizumi K, Sakurai T.
- 雑誌名
- Clin Gastroenterol Hepatol
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研究タイトルは,"切除不能膵癌の胆道狭窄に対するcovered self-expandable metallic stent留置におけるendoscopic sphincterotomyの安全性と有効性に関する多施設共同無作為化比較試験"です.Quality paperへのacceptには大変な苦労がありました.盟友である,札幌医大 林先生よりコメントを頂戴していますので,宜しければ一読ください.
(河上)
札幌医大 林先生のコメント
Long-term Efficacy and Safety of Rabeprazole in Patients Taking Low-Dose Aspirin with a History of Peptic Ulcers: A phase 2/3, randomized, parallel-group, multicenter, extension clinical trial.
- 受理日
Fujishiro M, Higuchi K, Kato M, Kinoshita Y, Iwakiri R, Watanabe T, Takeuchi T, Sugisaki N, Okada Y, Ogawa H, Arakawa T, Fujimoto K
- 雑誌名
Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition
- コメント
これはラベプラゾールを用いた低用量アスピリン起因性胃・十二指腸潰瘍の再発予防の長期経過をまとめた論文です。パリエットの予防投与は2月に保険適用となりますが、その根拠になった試験の一つです。私が内視鏡判定委員を行った思い入れのある試験です。
(加藤元嗣)
Herbal medicines for the treatment of cancer chemotherapy-induced side effects.
- 受理日
Shunsuke Ohnishi and Hiroshi Takeda
- 雑誌名
Frontiers in Pharnmacology
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漢方薬は抗がん剤の副作用対策に有用と考えられており、様々な臨床試験が国内外で行われているところですが、その作用機序と臨床試験の現状をまとめました。
(大西俊介)
Intratumoral artery on contrast-enhanced computed tomography imaging: differentiating intrahepatic cholangiocarcinoma from poorly ifferentiated hepatocellular carcinoma.
- 受理日
Seiji Tsunematsu, Makoto Chuma, Toshiya Kamiyama, Noriyuki Miyamoto, Satoshi Yabusaki, Kanako Hatanaka, Tomoko Mitsuhashi, Hirofumi Kamachi, Hideki Yokoo, Tatsuhiko Kakisaka, Yousuke Tsuruga, Tatsuya Orimo, Kenji Wakayama, Jun Ito, Fumiyuki Sato, Katsumi Terashita, Masato Nakai, Yoko Tsukuda, Takuya Sho, Goki Suda, Kenichi Morikawa, Mitsuteru Natsuizaka, Mitsuru Nakanishi, Koji Ogawa,Akinobu Taketomi, Yoshihiro Matsuno, and Naoya Sakamoto.
- 雑誌名
Abdominal Imaging
- コメント
低分化型肝細胞癌は,肝細胞癌に典型的な画像所見を示さないことも多く,肝内胆管癌との鑑別に苦慮する場合があります.両者の画像所見を注意深く観察した結果,腫瘍内に残存する動脈走行がその鑑別に有用であるとの結果を得ました.
その結果を病理学的見地から裏付けをとり論文化したものです.論文化に際し,多くの先生方にご協力を頂きました.
この場を借りて御礼申し上げます.
Serum HER2 levels and HER2 status in tumor cells in advanced gastric cancer patients.
- 受理日
Sasaki T, Fuse N, Kuwata T, Nomura S, Kaneko K, Doi T, Yoshino T, Asano H, Ochiai A, Komatsu Y, Sakamoto N, Ohtsu A.
- 雑誌名
Jpn J Clin Oncol.
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化療Gの佐々木君が、がんセンターで苦労して研究してきた胃癌の血清Her2の研究です。卒業論文がやっとアクセプトになりました。がんセンター、大学のグループ皆の協力で成しえた仕事と思います。佐々木君は皆に感謝せねばなりませんね。でも良かったです。ご苦労様でした。
New molecular targeted therapies against advanced hepatocellular carcinoma: from molecular pathogenesis to clinical trials and future directions
- 受理日
Chuma M, Terashita K, Sakamoto N.
- 雑誌名
Hepatology Research (Review)
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A Multicenter Randomized Controlled Trial of Early Double Guidewire Cannulation to Facilitate Selective Bile Duct Cannulation: the EDUCATION study.
- 受理日
- Sasahira N, Kawakami H, Isayama H, Uchino R, Nakai Y, Ito Y, Matsubara S, Ishiwatari H, Uebayashi M, Yagioka H, Togawa O, Toda N, Sakamoto N, Kato J, Koike K.
- 雑誌名
- Endoscopy
- コメント
本邦から選択的胆管挿管に関するRCTがEndoscopyにacceptされました!Guidewire cannulationに一石を投じる研究になりました.主任研究者である,小生と同世代のバリバリの江戸っ子,笹平直樹 先生より脂っこいコメントをいただいております.大変長ーい,コメントですが,熱い魂が伝わってくると思います.是非,ご一読ください.
(河上)
公益財団法人がん研究会有明病院 消化器内科 肝胆膵担当部長 笹平 直樹先生のコメント
Huge hemothrax caused by endoscopic ultrasound-guided fine needle aspiration for a sumucosal tumor of the gastric fornix.
- 受理日
Kawakami H, Kuwatani M, Kubo K, Kubota Y, Kawakubo K, Abe Y, Kawahata S, Homma N, Hida Y, Yoshino Y, Yagi Y, Domen H, Kaga K, Sakamoto N.
- 雑誌名
Endoscopy
- コメント
胃SMTに対するEUS-FNA後の血胸です....お恥ずかしい話ですが,世界初の偶発症です....呼吸器外科の先生方には大変お世話になりました.教授からは,"タダでは転ばないように",とのご助言をいただき...,メゲズに論文化しました.Endoscopyにacceptされて良かったです.
(河上)
Direct peroral ultra-slim endoscopy-guided biliary drainage for occluded self-expandable metallic stents in patients with cystic duct carcinoma.
- 受理日
Kawakami H, Kuwatani M, Abe Y, Kubota Y, Kawakubo K, Kubo K, Kawahata S, Sakamoto N.
- 雑誌名
Endoscopy
- コメント
Gastric outlet obstructionに対して通常の十二指腸内視鏡が挿入不能であった場合に,経鼻内視鏡によるアプローチは試みるべき方法の1つと思います.検査中のフトした思いつきをトラブルシューティングの1つの方法として論文化してみました.スピード命です.
(河上)
A unique use of a double-pigtail plastic stent: correction of kinking of the common bile duct due to a metal stent.
- 受理日
Masaki Kuwatani, Hiroshi Kawakami, Yoko Abe, Shuhei Kawahata, Kazumichi Kawakubo, Kimitoshi Kubo and Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Gut and Liver
- コメント
ちょっとした工夫をしてみたら上手くいった症例です.コスト削減にも寄与できる良い方法ではないかと
思います.今後EUS関連手技でも良い方法が生まれると良いのですが.より多くの機器開発が望まれます.
(?谷)
Technical tips and troubleshooting of endoscopic biliary drainage for unresectable malignant hilar biliary obstruction
- 受理日
Kawakami H, Itoi T, Kuwatani M, Kawakubo K, Kubota Y, Sakamoto N.
- 雑誌名
JHBPSci
- コメント
切除不能悪性肝門部胆道狭窄に対する内視鏡的胆道ドレナージ術に関するtechnical viewを執筆させていただきました.
処置具やとっておきのコツについて,詳細に解説しました.英語で読みにくいとは思いますが,商業誌にも記載したことがないマル秘?のテクニックについて,記載してあります.興味のある方は是非読んでください.
(河上)
Randomized controlled trial on the skin toxicity of panitumumab in Japanese patients with metastatic colorectal cancer: HGCSG1001 study; J-STEPP.
- 受理日
Kobayashi Y, Komatsu Y, Yuki S, Fukushima H, Sasaki T, Iwanaga I, Uebayashi M, Okuda H, Kusumi T, Miyagishima T, Sogabe S, Tateyama M, Hatanaka K, Tsuji Y, Nakamura M, Konno J, Yamamoto F, Onodera M, Iwai K, Sakata Y, Abe R, Oba K, Sakamoto N.
- 雑誌名
Future Oncol. 2015 Feb;11(4):617-27.
- コメント
我らがHGCSGグループで手がけ たRandomized controlled studyであるJSTEPP試験の結果がやっと論文になりました。 2014年の9月30日に受理でしたが、Pub Med掲載が半年も遅れたようです。米国で実施されたSTEPP試験(抗EGFR抗 体Panitumumabの皮膚毒性予防法の有用性の検討)の検証試験となる、世界で二つ目、アジア人の試験としては唯一の大事な試 験です。登録に時間がかかり、若干本当の旬を逃してしまった感は否めませんが、グループの皆が苦労して実施した比較試験の結果がもの になって良かったです。中心になってがんばってくれた、小林先生の 卒業論文でもありますが、立派なものになりました。今後の抗 EGFR抗体の皮膚毒性関連の論文が書かれる際には、必ずreferenceに使われる論文であると思われます。小林先生、グループ の皆さん、ご苦労様でした。
(小松)
Single-step simultaneous side-by-side placement of a self-expandable metallic stent with a 6-Fr delivery system for unresectable malignant hilar biliary obstruction: A feasibility study.
- 受理日
Kawakubo K, Kawakami H, Kuwatani M, Kudo T, Abe Y, Kubo K, Kubota Y, Sakamoto N.
- 雑誌名
JHBPSci
- コメント
日本では、あまり行われていない、悪性肝門部胆管狭窄に対する、サイドバイサイド法による金属ステント複数本留置の成績をまとめたものです。懸念されていた門脈閉塞などの重篤な偶発症はなく、ステント開存期間も良好であり、治療の一つの選択肢となりうると、考えております。
現在、ステントインステント法とサイドバイサイド法の多施設共同ランダム化比較試験を行っており、結果が待たれるところです。
(川久保)
胆膵グループのaccept論文は本論文で14本になりました.13本では不吉だったので良かったです.症例数が少なかったため,acceptされるか?と思っていましたが....持っていましたね.どなたかわかりませんが,reviewer様に感謝です.症例数が少なかった理由は,川久保先生が述べている通りにRCTが開始されたためです(UMIN000011699).この臨床研究は,どんな結果にせよ,clinical impactは大きいと思います.乞うご期待です.
(河上)
amucirumab plus paclitaxel versus placebo plus paclitaxel in patients with previously treated advanced gastric or gastro-oesophageal junction adenocarcinoma (RAINBOW): a double-blind, randomised phase 3 trial.
- 受理日
Wilke H, Muro K, Van Cutsem E, Oh SC, Bodoky G, Shimada Y, Hironaka S, Sugimoto N, Lipatov O, Kim TY, Cunningham D, Rougier P, Komatsu Y, Ajani J, Emig M, Carlesi R, Ferry D, Chandrawansa K, Schwartz JD, Ohtsu A
- 雑誌名
Lancet Oncol.
- コメント
新規分子標的薬Ramcirumabを使った新しい胃癌の世界標準治療を作る仕事にプロトコール計画時から関わることができ、またその試験自体の結果もpositiveとなり、世界のOncologist達とともに、Top Journalのauthorの一人としてグループ代表の私が並ぶ事ができました。これは当化療Gが世界トップクラスの水準にあることを示しており、グループ皆のがんばりに感謝と敬意を表したいと思います。
Randomized phase III trial of regorafenib in metastatic colorectal cancer: analysis of the CORRECT Japanese and non-Japanese subpopulations.
- 受理日
Yoshino T, Komatsu Y, Yamada Y, Yamazaki K, Tsuji A, Ura T, Grothey A, Van Cutsem E, Wagner A, Cihon F, Hamada Y, Ohtsu A.
- 雑誌名
Invest New Drugs.
- コメント
大腸のlast lineでの世界標準治療となったRegorafenibのCORRECT試験の日本人サブ解析の結果が報告されました。大腸の世界標準治療を検証する試験に関わる事ができ、本邦の仲間達との協力の賜です。化療Gのメンバーの尽力により、2nd authorに載ることができました。皆のがんばりに感謝します。
Altered levels of serum sphingomyelin and ceramide containing distinct acyl chains in young obese adults
- 受理日
Hisatoshi Hanamatsu, Shunsuke Ohnishi, Shota Sakai, Kohei Yuyama, Susumu Mitsutake, Hiroshi Takeda, Satoshi Hashino, and Yasuyuki Igarashi
- 雑誌名
Nutrition & Diabetes
- コメント
先端生命科学研究院の先生方との共同研究です.若年高度肥満者のスフィンゴ脂質を測定し,飽和脂肪酸結合型スフィンゴミエリンの血中濃度が肥満合併症の多くのパラメータと相関することを見いだしました.
(大西)
Endoscopic nasogallbladder tube or stent placement in acute cholecystitis: a preliminary prospective randomized trial in Japan
- 受理日
- Itoi T, Kawakami H, Katanuma A, Irisawa A, Sofuni A, Itokawa F, Tsuchiya T, Tanaka R, Umeda J, Ryozawa S, Doi S, Sakamoto N, Yasuda I
- 雑誌名
- Gastrointestinal Endoscopy
- コメント
本邦で行った内視鏡的胆嚢ドレナージ術に関する多施設共同RCTがGIEにacceptされました!大学の"臨床"を担うべく,これからも質の高い臨床研究を提案,立案,実行,継続するように頑張ります.東京医大 糸井准教授よりコメントをいただいております.以下ご参照ください!
(河上)
糸井隆夫先生コメント:
本論文はいままでありそうで無かった急性胆嚢炎に対するENGBD vs EGBSのRCTを日本の多施設で行ったものです。GIEは米国の雑誌であり、急性胆嚢炎は緊急Lap-Cが常識です。まれにPTGBDをRadiologistが行うくらいで内視鏡的ドレナージには関心がありません。従ってAcceptまでの道のりは大変でしたがなんとか皆さんのおかげで完遂できました。ありがとうございました。
Randomized phase II trial of nimotuzumab plus irinotecan versus irinotecan alone as second-line therapy for patients with advanced gastric cancer.
- 受理日
Satoh T, Lee KH, Rha SY, Sasaki Y, Park SH, Komatsu Y, Yasui H, Kim TY, Yamaguchi K, Fuse N, Yamada Y, Ura T, Kim SY, Munakata M, Saitoh S, Nishio K, Morita S, Yamamoto E, Zhang Q, Kim JM, Kim YH, Sakata Y.
- 雑誌名
Gastric Cancer.
- コメント
胃癌の化学療法では、Herceptin以来、なかなか新規分子標的治療薬の開発が進まない中、新規分子標的薬剤nimotuzumabの開発治験に、そのプロトコール立案時より関わり、一つの結果を出せたことになります。現在、この結果から、Global PIIIが計画され、当Gも参加しており進行中である。化療Gメンバーの尽力に感謝します。
Serum granulysin levels as a predictor of serious telaprevir-induced dermatological
- 受理日
Goki Suda, Yoshiya Yamamoto, Astushi Nagasaka, Ken Furuya, Mineo Kudo, Chuganji Yoshimichi, Yoko Tsukuda, Seiji Tsunematsu, Fumiyuki Sato, Katsumi Terasita, Masato Nakai, Hiromasa Horimoto, Takuya Sho, Mitsuteru Natsuizka, Kouji Ogawa, Shunsuke Ohnishi, Makoto Chuma, Yasuyuki Fujita, Riichiro Abe, Miki Taniguchi, Mina Nakagawa, Yasuhiro Asahina, Naoya Sakamoto for the NORTE Study Group
- 雑誌名
Hepatology Research
- コメント
抗HCV薬のテラプレビルにより惹起される重症皮疹に対して、血清グラニュライシン値測定が有用である という論文になります。
NORTE study groupに御登録頂いた症例を対象に検討を行わせて頂きました。多くの施設の先生方に御参加・御協力頂きこの場をかりてお礼申し上げます。
(須田)
Chromoendoscopy with iodine staining, as well as narrow-band imaging, is still useful and reliable for screening of early esophageal squamous cell carcinoma.
- 受理日
Shimizu Y, Takahashi M, Mizushima T, Ono S, Mabe K, Ohnishi S, Kato M, Asaka M, Sakamoto N
- 雑誌名
American Journal of Gastroenterology
- コメント
早期食道癌スクリーニングにおいて、NBIはヨード染色よりも特異度が高く、信頼性が高い、という前向きデータが出されていたため、自験データと症例写真を提示して、pink color signの重要性を今更ながら力説しました。letter論文ではありますが、一般消化器の一流誌にpink color signという言葉が刻まれて良かったです。
(清水)