Accept論文
Accept論文一覧
Chromoendoscopy with iodine staining, as well as narrow-band imaging, is still useful and reliable for screening of early esophageal squamous cell carcinoma.
- 受理日
Shimizu Y, Takahashi M, Mizushima T, Ono S, Mabe K, Ohnishi S, Kato M, Asaka M, Sakamoto N
- 雑誌名
American Journal of Gastroenterology
- コメント
早期食道癌スクリーニングにおいて、NBIはヨード染色よりも特異度が高く、信頼性が高い、という前向きデータが出されていたため、自験データと症例写真を提示して、pink color signの重要性を今更ながら力説しました。letter論文ではありますが、一般消化器の一流誌にpink color signという言葉が刻まれて良かったです。
(清水)
Risk factors for technical failure of endoscopic double self-expandable metallic stent placement by partially stent-in-stent method.
- 受理日
Kawakubo K, Kawakami H, Toyokawa Y, Otani K, Kuwatani M, Kudo T, Abe Y, Kubo K, Kawahata S, Kubota Y, Sakamoto N.
- 雑誌名
J Hepatobiliary Pancreat Sci.
- コメント
ステントインステント法の手技不成功の因子をretrospectiveに検討しました.
久しぶりにoriginal articleをacceptしていただきました.
悪性肝門部胆管狭窄の領域は,まだまだ,エビデンスが不足していますので,これを基に,さらに質の高い研究をしていきたいと思います.
また,この論文作成にあたり,協力していただきました方々に,この場を借りて、深く感謝いたします.
(川久保)
メタリックステントのstent-in-stentの不成功要因を検討することで,成功要因が明らかとなりました.
成功要因は,細径であること,メッシュ間のセルサイズが大きいこと,
これらのステントの条件は,"レーザカットタイプ"が全てを満たすこと,と常に考えていたことが,証明できました.
これらの結果を基にして,新規ステント開発が進んでおり,現在,最終段階に入りました!
(河上)
A phase 3 non-inferiority study of 5-FU/l-leucovorin/irinotecan (FOLFIRI) versus irinotecan/S-1 (IRIS) as second-line chemotherapy for metastatic colorectal cancer: updated results of the FIRIS study.
- 受理日
Yasui H, Muro K, Shimada Y, Tsuji A, Sameshima S, Baba H, Satoh T, Denda T, Ina K, Nishina T, Yamaguchi K, Esaki T, Tokunaga S, Kuwano H, Boku N, Komatsu Y, Watanabe M, Hyodo I, Morita S, Sugihara K.
- 雑誌名
J Cancer Res Clin Oncol.
- コメント
当Gで開発し、HGCSG studyから世に出されたIRIS療法が、FIRIS studyにより検証され、ESMO guidelineに掲載され世界標準治療になったことはまだ記憶に新しい。そのFIRIS studyのup dateデータが纏められたものです。Up data データでも、FOLFIRI療法との非劣性は検証された。北海道発の標準療法の素晴らしさが再認識されたものと思います。
Association of peripheral total and differential leukocyte counts with obesity-related complications in young adults
- 受理日
Aya Yoshimura, Shunsuke Ohnishi, Chie Orito, Yukako Kawahara, Hiroyo Takasaki, Hiroshi Takeda, Naoya Sakamoto, Satoshi Hashino
- 雑誌名
Obesity Facts
- コメント
保健センターで行った臨床研究の結果を,検査技師の吉村さんに書いてもらいました.BMI>35以上の学生さんに参加してもらい,白血球数や白血球分画が肥満合併症の様々なパラメータと相関することを見いだしました.高度肥満だと20歳前後ですでにいろいろな変化が出はじめており,白血球数をみるだけである程度予想できることがわかりました.
(大西俊介)
Randomised clinical trial: Prevention of Recurrence of Peptic Ulcers by Rabeprazole in Patients Taking Low-Dose Aspirin
- 受理日
R. Iwakiri, K. Higuchi, M. Kato, M. Fujishiro, Y. Kinoshita, T. Watanabe, T. Takeuchi, M. Yamauchi, M. Sanomura, H. Nakagawa, N. Sugisaki, Y. Okada, H. Ogawa, T. Arakawa, K. Fujimoto
- 雑誌名
Alimentary Pharmacology & Therapeutics.
- コメント
パリエットによるアスピリン潰瘍の再発予防を検討した多施設共同のランダム化比較試験の成績です。PPIの著明な再発抑制効果が示されています。これは治験として行われた試験で、当科も参加しています。また、私が内視鏡判定委員として深く関わった試験でもあります。
(加藤)
Strategies for eliminating death from gastric cancer in Japan
- 受理日
Masahiro Asaka, Katsuhiro Mabe
- 雑誌名
Proceeding of the Japan Academy series B vol 90, 251-258, 2014
- コメント
がん予防内科に移動して一つ目の論文が出ました。
浅香先生を中心に進めている胃がん撲滅プロジェクトについてのレビューを日本学士院の英文誌に載せたもので、杉村隆先生や数名のレビューアーとの質問、疑問に答え、まとめたもので
す。浅香先生、加藤先生、中川宗一先生が進めてきたピロリ菌の研究、特に除菌による胃がん予防は僕自身のライフワークでもあり、今回の論文執筆の一部に携わらせて頂けたことを何より嬉しく思っています。
北大消化器内科全体の業績に少しでも貢献できるよう、がん予防内科でがんばります。
(間部)
Difference from bile duct cancer and relationship between bile duct wall thickness and serum IgG/IgG4 levels in IgG4-related sclerosing cholangitis
- 受理日
Masaki Kuwatani, Hiroshi Kawakami, Yoh Zen, Kazumichi Kawakubo, Taiki Kudo, Yoko Abe, Kimitoshi Kubo, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Hepatogastroenterology
- コメント
内容の斬新さが足りなかったこと,症例数がやや少なめであったことで厳しい批判も受けましたが,最終的に何とかacceptにこぎつけることができました.これを糧にまた頑張ります.
(?谷)
Endoscopic ultrasonography-guided liver abscess drainage using a didicated wide flared-end fully covered self-expandable metallic stent.
- 受理日
Kawakami H, Kawakubo K, Kuwatani M, Kubota Y, Abe Y, Kawahata S, Kubo K, Sakamoto N.
- 雑誌名
Endoscopy
- コメント
肝膿瘍に対する専用metallic stentを用いたinterventional EUSがEndoscopyにacceptされました.
経皮経肝的アプローチが困難な部位に対するinterventional EUSはきわめて有用であり,大口径の金属ステントを用いることで良好なドレナージが迅速に得られたこと,の2点が評価されたのではないかと思います.
今後もinterventional EUSの発展に要注目です!
(河上)
Effect of antispasmodic drugs on EUS/EUS-guided fine-needle aspiration: A multicenter randomized controlled trial
- 受理日
Masaki Kuwatani, Hiroshi Kawakami, Tsuyoshi Hayashi, Kazunori Eto, Hiroaki Yamato, Manabu Onodera, Hirohito Naruse, Koji Oba
- 雑誌名
Endoscopic Ultrasound
- コメント
多施設共同前向き試験であるにも関わらず,なかなかコンセプトを理解してもらえなかったため,
このacceptに至るまでに大変な苦労をしましたが,ようやく報われました.鎮痙剤をEUS/EUS-FNAでは使用しないことが欧米ではすっかり浸透してしまっていたことが,受けの悪かった要因と思われます.ご協力いただいた皆様にはこの場をお借りして,深く感謝を申し上げます.
(?谷)
Clinical characteristics of elderly patients with proton pump inhibitor-refractory non-erosive reflux disease from the G-PRIDE study who responded to rikkunshito.
- 受理日
Sakata Y, Tominaga K, Kato M, Takeda H, Shimoyama Y, Takeuchi T, Iwakiri R, Furuta K, Sakurai K, Odaka T, Kusunoki H, Nagahara A, Iwakiri K, Furuta T, Murakami K, Miwa H, Kinoshita Y, Haruma K, Takahashi S, Watanabe S, Higuchi K, Fujimoto K, Kusano M, Arakawa T; G-PRIDE study group.
- 雑誌名
BMC Gastroenterol.
- コメント
PPI抵抗性NERDに対する六君子湯の効果を検討したG-PRIDE試験のサブ解析の報告です。この試験では北海道チームの登録症例が最多でしたが、北海道での生薬栽培に力を入れたツムラへの恩返しでしょうか。
(加藤)
Endoscopic ultrasonography-guided antegrade diathermic dilation for the treatment of complete obstruction of pancreaticogastrostomy
- 受理日
Kawakami H,Kuwatani M, Kawakubo K, Kubota Y, Abe Y, Kawahata S, Kubo K, Sakamoto N.
- 雑誌名
Endoscopy
- コメント
膵管・胃吻合部"完全"閉塞例に対するinterventional EUS techniqueがEndoscopyにacceptされました.通電ダイレイター使用によるEUSガイド下治療のチャレンジング症例です.高度な技術を要しますが,術後難治症例に対しては極めて有用と思います.
(河上)
Endoscopic placement of a fully covered self-expandable metallic stent for treating an arteriobiliary fistula.
- 受理日
Kawakami H, Okamoto M, Kuwatani M, Kubota Y, Kawakubo K, Abe Y, Kubo K, Kawahata S, Sakamoto N.
- 雑誌名
Endoscopy
- コメント
関連病院における貴重な症例が,Endoscopyにacceptされました.極めてまれな重篤な状況な上に,interventional endoscopyによりその病態を改善できたことが評価されたと思います.これからも1例1例を大切に頑張ってきます.
(河上)
Technical difficulty according to location, and risk factors for perforation, in endoscopic submucosal dissection of colorectal tumors
- 受理日
Takeshi Mizushima, Mototsugu Kato, Ichiro Iwanaga, Fumiyuki Sato,Kimitoshi Kubo, Nobuyuki Ehira, Minoru Uebayashi, Shouko Ono, Manabu Nakagawa, Katsuhiro Mabe, Yuichi Shimizu, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Surgical Endoscopy
- コメント
北見で全面的にESDを任せて頂いていましたので、その結果を何か形に残したいと思い今回の論文を書き始めました。そして、なんとか無事にアクセプトされましたが、本音はビックリしています(笑)。大腸ESDもこれから多くの施設で導入・普及されていくと思います。この論文が少しでもお役に立てればと思っております。
最後に論文作成に関して御指導頂いた加藤元嗣先生、ESDを全て任せて頂いた北見赤十字病院、上林実先生、そしてご協力頂いた全ての先生方にこの場をお借りしてお礼申し上げます。
有り難うございました!
(水島)
Rendezvous biliary recanalization combining percutaneous and endoscopic techniques using a diathermic dilator for bile duct obstruction
- 受理日
Kawakami H, Abo D, Kawakubo K, Kuwatani M, Yoshino Y, Abe Y, Kubo K, Kubota Y, Sakuhara Y, Shirato H, Sakamoto N.
- 雑誌名
Endoscopy
- コメント
通電ダイレイター....使いようによっては経皮経肝的とのコラボでも有用です.Endoscopyにスピード命でacceptしていただきました.ありがたや.
(河上)
Intra-gastric pH following single oral administrations of rabeprazole and esomeprazole: double-blind cross-over comparison
- 受理日
Furuta K., Kohata Y., Fujiwara Y., Sugimoto M., Uotani T, Yamade M, Sahara S, Ichikawa H, Furuta T., Nio K., Iwakiri R., Inamori M., Kawamura O., Kusano M., Kato M., Kawami N., Iwakiri K., Takeuchi T., Higuchi H., Aimi M, Naora K., Fujimoto K., Arakawa T., Kinoshita Y.
- 雑誌名
Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition
- コメント
SAMURAIグループで行った2種類のPPIによる二重盲検クロスオーバー試験の成績です。北大では学生さんに被験者になって頂いてpHモニタリングを施行しています。
(加藤)
High and low negative pressure suction techniques in endoscopic ultrasound-guided fine needle tissue acquisition using 25-gauge needles: A multicenter prospective randomized controlled trial
- 受理日
Kudo T, Kawakami H, Hayashi T, Yasuda I, Mukai T, Inoue H, Katanuma A, Kawakubo K, Ishiwatari H, Doi S, Yamada R, Maguchi H, Isayama H, Mitsuhashi T, Sakamoto N, for the Japan EUS-FNA negative pressure suction Study Group
- 雑誌名
Gastrointestinal Endoscopy
- コメント
胆膵5連発!工藤先生の学位論文が,GIE 誌に accept されました!胆膵専門医を育てるべく,後輩の先生方への熱い指導を期待しています!また,この場をお借りして,共同研究関係者の方々に厚く御礼申し上げます.さて,私はと言えば,短時間ではありますが義務感と達成感に浸ろうかな....大学院生の学位テーマ,特に前向き研究を考えるのは本当に大変ですが,top journalにacceptされるようなネタ探しを続けていくよう,今後も頑張りたいと思います.ひそかに胆膵グループを気になっている学外を含めた先生!入隊(?)をお薦めしますよ.私,北大卒業生ではないですが,色々一生懸命教えますので.
(河上)
Endoscopic ultrasound-guided transluminal drainage for peripancreatic fluid collections: Where we are now?
- 受理日
Kawakami H, Itoi T, Sakamoto N
- 雑誌名
Gut and Liver
- コメント
胆膵4連発!EUSガイド下ドレナージ術の中でも,peripancreatic fluid collectionに対するself-expandable metallic stentを用いたドレナージ術のreviewをさせて頂きました.EUSガイド下ドレナージ術に関するreviewは散見されますが,本論文のようにstentの種類にスポットを当てたreviewはありません.マニアックな内容ですが,今後の方向性が把握できますので,胆膵マニアな皆様.必読です!
(河上)
Endoscopic ultrasound-guided antegrade diathermic dilation followed by self-expandable metallic stent placement for malignant distal biliary stricture
- 受理日
Kawakami H, Kuwatani M, Kawakubo K, Kudo T, Abe Y, Kubo K, Kubota Y, Sakamoto N
- 雑誌名
Endoscopy
- コメント
胆膵3連発!EUSガイド下通電ダイレイター関連処置をacceptして頂きました.海外では未発売(!)の6Fを用いた高度狭窄に対する使用経験は,経乳頭的2報(Endoscopy,GIE),EUSガイド下2報(DEN,Endoscopy)となりました.通電ダイレイターを用いたEUSガイド下瘻孔拡張は標準的手法となりつつありますが,応用手技である狭窄部拡張は,内視鏡医に多くの可能性をもたらすものと考えています.
(河上)
CTNNB1 mutational analysis of solid-pseudopapillary neoplasms of the pancreas using EUS-guided fine-needle aspiration and next-generation deep sequencing
- 受理日
Kubota Y, Kawakami H, Natsuizaka M, Kawakubo K, Marukawa K, Kudo T, Abe Y, Kubo K, Kuwatani M, Hatanaka Y, Mitsuhashi T, Matsuno Y, Sakamoto N
- 雑誌名
Journal of Gastroenterology
- コメント
「1 日が 24 時間であること」学生の頃に某科の教授から教わった,すべての人に平等なことのひとつです.また3年目の頃,自身もスピード狂である某先生より,臨床におけるスピード感を教わりました.今回の研究では時間をおけばどこかから出てしまうといった危機感・基礎のスピード感がありました.ですから,今は喜びと,それ以上の安堵を感じています.ご指導いただいた先生方,実験環境を整えて下さった医局の皆様方,ありがとうございました.
(久保田)
胆膵2連発!久保田先生の学位論文が,JG 誌に accept されました!当科における次世代シーケンサーを用いた論文の第1号です.研究開始1年以内で学位確定です.今回の研究のポイントは,久保田先生の言うスピードもさることながら,"希少"疾患の"希少"検体を利用した研究デザインであったことです.研究のターゲットを決めてから,これまでにない速さで患者様が集まり,協力もして頂くことができました.また,久保田先生は本研究で浜名湖シンポジウムにおいて受賞もされました.持っていますね.
(河上)
Candy-like sign during endoscopic ultrasound-guided choledochoduodenostomy as an indication of the long distance between the bile duct and duodenal wall.
- 受理日
Kawakami H, Kuwatani M, Kawakubo K, Kudo T, Abe Y, Kubo K, Kubota Y, Sakamoto N.
- 雑誌名
Endoscopy
- コメント
院内の先生方は先々週の朝カンファのプレゼンを覚えてますでしょうか?スピード命でacceptして頂きました.私にとってのホワイトデー?ですね.... EUS-CDSは1st lineになるうる手技と思っていますが,acceptされるのはrescue techniqueばかり....このままではsalvage drainageの域を越えないとの認識でしょうか?ERCPと異なり,膵炎がないのは大きな利点ですが,果たして....
(河上)