Accept論文

Accept論文一覧

Eccentric abscess due to bile duct microperforation caused by self-expandable metal stent and neoadjuvant chemoradiation.

受理日
Authors

Kuwatani M, Kawamoto Y, Nakamura T

雑誌名

Clinical Gastroenterology and Hepatology

コメント

1人の患者さんを3人の主治医で経時的にみていたところ,びっくりするようなことが起きてしまいました.それをそのまま3人共著でまとめさせていただきました.(著者が3人限定であったため,ご協力いただいき共著に加えることができなかった先生方には,この場をお借りしてお詫び,そして感謝申しあげます.)この症例で学んだことを明日からの診療に役立てて生きたいと思います.
(?谷)

Transpapillary selective bile duct cannulation technique: A review of Japanese randomized controlled trials since 2010 and an overview of clinical results in precut sphincterotomy since 2004.

受理日
Authors

Kawakami H, Kubota Y, Kawahata S, Kubo K, Kuwatani M, Kawakubo K, Sakamoto N.

雑誌名

Digestive Endoscopy

コメント

胆膵専門医にとっては永遠のテーマである選択的胆管挿管に関する本邦からのRCT、およびprecut法についての論文のまとめを執筆させていただきました。Precut法はいくつかの方法に大別されますが、各方法の定義が曖昧であり、本論文内で明確に定義させていただきました。また、私のお薦めについても執筆させていただきました。総説・原著論文・症例報告・letter論文までの全論文を手抜きせず引用し、現時点で最も詳細な論文と自負できる内容です。北海道大学消化器内科に在籍中の最後の筆頭著者原著論文になると思います、個人的には大変感慨深い論文となりました。皆様大変お世話になり有難うございました。
(河上)

Analysis of Helicobacter pylori genotypes in clinical gastric wash samples.

受理日
Authors

Miyamoto S, Watanabe Y, Oikawa R, Ono S, Mabe K, Kudo T, Yamamoto H, Ito F, Kato M, Sakamoto N.

雑誌名

Tumor Biology

コメント

胃洗浄液を用いてのピロリ菌の検討をさせていただきました。
ご指導いただきました聖マリアンナ大学 渡邊先生をはじめ、加藤先生、坂本先生、たくさんの先輩方のご協力をいただきこのような結果となりました。
今後も日々精進していきたく思います。本当にありがとうございました。
(宮本)

Viral life cycle of hepatitis B virus : host factors and druggable targets.

受理日
Authors

Morikawa K, Suda G, and Sakamoto N.

雑誌名

Hepatology Research

コメント

B型肝炎ウイルスの生活環と関与する宿主因子および創薬ターゲットについて総説を書く機会をいただきました。2012年に本邦で始まったB型肝炎創薬実用化事業も2016年で5年目を迎えますが、一筋ではいかない手強さとB型肝炎完全治癒に向けた世界中の取り組みを示した論文となってると思います。
(森川)

Evidence-based clinical practice guidelines for peptic ulcer disease 2015.

受理日
Authors

Satoh K, Yoshino J, Akamatsu T, Itoh T, Kato M, Kamada T, Takagi A, Chiba T, Nomura S, Mizokami Y, Murakami K, Sakamoto C, Hiraishi H, Ichinose M, Uemura N, Goto H,Joh T, Miwa H, Sugano K, Shimosegawa T.

雑誌名

Journal of Gastroenterology

コメント

これは日本消化器病学会ガイドラインで消化性潰瘍2015改訂版の英語版です。字数制限から治療に関するQ&Aのみが英文化されています。私の担当はH. pylori除菌の初期治療です。
(加藤)

IgG4-related sclerosing cholangitis: All we need to know.

受理日
Authors

Zen Y, Kawakami H, Kim JH

雑誌名

Journal of Gastroenterology

コメント

神戸大学 全教授,Seoul National UniversityのKim教授との共同執筆した論文が受理されました.現時点で最も濃密な内容に仕上がっていると思います.肝胆膵専門医必見の論文は,クリスマスプレゼントになりますか?]
(河上)

A randomized phase II study of S-1 plus oral leucovorin versus S-1 monotherapy in patients with gemcitabine-refractory advanced pancreatic cancer.

受理日
Authors

Ueno M, Okusaka T, Omuro Y, Isayama H, Fukutomi A, Ikeda M, Mizuno N, Fukuzawa K, Furukawa M, Iguchi H, Sugimori K, Furuse J, Shimada K, Ioka T, Nakamori S, Baba H, Komatsu Y, Takeuchi M, Hyodo I, Boku N.

雑誌名

Ann Oncol

コメント

S-1とLVの合剤となるTAS118のRPIIである。PIIIの結果が待たれる。
(小松)

S-1 plus leucovorin versus S-1 plus leucovorin and oxaliplatin versus S-1 plus cisplatin in patients with advanced gastric cancer: a randomised, multicentre, open-label, phase 2 trial.

受理日
Authors

Hironaka S, Sugimoto N, Yamaguchi K, Moriwaki T, Komatsu Y, Nishina T, Tsuji A, Nakajima TE, Gotoh M, Machida N, Bando H, Esaki T, Emi Y, Sekikawa T, Matsumoto S, Takeuchi M, Boku N, Baba H, Hyodo I.

雑誌名

Lancet Oncol

コメント

胃癌の新標準治療SOLの開発のためのRPII試験である。結果は素晴らしいものであり、Lancet oncologyに掲載された。化療Gメンバーの素晴らしい仕事の結果、代表として私がco-authorに入る事ができた。この場をかりて感謝したい。
(小松)

Development and Validation of an International Classification System for the Prediction of High grade dysplasia and Esophageal adenocarcinoma in Barrett's Esophagus using Narrow Band Imaging: The BING Criteria.

受理日
Authors

Sharma P, Bergman J, Goda K, Kato M, Messman H, Alsop B, Gupta N, Vennalaganti P, Hall M, Goldblum J, Waxman I.

雑誌名

Gastroenterology

コメント

Barrett癌の内視鏡診断のための使いやすいNBI内視鏡分類を目指して、米国(Dr Sharna, Dr Waxman)、欧州(Dr Bergman, Dr Messman)、日本(郷田先生、私)の6名でThe BING Criteria を作成検証しました。日本ではBarrett癌が少ないので、欧米で症例を集め、全員でこのCriteriaで診断を行っています。最初の会合をマイアミで行ったのが2009年で受理までに6年が経過しています。この分類の拡大内視鏡版がJBIGで、北大と慈恵医大で検討した論文は現在投稿中です。
(加藤)

ZEB1 expression is associated with prognosis of intrahepatic cholangiocarcinoma.

受理日
Authors

Terashita K, Chuma M, Hatanaka Y, Hatanaka K, Mitsuhashi T, Yokoo H, Ohmura T, Ishizu H, Muraoka S, Nagasaka A, Tsuji T, Yamamoto Y, Kurauchi N, Shimoyama N, Toyoda H, Kumada T, Kanaoka Y, Maeda A, Ogawa K, Natsuizaka M, Kamachi H, Kakisaka T, Kamiyama T, Taketomi A, Matsuno Y, Sakamoto N.

雑誌名

Journal of Clinical Pathology

コメント

多数の先生方のおかげで受理することができました、有難うございました。
(寺下)

Subgroup analyses of the safety and efficacy of ramucirumab in Japanese and Western patients in RAINBOW: a randomized clinical trial in second-line treatment of gastric cancer.

受理日
Authors

Shitara K, Muro K, Shimada Y, Hironaka S, Sugimoto N, Komatsu Y, Nishina T, Yamaguchi K, Segawa Y, Omuro Y, Tamura T, Doi T, Yukisawa S, Yasui H, Nagashima F, Gotoh M, Esaki T, Emig M, Chandrawansa K, Liepa AM, Wilke H, Ichimiya Y, Ohtsu A.

雑誌名

Gastric Cancer

コメント

胃癌のセカンドラインの世界標準療法となったRAINBOW試験の日本人解析の結果である。日本人でも主解析とほぼ同様の結果であり、本邦でこの治療を実施することの正当性が確認された。
(小松)

Two cases of chronic gastritis with non-Helicobacter pylori helicobacter infection.

受理日
Authors

Shiratori S, Mabe K, Yoshii S, Takakuwa Y, Sato M, Nakamura M, Kudo T, Kato M, Asaka M, Sakamoto N.

雑誌名

Internal Medicine

コメント

NTT札幌病院で研修をしていた白鳥先生と一緒に書いた、ピロリ以外のヘリコバクター、H. suis胃炎の内視鏡的特徴である可能性を示した論文です。初期研修1年目の先生と一緒に論文作成し受理されたことを嬉しく思っています。
(間部)

Interferon (IFN) and Cellular Immune Response Evoked in RNA-Pattern Sensing During Infection with Hepatitis C Virus (HCV).

受理日
Authors

Nakai M, Oshiumi H, Funami K, Okamoto M, Matsumoto M, Seya T, Sakamoto N.

雑誌名

Sensors

コメント

免疫学教室の瀬谷先生からHCVの自然免疫に関してのMini Reviewを作成させていただく機会を頂きました。瀬谷研の先生方および坂本先生に深く感謝いたします。
(中井)

Balloon catheter versus basket catheter for endoscopic bile duct stone extraction: A multicentre prospective randomised controlled trial.

受理日
Authors
Ishiwatari H, Kawakami H, Hisai H, Yane K, Onodera M, Eto K, Haba S, Okuda T, Ihara H, Kikutsu T, Matsumoto R, Kitaoka K, Sonoda T, Hayashi T, for the Hokkaido Interventional EUS/ERCP study (HONEST) group
雑誌名
Endoscopy
コメント

今回の論文は,Hokkaido Interventional EUS/ERCP study (HONEST) groupが,札幌医大 石渡先生を主任研究者として行った臨床研究です.
Endoscopy誌にacceptされました!この論文に関わることができたことに感謝です.
質の高い研究が続き,groupを結成した意義をしみじみ感じています.
石渡先生よりコメントをいただいています.
(河上)

札幌医大 石渡裕俊先生のコメント

本試験は,小さい胆管結石の排石カテーテルは何が優れているのか?というベーシックな疑問に解答をだすべく行った,北海道発の多施設共同研究です.
結果として,バルーンがバスケットよりも,1本のカテーテルで完遂する可能性が高いという解答を導き出すことができました.
一般診療に非常に有用な試験になったのではないかと思います.
この試験を通して,多くの事を勉強させていただきました.関係いただいた先生方に心から感謝いたします.
(札幌医大 石渡裕俊)

A multicenter, non-randomized trial of single-stage endoscopic treatment for acute cholangitis associated with choledocholithiasis.

受理日
Authors

Eto K, Kawakami H, Haba S, Yamato H, Okuda T,Yane K, Hayashi T, Ehira N, Onodera M, Matsumoto R, Matsubara Y, Takagi T, sakamoto N.

雑誌名

JHBPSci

コメント

北海道内で行っていた多施設共同RCTです.内容はタイトルのままです.
軽症・中等症急性胆管炎を合併した総胆管結石に対する治療の第一選択は常識的には胆道ドレナージ術ではないでしょうか?
私は,"排石こそが最高のドレナージ術"との信念より,一期的治療の有用性に関する検討を行ってきました.
症例集積に約2年を要しましたが,その有用性・安全性につき,無事に結果を纏め上げることができました.
常識を新たなものの変えることができ,ガイドライン改訂の際に注目されるようになれば,と考えています.
最後に,この場をお借りして,関係者各位の皆様に厚く御礼申し上げます.
(河上)

Endoscopic ultrasound-guided fine-needle aspiration of gastrointestinal and pancreatic tumors: is negative pressure helpful or does it suck?

受理日
Authors

Kawakami H, Kubota Y, Sakamoto N.

雑誌名

Digestive Diseases and Sciences

コメント

老舗雑誌であるDDSからeditorialの執筆依頼が舞い込んできました.Reviewをした訳でもないので,少し驚きです.久しぶりのacceptでホッとしています.
EUS-FNAは保険承認以降,本邦でも確立した手技となっています.現在,検体採取の際には,陰圧をかける,あるいは,陰圧は不要である,との対立する意見が存在し,ちょっとした論争になっています.
自身は通常陰圧でも検体が採取不能であれば,高陰圧を行うことを推奨し,論文を発表しています.実臨床としては合理的な方法と考えており,陰圧を使わない理由はない,と考えています.
今回は,この立ち位置を支持していただいたDDS editorからのプレゼントと受け取っています.
(河上)

Feasibility of using an enzymatically activatable fluorescence probe for the rapid evaluation of pancreatic tissue obtained using endoscopic ultrasound-guided fine needle aspiration: A pilot study.

受理日
Authors

Kawakubo K, Ohnishi S, Hatanaka Y, Hatanaka CK, Hosono H, Kubota Y, Kamiya M, Kuwatani M, Kawakami H, Urano Y, and Sakamoto N

雑誌名

Molecular Imaging and Biology

コメント

EUS-FNA検体に、散布したらどうなるか?、と、疑問に思い、研究を開始しました。なんと、がん組織の部位が、見事に蛍光を発しました。本研究の成果が、がん特異的プローブを用いたEUS-FNAによる膵がんの迅速組織診断への足がかりになると考えております。プローブおよびイメージング装置を提供して頂いた東京大学浦野泰照先生、検体の評価をして頂いた北海道大学病院病理部畑中豊先生、畑中佳奈子先生、研究の御指導を頂いた大西俊介先生、また、実験に御協力いただきました諸先生がたに、深く感謝申し上げます。
(川久保)

Study protocol of the TRICOLORE trial: a randomized phase III study of oxaliplatin-based chemotherapy versus combination chemotherapy with S-1, irinotecan, and bevacizumab as first-line therapy for metastatic colorectal cancer.

受理日
Authors

Komatsu Y, Ishioka C, Shimada K, Yamada Y, Gamoh M, Sato A, Yamaguchi T, Yuki S, Morita S, Takahashi S, Goto R, Kurihara M.

雑誌名

BMC Cancer. 2015 Sep 9;15:626.

コメント

北海道で我々が作ったIRIS+BV療法と世界標準であるmFOLFOX&+BVの第三相比較試験であるTricolore試験のProtocol Paperがやっとacceptになりました。すでに本試験の集積は終了し、現在フォローアップ中の試験です。
最初の投稿からacceptまで、rejectされないまま、15ヶ月もかかったという苦労作品です。こんな事もあるのですね。
(小松)

Effect of Fetal Membrane-Derived Mesenchymal Stem Cell Transplantation in Rats with Acute and Chronic Pancreatitis.

受理日
Authors

Kawakubo K, Ohnishi S, Fujita H, Kuwatani M, Onishi R, Masamune A, Takeda H, Sakamoto N.

雑誌名

Pancreas

コメント

卵膜由来間葉系幹細胞の急性膵炎および慢性膵炎に対する効果を検討し、論文化することができました。北大にきてから始めた動物実験や細胞を用いた実験を、形にすることができ、感慨深いものがあります。論文までの道のりは大変長く、大西俊介先生をはじめ、数多くの先生、学生さんに、ご指導を賜りました。本当に、ありがとうございました。
(川久保)

Pazopanib-induced severe acute pancreatitis.

受理日
Authors

Kawakubo K, Hata H, Kawakami H, Kuwatani M, Kawahata S, Kubo K, Imafuku K, Kitamura S, Sakamoto N.

雑誌名

Case Reports in Oncology

コメント

皮膚科の秦洋郎助教をはじめ諸先生がたに御協力いただき、論文化することができました。この場を借りて、深く感謝申し上げます。近年の分子標的治療薬の発展は目覚しいものがあり、知識のupdateが大変なこの頃ですが、Multikinase inhibitorのside effectとしての薬剤性急性膵炎、も胆膵専門医としては、知っておくべきことの一つと思われます。
(川久保)