Accept論文
Accept論文一覧
Feasibility of a modified simplified narrow-band imaging classification system for Barrett's esophagus-related superficial neoplasms among novice endoscopists.
- 受理日
Hiroto Furuhashi, Kenichi Goda, Yuichi Shimizu, Masayuki Kato, Masakazu Takahashi, Chika Kinoshita, Satotaka Ando, Koji Hirata, Ayane Aonuma, Taku Shigesawa, Masaki Inoue, Mototsugu Kato
- 雑誌名
Journal of Gastroenterology
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慈恵医大グループと北大グループとの共同研究の第2報です。以前に有用性を報告した早期バレット食道癌に対する新規NBI拡大内視鏡診断基準(J Gastroenterol 2017)が、内視鏡初学者に対しても高い学習効果が得られることが示されました。当時、後期研修医だった当科の若手4名も共著者に名を連ねております。良い成績を出してくれて感謝してます。
(清水)
Extracellular vesicles from amnion-derived mesenchymal stem cells ameliorate hepatic inflammation and fibrosis in rats.
- 受理日
Masatsugu Ohara, Shunsuke Ohnishi, Hidetaka Hosono, Koji Yamamoto, Kohei Yuyama, Hideki Nakamura, Qingjie Fu, Osamu Maehara, Goki Suda and Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Stem Cells International
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羊膜由来間葉系幹細胞(AMSC)の培養上清中に含まれている液性因子の検討として始まった細胞外小胞(EVs)研究です.
AMSC投与が肝線維症を改善する当研究室の報告に続いて、MSCが分泌するEVsでも、脂肪肝炎や肝線維症における炎症抑制、抗線維化効果について検討した論文となります.ご指導いただきました坂本教授、基礎研究について一からご指導いただき,仮説検証や実験計画の組み立てなど研究の楽しさから論文作成までご指導を頂いた大西俊介先生、また、再生医療grメンバー,研究室スタッフの方々、消化器内科医局スタッフの皆様に心より感謝申し上げます.
(大原)
Successful retreatment with glecaprevir and pibrentasvir for genotype 1 or 2 HCV infected hemodialysis patients who failed to respond to treatment with HCV NS5A inhibitor and HCV protease inhibitor: a case report.
- 受理日
Goki Suda, Masato Nakai, Takuya Sho, Megumi Kimura, Tomoe Shimazaki,
Osamu Maehara, Taku Shigesawa, Kazuharu Suzuki, Akihisa Nakamura,
Masatsugu Ohara Machiko Umemura, Naoki Kawagishi, Masaru Baba,
Mitsuteru Natsuizaka, Kenichi Morikawa, Koji Ogawa, and Naoya
Sakamoto for the NORTE Study Group- 雑誌名
Internal medicine
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DCV/ASV非著効・透析患者に対するG/P療法の再治療成績をまとめたcase reportが internal medicineにアクセプトされました。C型肝炎合併透析症例におけるDAAs再治療のほぼfirst report となるかと思います。
ご指導頂きました坂本直哉教授、肝臓グループの先生方、消化器内科医局のスタッフの方々に心より感謝申し上げます。
(須田)
Direct recanalization of the pancreaticogastrostomy obstruction with a forward-viewing echoendoscope.
- 受理日
Masaki Kuwatani, Shin Kato, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Digestive Endoscopy
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直視型超音波内視鏡を上手く用いることで、難しい手技を成功させることができました。
この場を借りまして、紹介医の江平宣起先生、上林実先生に感謝申し上げます。
(桑谷)
Evaluation of Gastric Acid Suppression with Vonoprazan using Calcium Carbonate Breath Test.
- 受理日
宮本秀一、津田桃子、加藤元嗣、間部克裕、武藤修一、小野尚子、清水勇一、坂本直哉
- 雑誌名
Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition
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函館でサナダムシフィーバーとなっています宮本です。
そんな僕ですが、炭酸カルシウム呼気試験を用いてボノプラザンの酸分泌抑制能を検討した論文が受理されました。
非常に時間がかかってしまいましたが、このような形となり本当に嬉しいです。
今後さらに増えていくボノプラザン関連論文に引用される大事なデータと考えております。
一緒に実験をおこなっていただきました津田桃子先生、相談にのっていただきました武藤修一先生、最後の最後まで見捨てずご指導いただきました加藤元嗣先生をはじめ、ご協力いただきました皆様本当にありがとうございました。
大学での研究内容ですが、函館の地からまずは1本報告ができ安堵しております。
引き続きサナダムシと戯れながら精進いたします。
(宮本)
Conditioned medium from human amnion-derived mesenchymal stem cells regulates activation of primary hepatic stellate cells.
- 受理日
Fu Q, Ohnishi S, Sakamoto N.
- 雑誌名
Stem Cells International
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羊膜間葉系幹細胞由来培養上清の培養肝星細胞に対する活性化制御を検討した研究です。培養上清の星細胞の活性化に関する多面的な抑制作用を確認し、肝硬変再生治療の有力な作用機序と考えられました。ご指導いただきました大西俊介先生、研究の流れにアドバイスを下さった坂本教授、研究室の先生方、また、研究を助けてくれたスタッフの皆様に心より感謝申し上げます。
(付慶傑)
Safety and efficacy of elbasvir and grazoprevir in Japanese hemodialysis patients with genotype 1b hepatitis C virus infection.
- 受理日
Goki Suda, Masayuki Kurosaki, Jun Itakura, Namiki Izumi, Yoshihito Uchida, Satoshi Mochida, Chitomi Hasebe, Masami Abe , Hiroaki Haga, Yoshiyuki Ueno, Ikuto Masakane, Kazumichi Abe, Atsushi Takahashi, Hiromasa Ohira, Ken Furuya, Masaru Baba, Yoshiya Yamamoto, Tomoe Kobayashi, Atsuhiko Kawakami, enichi Kumagai, Katsumi Terasita, Masatsugu Ohara, Naoki Kawagishi, Machiko Umemura, Masato Nakai, Takuya Sho, Mitsuteru Natsuizaka, Kenichi Morikawa, Koji Ogawa, and Naoya Sakamoto for the NORTE Study Group
- 雑誌名
Journal of Gastroenterology
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ゲノタイプ1型HCV感染透析患者に対するgrazoprevir, elbasvir の治療成績をNORTE study group, 全国の先生方のご協力のもと、纏めさせて頂きました。本邦にいても、ゲノタイプ1型HCV感染透析患者さんに対してgrazoprevir, elbasvir療法が、標準治療となる事を示しせた論文となったかと思います。
多大なご協力を頂きました全国の参加御施設の先生方、ご指導頂きました坂本直哉教授、肝臓グループの先生方、消化器内科医局のスタッフの方々に心より感謝申し上げます。
(須田)
Effects of human amnion-derived mesenchymal stem cells and conditioned medium in rats with sclerosing cholangitis.
- 受理日
Sugiura R, Ohnishi S, Ohara M, Ishikawa M, Miyamoto S, Onishi R, Yamamoto K, Kawakubo K, Kuwatani M, Sakamoto N.
- 雑誌名
Am J Transl Res
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薬剤誘発性硬化性胆管炎ラットに対するヒト羊膜間葉系幹細胞投与とその培養上清の静脈内投与を検討したものです。
様々なことを経験でき、大変有意義でした。
研究、英文作成など様々な面でご指導頂いた大西俊介先生に感謝申しあげます。
また、臨床をしながらの実験で早朝や深夜にもかかわらず、快く協力して頂いた先生方、誠にありがとうございました。
(杉浦)
Safety and efficacy of elbasvir/grazoprevir for the treatment of chronic hepatitis C: Current evidence.
- 受理日
Morikawa K*, Nakamura A, Shimazaki T, and Sakamoto N.
- 雑誌名
Drug Design, Development and Therapy
- コメント
エルバスビル+グラゾプレビル治療の総説を書く機会を頂きました。そろそろ新規DAAsも打ち止め感がありますが、C型肝炎ウイルス撲滅に向けた世界での取り組みの一部を担う薬剤であると再確認出来ました。
(森川)
Palmitoylethanolamide ameliorates carbon tetrachloride-induced liver fibrosis in rats.
- 受理日
Masatsugu Ohara, Shunsuke Ohnishi, Hidetaka Hosono, Koji Yamamoto, Qingjie Fu, Osamu Maehara, Goki Suda, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Frontiers in Pharmacology
- コメント
羊膜由来間葉系幹細胞の培養上清中に含まれている液性因子の検討の一つとして始まったPalmitoylethanolamide(PEA)研究です.ラットの四塩化炭素誘発肝線維症がPEA投与によって線維化が改善されること,in vitroで肝星細胞の活性化抑制について検討した論文となります.ご指導いただきました坂本教授、基礎研究について一からご指導いただき,ほぼ毎週実験結果についてご助言から論文作成までご指導を頂いた大西俊介先生、再生医療grメンバー,研究室スタッフの方々、消化器内科医局スタッフの皆様に心より感謝申し上げます。
(大原)
The Effect of Everolimus on Refractory Hypoglycemia in a Patient with Inoperable Metastatic Insulinoma Evaluated by Continuous Glucose Monitoring.
- 受理日
Yanagiya S, Cho KY, Nakamura A, Nomoto H, Kawamoto Y, Kawakubo K, Komatsu Y, Mitsuhashi T, Miyoshi H, Atsumi T.
- 雑誌名
Intern Med
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貴重な症例を第二内科の先生方と相談しながらまとめて頂いたものです。担当の川本先生とco-authorに入れてもらいました。これからは増えていくタイプのpaper かもしれません。
(小松)
L-carnitine suppresses loss of skeletal muscle mass in patients with liver cirrhosis.
- 受理日
Masatsugu Ohara, Koji Ogawa, Goki Suda, Megumi Kimura, Osamu Maehara, Tomoe Shimazaki, Kazuharu Suzuki, Akihisa Nakamura, Machiko Umemura, Takaaki Izumi, Naoki Kawagishi, Masato Nakai, Takuya Sho, Mitsuteru Natsuizaka, Kenichi Morikawa, Shunsuke Ohnishi and Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Hepatology Communications
- コメント
2016年5月に日本肝臓学会よりサルコペニア判定基準が提唱されるなど、肝疾患の予後とサルコペニアの関連が明らかとなりつつあり、診断およびその対策が重要視されつつあります.
これまで運動・栄養療法の他、薬剤介入としてはBCAA製剤のみの報告でしたが,カルニチンがサルコペニア対策の一助になる可能性について示した論文となります.
ご指導いただきました坂本教授、サルコペニアのテーマを与えていただいた小川先生、論文のご指導を頂いた須田先生はじめ肝臓Grの先生、消化器内科医局スタッフの皆様に心より感謝申し上げます.
(大原)
Evaluation of amnion-derived mesenchymal stem cells for treatment-resistant moderate Crohn's disease: Study protocol for a phase I/II, dual-center, open-label, uncontrolled, dose-response trial.
- 受理日
Otagiri S, Ohnishi S, Miura A, Hayashi H, Kumagai I, Ito YM, Tatsurada T, Nakamura S, Okamoto R, Yamahara K, Cho KY, Isoe T, Sato N, Sakamoto N.
- 雑誌名
BMJ Open Gastroenterology
- コメント
当科と兵庫医大で進行中の、クローン病に対するヒト羊膜由来間葉系幹細胞投与の fist-in-human 試験のプロトコル論文です。自分は論文を書くことが初めてで何もわかりませんでしたが、大西俊介先生に0から教えて頂きまして、大変勉強になりました。今後はこの試験が無事に成功するように力になれればと考えております。ご指導頂いた先生方、ありがとうございました。
(小田切)
Prophylactic Effect of Dexamethasone on Regorafenib-Related Fatigue and/or Malaise: A Randomized, Placebo-Controlled, Double-Blind Clinical Study in Patients with Unresectable Metastatic Colorectal Cancer (KSCC1402/HGCSG1402).
- 受理日
Tanioka H, Miyamoto Y, Tsuji A, Asayama M, Shiraishi T, Yuki S, Kotaka M, Makiyama A, Shimokawa M, Shimose T, Masuda S, Yamaguchi T, Komatsu Y, Saeki H, Emi Y, Baba H, Oki E, Maehara Y; Kyushu Study Group of Clinical Cancer (KSCC).
- 雑誌名
Oncology
- コメント
当Gでも同時期に同じ発案をしたのですが、九州大のGからintergroup研究の提案があったため、協力して実施する事になったstudyです。副作用が強くマネージメントが困難と言われるレゴラフェニブの倦怠感を緩和するための研究であり貴重な仕事であったと思われます。
(小松)
Prognostic and Predictive Value of HER2 Amplification in Patients With Metastatic Colorectal Cancer.
- 受理日
Sawada K, Nakamura Y, Yamanaka T, Kuboki Y, Yamaguchi D, Yuki S, Yoshino T, Komatsu Y, Sakamoto N, Okamoto W, Fujii S.
- 雑誌名
Clin Colorectal Cancer
- コメント
化療Gの澤田先生が国立がんセンター東病院への国内留学でがんばって働いた成績をまとめて、学位論文として仕上げたものです。転移性大腸癌のHer2増幅のある患者さんについて詳細に纏めており、世界的にも大変価値のある仕事であると考えています。今後もこれを基にした様々な臨床試験も動いており大変価値のある論文となったと思います。がんばった澤田先生はもちろんのこと、御世話になった国立がんセンターの藤井先生を始めとする指導先生、留守を守ったグループのみなさんに感謝いたします。
(小松)
Lavender color in linked color imaging enables noninvasive detection of gastric intestinal metaplasia.
- 受理日
Shoko Ono, Mototsugu Kato , Momoko Tsuda , Shuichi Miyamoto , Satoshi Abiko ,Yuichi Shimizu , Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Digestion
- コメント
当院で行った前向き試験で、LCIは腸上皮化生の内視鏡診断に有用であることを証明した論文です。ラベンダーカラーという言葉だけ先走っていたのですが、やっと追いつきました。
今後は内視鏡胃癌リスク診断等へ発展させたいと思っています。
(小野)
S-1 and irinotecan plus bevacizumab versus mFOLFOX6 or CapeOX plus bevacizumab as first-line treatment in patients with metastatic colorectal cancer (TRICOLORE): a randomized, open-label, phase III, noninferiority trial.
- 受理日
Yamada Y, Denda T, Gamoh M, Iwanaga I, Yuki S, Shimodaira H, Nakamura M, Yamaguchi T, Ohori H, Kobayashi K, Tsuda M, Kobayashi Y, Miyamoto Y, Kotake M, Shimada K, Sato A, Morita S, Takahashi S, Komatsu Y, Ishioka C.
- 雑誌名
Ann Oncol
- コメント
進行大腸癌の1st lineの標準治療としては、恐らく日本人発案のものとしては初めて欧州臨床腫瘍学会(ESMO)ガイドラインに掲載され世界標準となったTricolore studyの主論文がAnn Oncolに掲載された。私が北大に戻って最初に考案したIRIS療法がHGCSGグループ並びに大学化療G皆さんの協力を得てここまで育くまれて来た集大成と考えると非常に感慨深い。企業へのコンセプト提案から実施まですべてに主導的立場で参加してきたが症例登録数で一歩及ばず1st authorは譲ったが、corresponding authorshipは認められたのと2017年ESMO本会でのOral講演、グループから複数のco-authorを輩出できた。世界標準治療を作るという大きな目標が達成できうれしい論文となった。
(小松)
Risk assessment of metachronous squamous cell carcinoma after endoscopic resection for esophageal carcinoma based on the genetic polymorphisms of alcohol dehydrogense-1B and aldehyde dehydrogenase-2: Temperance reduces the risk.
- 受理日
Satoshi Abiko, Yuichi Shimizu, Shuichi Miyamoto, Marin Ishikawa, Kana Matsuda, Momoko Tsuda, Takeshi Mizushima, Keiko Yamamoto, Shoko Ono, Takahiko Kudo, Kota Ono, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Journal of Gastroenterology
- コメント
学位の基礎論文である、通称『唾液study』がacceptされました。
この論文は、食道癌内視鏡治療後患者における異時性多発癌発症のリスク因子について、飲酒喫煙歴と遺伝子検査を交えて検討しており、今後の患者指導やサーベイランス方法の選択などに寄与するもの考えます。ALDH2の遺伝子多型は日本人を含む東アジア人に特有であり、この多型と飲酒、発癌の関係について、食道癌以外の癌腫の報告も、今後、東アジアから出てくるのではないか、と思っております。
今回、論文を書き上げることの大変さを学ぶことができました。清水先生には、IRB申請から症例収集、結果解析までの全行程にわたり、終始ご指導をいただき、心から感謝しております。また、安孫子が唾液を採取している間、内視鏡検査を回していただいたり、安孫子が不在のとき、代わりに唾液を採取していただいた内視鏡グループの皆様、ご指導いただいた全ての皆様に感謝いたします。
唾液採取は、僕の大学院生活の青春です。
(安孫子)
A phase II study of nab-paclitaxel in combination with ramucirumab in patients with previously treated advanced gastric cancer.
- 受理日
Bando H, Shimodaira H, Fujitani K, Takashima A, Yamaguchi K, Nakayama N, Takahashi T, Oki E, Azuma M, Nishina T, Hironaka S, Komatsu Y, Shitara K.
- 雑誌名
Eur J Cancer
- コメント
行胃癌のセカンドラインにおいては世界共通の標準治療であるPTX+Ramucirumabが報告されている。この論文はそのPTXをnabPTXに代えて実施された新しい併用療法のPII試験の結果である。非常に魅力的な治療であり効果も原法より高くなっている。現状ではPIIIは企画されていないが、当院では実施可能レジメンとして登録されており、実診療での効果が期待される。
(小松)
Preventive effect of mesenchymal stem cell-culture supernatant on luminal stricture after endoscopic submucosal dissection in the rectum of pigs.
- 受理日
Momoko Tsuda, Shunsuke Ohnishi, Takeshi Mizushima, Hidetaka Hosono, Kenichi Yamahara, Marin Ishikawa, Satoshi Abiko, Takehiko Katsurada, Yuichi Shimizu and Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Endoscopy
- コメント
この度、"ブタ直腸内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)後の狭窄モデルに対するヒト羊膜由来間葉系幹細胞培養上清による狭窄予防効果"についてまとめた論文が、受理されました。大学院2年目の夏に、当時publishした論文から発想を得た水島健先生にお声をかけていただいたのが始まりでした。最初はブタ直腸狭窄モデルの作成に試行錯誤することから始まり、何度も条件を変えて実験を繰り返しました。あの頃を思うと胸が熱くなります。直腸ESD後狭窄とその予防効果を病理学的にも説明したとても面白い論文です。
本研究の機会を与えてくださった坂本直哉先生、またわたしの実験から論文作成、学会発表までの全てを支えてくださり、最後まで諦めずに指導してくださった大西俊介先生にはただただ感謝の気持ちしかありません。ESDをご指導してくださいました水島先生には足を向けて寝れません。ブタの実験はわたしの大学院生活の青春です。
(津田)