Accept論文

Accept論文一覧

Efficacy of a novel ultra-sharp dilation device for dilating bare metal stent mesh in patients with hilar malignant biliary obstruction

受理日
Authors

Shin Kato, Masaki Kuwatani, Kazumichi Kawakubo, Ryutaro Furukawa, Koji Hirata, Yunosuke Takishin, Hajime Hirata and Naoya Sakamoto

雑誌名

Scandinavian Journal of Gastroenterology

コメント

ESダイレーターはなかなか使い勝手の良い鈍的拡張デバイスだと思います。
(市立札幌病院 加藤)

Pediatric pseudo-single magnet ingestion diagnosed by multidirectional X-ray and computed tomography |

受理日
Authors

Tomohiro Wakabayashi, Shuichi Miyamoto, Yuta Sasaoka, Yoshimasa Kudo, Satoshi Nakamura, Takahiro Noda, Yuhei Kawashima, Yoshiya Yamamoto, Yoshiyuki Sakai, Yukihiko Kawasaki

雑誌名

Journal of Gastroenterology and Hepatology

コメント

当院小児科 若林知宏先生の初英文として、コレスポという形で共同で作成させていただきました小児マグネット誤飲の報告です。マグネットを2個誤飲した場合は2つがくっつくことにより瘻孔ができる可能性があるため、多方向のレントゲンなどで何個誤飲したか確認する必要があります。本症例はまったく同じマグネットだったため当初1個として認識されており最終的に瘻孔形成となってしまったという反省からの教育的な内容となっています。市立函館病院では小児科と連携することにより小児科内視鏡も多数行なっており、両科としてこのような形で残すことができて嬉しいです。このような機会をいただいた小児科 酒井好幸先生にこの場をお借りして感謝申し上げます。研修医時代からいつもありがとうございます!
(市立函館病院 宮本秀一)

Crohn's disease activity evaluation by transabdominal ultrasonography:correlation with double-balloon endoscopy

受理日
Authors

Kana Yamanashi, Takehiko Katsurada, Mutsumi Nishida, Reizo Onishi, Satomi Omotehara, Shinsuke Otagiri, Kensuke Sakurai, Kazunori Nagashima, Kenji Kinoshita, Ryo Takagi, Naoya Sakamoto

雑誌名

Journal of Ultrasound in Medicine

コメント

コメント:クローン病患者の腸管エコー評価とGold standardであるダブルバル―ン内視鏡とを検討した論文です。疾患特性上、日常診療において超音波検査での評価の方が優れている可能性を示しています。桂田先生はじめ、超音波に関して西田先生に多大なご指導賜りました。IBDG皆様にご協力いただき心より感謝申し上げます。
(山梨)

A New Method of Esophageal Endoscopic Ultrasonography (EUS) with Injected Gel: EUS-Gel Filling Method

受理日
Authors

Shuichi Miyamoto, Kazuhiro Takahashi, Tomohiko R. Ohya

雑誌名

Digestive Endoscopy

コメント

食道EUS時に新規内視鏡用ゲル製剤ビスコクリアを用いた報告が受理されました。水使用ではどうしても胃側に水が流れてしまいEUSが困難な症例がありましたが、ビスコクリアを使用すると粘稠性が高いため食道内に長時間維持され、EUS観察に非常に有用でした。ウォータージェットでの使用も可能ですし、今後細径プローブでの食道EUS時における標準検査方法としてお勧めできるほどの驚きがありました。いつも新しい試みに協力していただいています市立函館病院内視鏡室の全スタッフにこの場をお借りして感謝申し上げます。引き続きゲルまみれになりながら精進いたします。
(市立函館病院 宮本秀一)

Effectiveness of administering zinc acetate hydrate to patients withinflammatory bowel disease and zinc deficiency: a retrospective observational two-center study

受理日
Authors

Kensuke Sakurai, Shigeru Furukawa, Takehiko Katsurada, Shinsuke Otagiri, Kana Yamanashi, Kazunori Nagashima, Reizo Onishi, Keiji Yagisawa, Haruto Nishimura, Takahiro Ito, Atsuo Maemoto, Naoya Sakamoto

雑誌名

Intestinal Research

コメント

IBDにおける血清亜鉛濃度と疾患活動性の相関、並びに亜鉛補充療法による疾患活動性の改善の可能性を示した論文です。

桂田先生、小田切先生、札幌東徳洲会病院前本先生、安住さん、並びにご指導頂きました先生方へ心より感謝申し上げます。
(桜井)

Near-infrared photoimmunotherapy (NIR-PIT) on cholangiocarcinoma using a novel catheter device with light emitting diodes (LEDs)

受理日
Authors

Hirata Hajime, Kuwatani Masaki, Nakajima Kohei, Kodama Yuki, Yoshikawa Yasuo, Ogawa Mikako, Sakamoto Naoya

雑誌名

Cancer Science

コメント

学位研究である胆管癌に対してカテーテルを使用し光免疫治療を行なった研究がCancer Science誌にacceptされました。結果出てからのvitro及びvivoでの追加含めた検証実験は非常に大変でしたが、胆膵グループの皆さんの温かいサポートもあり臨床と並行しながら何とかacceptまでたどり着くことができました。研究の立案及び常にサポートしていただいた桒谷先生、坂本先生、実験について何も分からない自分に対して丁寧に一から指導してくれた北大薬学研究院生体分析化学教室の中島孝平君(もう先生ですね)、そして実験の計画法及び論文の指導を頂きました同教室の小川美香子先生に心より感謝申し上げます。
(平田甫)

A drainage strategy for postoperative pancreatic fistula after left-sided pancreatectomy based on the wall status of collected fluid

受理日
Authors

Masaki Kuwatani, Masafumi Imamura, Tsuyoshi Hayashi, Makoto Yoshida, Yasutoshi Kimura, Toshimichi Asano, Toru Nakamura, Masayo Motoya, Makoto Yoshida, Takehiro Noji, Keisuke Okamura, Kuniyuki Takahashi, Akio Katanuma, Satoshi Hirano

雑誌名

Langenbeck's Archives of Surgery

コメント

コメント:北海道膵癌研究グループHOPSでのデータ集積からの論文で、術後膵液瘻治療についての報告になります。また一つ北海道研究グループから一つのエビデンスを発信できましたことを嬉しく思います。多大なるご協力をいただきましたHOPS関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
(桒谷)

Potential problems in performing endoscopic string clip suturing

受理日
Authors

Satoshi Abiko, Itsuki Sano, Hisashi Oda, Takuto Miyagishima

雑誌名

Gastrointestinal Endoscopy

コメント

2020年7月、ACG Case Reports Journalに報告したトラブルシューティングの動画を踏まえて、大腸ESD後潰瘍の有用な縫縮法であるEndoscopic string clip suturing methodの問題点を指摘したレターです。

Endoscopic string clip suturing methodには問題点があるので、当院では現在、我々が考案したdouble-loop clipsテクニックを使用していると主張しました。

宮城島先生をはじめとして、釧路労災病院の先生方、ご助言をいただいた水島健先生、内視鏡スタッフの皆様、病棟スタッフの皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
(市立函館病院 安孫子)

The effectiveness of Red Dichromatic Imaging for dissection of the submucosal layer encountered with hematoma

受理日
Authors

Shuichi Miyamoto, Tomohiko R. Ohya, Kaori Nishi, Satoshi Abiko, Ryo Sugiura, Yoshiya Yamamoto, Naoya Sakamoto

雑誌名

Endoscopy E-video

コメント

胃ESD時に局注で粘膜下層内に血腫を認めた時に、新規画像強調RDI(旧DRI)を用いると粘膜下繊維組織がより白く描出されることにより見やすくなり、剥離しやすかったという内容になっています。先月報告したものとあわせて、RDIに関して2つ報告させていただきました。これまで報告されていなかったRDIの特徴を2つの視点から報告したものがそれぞれEndoscopy E-videoにアクセプトとなり嬉しいです。いつもご協力いただいております諸先生方にはこの場をお借りして感謝申しげます。
引き続き画像強調された世界で精進いたします。
(宮本)

Feasibility of a modified search, coagulation, and clipping method with and without the use of polyglycolic acid sheets and fibrin glue for preventing delayed bleeding after gastric endoscopic submucosal dissection

受理日
Authors

Satoshi Abiko, Soichiro Oda, Akimitsu Meno, Akane Shido, Sonoe Yoshida, Ayumu Yoshikawa, Kazuaki Harada, Naoki Kawagishi, Itsuki Sano, Hisashi Oda, Takuto Miyagishima

雑誌名

BMC Gastroenterology

コメント

2020年2月、Endoscopyに報告した、胃ESD後潰瘍に対しての新しい内視鏡的後出血予防方法の結果をまとめたデータです。後出血ローリスク患者には独自の工夫をしたmodified SCC (MSCC)法を用い、ハイリスク患者にはMSCC法にPGAシート・フィブリン糊併用法を加えること(PMSCC法)で、後出血を予防出来るのではないかと考え、施行してきました(antibleeding strategy)。胃ESD123例中、後出血は1例(0.8%)のみで、合併症なく施行可能でした。
初めてチューター無しの中、たくさんの苦労をしながら施行した釧路労災病院での胃ESDの成績をまとめることが出来ました。大変、感慨深いものがあります。
宮城島先生をはじめとして、釧路労災病院の先生方、内視鏡スタッフの皆様、病棟スタッフの皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
(市立函館病院 安孫子怜史)

Tenofovir disoproxil fumarate modulates lipid metabolism via hepatic CD36/PPAR-alpha activation in hepatitis B virus infection

受理日
Authors

Kazuharu Suzuki, Goki Suda, Yoshiya Yamamoto, Ken Furuya, Masaru Baba, Akinobu Nakamura, Hideaki Miyoshi, Megumi Kimura, Osamu Maehara, Ren Yamada, Takashi Kitagataya, Koji Yamamoto, Taku Shigesawa, Akihisa Nakamura, Masatsugu Ohara, Naoki Kawagishi, Masato Nakai, Takuya Sho, Mitsuteru Natsuizaka, Kenichi Morikawa, Koji Ogawa, Shunsuke Ohnishi and Naoya Sakamoto for the NORTE Study Group

雑誌名

Journal of Gastroenterology

コメント

この度、TDFの脂質低下作用に対するReal worldのデータから、それらの機序の解明といったin vitroの内容をまとめた私の学位論文がJG誌にアクセプトされました。
臨床データの採集にご協力いただきましたNorte groupの皆様、基礎研究に多大なご協力をいただきました方々、そしてご指導いただきました坂本先生、須田先生に心より感謝申し上げます。
(鈴木)

Topical application of conditioned medium from hypoxically cultured amnion-derived mesenchymal stem cells promotes wound healing in diabetic mice.

受理日
Authors

Takahashi H, Ohnishi S, Yamamoto Y, Hayashi T, Murao N, Osawa M, Maeda T, Ishikawa K, Sakamoto N, Funayama E.

雑誌名

Plastic and Reconstructive Surgery

コメント

糖尿病マウスにおいて、低酸素で調整した羊膜由来間葉系幹細胞培養上清の外用が創傷治癒を促進するという内容の基礎論文が受理されました。形成外科の医局員でありながら、消化器内科における研究についても学ばせて頂き、大変貴重な経験となりました。基礎論文の作成・投稿および学位取得まで熱心なご指導を賜り、大西俊介先生をはじめ、坂本直哉教授、山本有平教授、再生医療グループの皆様に心より感謝申し上げます。
(形成外科 高橋)

Red Dichromatic Imaging helps in detecting exposed blood vessels in gastric ulcer induced by endoscopic submucosal dissection

受理日
Authors

Shuichi Miyamoto, Ryo Sugiura, Satoshi Abiko, Kazuteru Hatanaka, Yoshiya Yamamoto, Hirohito Naruse, Naoya Sakamoto

雑誌名

Endoscopy

コメント

胃ESD後の潰瘍底を新規画像強調RDI(旧DRI)を用いて観察すると、周囲組織との色調差がはっきりするため止血すべき露出血管が発見しやすかったという内容となっております。
2019年3月にアクセプトされたサナダムシの報告から、この約1年半で市立函館病院消化器内科全体として英文15本目となりました。
東野・早坂・吉田先生ら卒後3~5年目を当院で過ごしたメンバーもそれぞれ書き上げての計15本であり、函病消化器内科の一員として嬉しいです。
いつもご協力いただいております諸先生方にはこの場をお借りして感謝申しげます。

函館山の紅葉を満喫しながら引き続き精進いたします。 市立函館病院 宮本秀一

Linked Color Imaging Focused on Neoplasm Detection in the Upper Gastrointestinal Tract -A Randomized Trial-

受理日
Authors

Shoko Ono, Kenro Kawada, Osamu Dohi, et al.

雑誌名

Annals of Internal Medicine

コメント

加藤元嗣先生が研究代表として実施されました『LCI Find Trial』がAIMに受理されました。

全国の施設で症例登録数が最も多かったため、First authorにして頂きました。サーベイランス内視鏡は白色光ではなくLCIで行うことが現実的となった論文です。

加藤先生主演のアピールビデオもAIMのホームページに掲載されていますので、是非ご覧ください。
(小野)

A spontaneous rupture of lung metastasis from hepatocellular carcinoma after introduction of lenvatinib

受理日
Authors

Masayuki Higashino, Ryo Sugiura, Yoshiya Yamamoto, Hirohito Naruse, Naoya Sakamoto

雑誌名

Journal of Gastrointestinal and Liver Diseases

コメント

10月より北大病院で勤務させて頂いております5年目専攻医の東野と申します。
この度、市立函館病院で経験させて頂いた、レンバチニブ使用後に肺転移が破裂した一例を報告させて頂きました。
二例目の論文投稿となりましたが、大変お忙しい中ご指導頂きました杉浦先生はじめ、市立函館病院の諸先生方にこの場を借りて感謝申し上げます。
(東野)

Triple-loop-clip for the traction assisted colorectal endoscopic submucosal dissection--Multidirectional triple loop traction method (MTL-traction method)

受理日
Authors

Shuichi Miyamoto, Tomohiko R. Ohya, Masayoshi Ono, Naoya Sakamoto

雑誌名

Video GIE

コメント

大腸ESD時における新規牽引クリップの報告です。牽引法の有用性が複数報告されていますが、新規牽引クリップとそれを用いた新規牽引法を発案したものを動画で報告させていただきました。糸の結び方などを報告してきましたが、それらのアイデアが重なって特許出願とあわせての報告がGIE(video)にアクセプトされ非常に嬉しいです。日頃からご協力いただいております市立函館病院諸先生方をはじめ諸先生方にこの場をお借りして感謝申し上げます。
引き続き、糸輪と戯れながら精進いたします。
市立函館病院 宮本秀一

A case with eosinophilic cholangitis which presented the unique cholangioscopic findings

受理日
Authors

Hajime Hirata, Masaki Kuwatani, Tomoko Mitsuhashi

雑誌名

Journal of Hepato-Biliary-Pancreatic Sciences

コメント

やや珍しい好酸球性胆管炎を胆道鏡で観察生検を行った報告となります。本症例が珍しいのは胆管炎症状などなく、病変も結節状であり癌など他疾患との鑑別を要したことかと思います。ご指導頂きました桒谷先生、また病理コメント頂きました病理部の三橋先生に大変感謝申し上げます。今後も頑張りたいと思います。
(平田)

Relationships of early esophageal cancer with human papillomavirus and alcohol metabolism

受理日
Authors

Masaki Inoue, Yuichi Shimizu, Marin Ishikawa, Satoshi Abiko, Yoshihiko Shimoda, Ikko Tanaka, Sayoko Kinowaki, Masayoshi Ono, Keiko Yamamoto, Shoko Ono, Naoya Sakamoto

雑誌名

World Journal of Gastroenterology

コメント

HPVと早期食道癌の関連についてアルコール代謝遺伝子に基づいて述べた論文です。結局、HPV感染は、飲酒喫煙やアルコール代謝遺伝子と一緒に解析しても、関連性は認められませんでした。negative dataに終わりましたが、自分としてはよいjournalに認められて良かったです。ご指導いただいた清水勇一先生はじめ内視鏡グループの皆様ありがとうございました。
(井上)

Chronic diarrhea as the presenting feature of amyloidosis with multiple myeloma: A case report diagnosed by myocardial biopsy.

受理日
Authors

Shinsuke Otagiri, Takahide Ara, Sae Nakajima, Takehiko Katsurada, Kensuke Sakurai, Kana Yamanashi, Emi Takakuwa, Tomoko Mitsuhashi, and Naoya Sakamoto

雑誌名

Internal Medicine

コメント

中島紗慧先生がレジカンで発表した症例報告で、診断に苦慮したアミロイドーシスの一例についてになります。ご指導頂きました血液内科荒先生、画像提供頂きました病理部高桑先生・三橋先生、ありがとうございました。
(小田切)

A new endoscopic fixation method using the commercially available Multi-Clamp: the "clamp technique"

受理日
Authors

Satoshi Abiko, Shuichi Miyamoto, Ryo Sugiura, Kenji Kinoshita, Kazuteru Hatanaka, Yoshiya Yamamoto, Hirohito Naruse

雑誌名

Endoscopy

コメント

市販のマルチクランプを用いた新しい内視鏡固定方法がacceptされました。
ESDの際に、不安定な状況の中では、内視鏡から右手を離してESDナイフを操作すると、内視鏡手術の視界を維持することが困難になります。この課題を克服するために様々な道具や方法が報告されていますが、手技が煩雑であったり、使用可能なESDナイフに制約があったりするため、介助者に内視鏡を固定してもらうことも多いのが実情です。そこで、我々は市販のマルチクランプを用いた新しい内視鏡固定方法を考案し、報告しました。
日本および東アジアでは広く普及している大腸ESDを欧米に、さらには全世界に広めていくために、このclamp techniqueと、以前に報告しているハサミナイフを使用したテクニック(紙切りテクニック:paper cutting technique)が有用ではないか、と思っております。
成瀬先生をはじめとして、市立函館病院の先生方、内視鏡スタッフの皆様、病棟スタッフの皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
clamp techniqueとpaper cutting techniqueで治療時間短縮を目指します。
(市立函館病院 安孫子怜史)