Accept論文

Accept論文一覧

Long-term outcomes and risk factors of recurrent biliary obstruction after permanent endoscopic biliary stenting for choledocholithiasis in high-risk patients

受理日
Authors

Ryo Sugiura, Hirohito Naruse, Hiroaki Yamato, Taiki Kudo, Yoshiya Yamamoto, Kazuteru Hatanaka, Jun Ito, Kenji Kinoshita, Shuichi Miyamoto, Masayuki Higashino, Shuhei Hayasaka, Naoya Sakamoto

雑誌名

Journal of Digestive Diseases

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市立函館病院の杉浦です。
高リスク症例における胆管結石症への恒久的胆管ステント留置術の機能不全のリスク因子について検討し、比較的小さい結石では長期間ステントが機能していることを示しています。
高リスク症例において処置について悩む場面があるかと思いますが、処置選択の参考の1つになれば幸いです。
改めて研究の立案と完遂することの難しさを痛感し、良い経験となりました。
論文作成にあたり、成瀬先生をはじめ多くのERCP処置を行って頂いた諸先輩方に感謝申し上げます。

Analysis of the optimal psoas muscle mass index cut-off values, as measured by computed tomography, for the diagnosis of loss of skeletal muscle mass in Japanease people

受理日
Authors

Masatsugu Ohara, Goki Suda, Megumi Kimura, Osamu Maehara, Tomoe, Shimazaki, Taku Shigesawa, Kazuharu Suzuki, Akihisa Nakamura, Naoki Kawagishi, Masato Nakai, Takuya Sho, Mitsuteru Natsuizaka, Kenichi Morikawa, Koji Ogawa, Tomoe Kobayashi, Minoru Uebayashi, Ryo Takagi, Isao Yokota, Tsuyoshi Shimamura, and Naoya Sakamoto

雑誌名

Hepatology Research

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近年、サルコペニアと各種疾患との関係性が注目されております。本論文は、サルコペニア診断における筋肉量の評価方法として比較的容易なマニュアルトレース法に着目し、カットオフ値を改めて検討したものになります。ご指導いただきました坂本教授をはじめ、須田先生、肝臓Grの先生、また臓器移植医療部嶋村先生、医学統計学教室横田先生、高木先生、北見赤十字病院上林先生、苫小牧市立病院小林先生に心より感謝申し上げます。

大原正嗣 先生

Prevalence, clinical course, and predictive factors of immune checkpoint inhibitor monotherapy-associated hepatitis in Japan

受理日
Authors

Takashi Kitagataya , Goki Suda, Kazunori Nagashima, Takehiko Katsurada, Koji Yamamoto, Megumi Kimura, Osamu Maehara, Ren Yamada, Taku Shigesawa, Kazuharu Suzuki, Akihisa Nakamura, Masatsugu Ohara, Machiko Umemura, Naoki Kawagishi, Masato Nakai, Takuya Sho, Mitsuteru Natsuizaka, Kenichi Morikawa, Koji Ogawa, Shunsuke Ohnishi, Yoshito Komatsu, Hiroo Hata, Satoshi Takeuchi, Takashige Abe, Jun Sakakibara-Konishi, Takanori Teshima, Akihiro Homma, and Naoya Sakamoto

雑誌名

Journal of Gastroenterology and Hepatology

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本邦での実臨床におけるIrAE hepatitisに関してはまだ多くが明らかでないなか、様々な癌種・免疫チェックポイント阻害薬の使用例を解析し、日本人におけるIrAE hepatitisの有病率や臨床経過、その予測因子について論文にまとめさせていただきました。

論文作成にあたり御指導、御助言いただいた坂本教授、須田先生、北大消化器内科の先生方をはじめ、症例登録にご尽力いただいた御共著の先生方に心よりの感謝を申し上げます。

The Alcohol Use Disorders Identification Test and the risk of metachronous cancer after endoscopic resection of esophageal cancer

受理日
Authors

Yokoyama A, Katada C, Yokoyama T, Yano T, Oda I, Shimizu Y, Doyama H, Koike T, Takizawa K, Hirao M, Okada H, Yoshii T, Kubota Y, Yamanouchi T, Tsuda T, Omori T, Kobayashi N, Tanabe S, Hori K, Kawakubo H, Kakushima N, Matsuo Y, Yokoyama T, Ishikawa S, Muto M

雑誌名

Carcinogenesis

コメント

多施設研究のサブ解析です。食道癌EMR/ESD症例において、AUDITというアルコール依存評価の問診表(過去1年間にどれ位、飲酒後に記憶が飛んだか、後悔したか、まわりから心配されたか等、追いつめる系の問診です)高スコアの人が、異時性多発癌の発生率も高いという、まあ、そうだろなという結果となりました。(清水)

New method of endoscopic injection sclerosis for esophageal varices using by modified endoscopic hood

受理日
Authors

Shuichi Miyamoto, Yoshiya Yamamoto, Tomofumi Takagi

雑誌名

Digestive Endoscopy

コメント

食道EIS用に改良した内視鏡フードを用いて、EISを施行した報告となっています。
ターゲットとなる静脈瘤の不安定さが、EIS穿刺の難しい原因の一つになっていると考え、少し工夫を試みてみました。
5mmほどのスリットを作った通常の内視鏡フードを装着し、吸引することにより静脈瘤をスリット内に挟み込むことにより安定して穿刺が可能となりました。M-Y hood(Miyamoto-Yamamoto hood) と名付けています♪
山本義也先生にEISをご指導いただいたことによりこのような工夫を考えることができ、また形に残して報告することができ嬉しいです。
引き続き、挟み込みながら精進いたします。


市立函館病院 宮本秀一

Histological and magnified endoscopic evaluation of villous atrophy in gastrointestinal graft-versus-host disease

受理日
Authors

Kana Matsuda, M.D., Shoko Ono, M.D., PhD, Ikko Tanaka, M.D., Masaki Inoue, M.D.,
Sayoko Kinowaki, M.D., Momoko Tsuda, M.D., PhD, Keiko Yamamoto, M.D., PhD,
Yuichi Shimizu, M.D., PhD, Shuichiro Takahashi, M.D., PhD, Eiko Hayase, M.D., PhD
Daigo Hashimoto, M.D., PhD, Takanori Teshima, M.D., PhD, Naoya Sakamoto, M.D., PhD.

雑誌名

Annals of Hematology

コメント

大学院時代に研究していたことがやっと形になってよかったです。ご指導いただきました小野先生や坂本先生、病理に関しての協力をいただいた石川先生、病理部の松野先生など多くの先生方の協力をいただいた結果です。ありがとうございました。

今後も精進していきます。松田可奈

Feasibility of a new ligation using the double-loop clips technique without an adhesive agent for ulceration after endoscopic submucosal dissection of the colon (with video).

受理日
Authors

Satoshi Abiko, Sonoe Yoshida, Ayumu Yoshikawa, Kazuaki Harada, Naoki Kawagishi, Itsuki Sano, Hisashi Oda, Takuto Miyagishima

雑誌名

Gastrointestinal Endoscopy

コメント

2019年6月、Endoscopyにacceptされている大腸ESD後潰瘍に対しての内視鏡的縫縮術の実現可能性試験がGastrointestinal Endoscopy にacceptされました。
完全縫縮率 88.5% (23/26)、Rb症例を除いた場合は完全縫縮率 95.5% (21/22)です。壁の可動性が少ないRbにおいて、この縫縮術は厳しそうですが、近位結腸では良好な成績です。
また、以前のテクニックを改良したmodified D-L clips techniqueのビデオも見ることが出来ます(GIE Author Interview Seriesからであればビデオをfree accessで視聴出来ます:https://www.youtube.com/watch?v=1Ydv1gy0Vys)。
後出血(特に抗血栓薬内服患者)などのESD後偶発症は、重篤になることが多いと思います。安全なESDを目指すために、内視鏡的縫縮術が欠かせない技術になるのではないか、と思っております。
宮城島先生をはじめとして釧路労災病院の先生方、内視鏡スタッフの皆様、病棟スタッフの皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
(市立函館病院 安孫子怜史)

Combination of search, coagulation, clipping, and polyglycolic acid sheet to prevent delayed bleeding after gastric endoscopic submucosal dissection

受理日
Authors

Satoshi Abiko, Ayumu Yoshikawa, Kazuaki Harada, Naoki Kawagishi, Itsuki Sano, Hisashi Oda, Takuto Miyagishima

雑誌名

Endoscopy

コメント

胃ESD後潰瘍に対しての新しい内視鏡的後出血予防方法がacceptされました。後出血ハイリスク患者に対して、我々独自の工夫を加えたmodified the search, coagulation, and clipping method (MSCC法)にPGAシート・フィブリン糊併用法を加えること (PMSCC法)で、後出血を予防出来るのではないかと考え、報告しました。
後出血(特に抗血栓薬内服患者)は時として、致死的になります。安全なESDを実現し、内視鏡医療が発展していくために、内視鏡的後出血予防方法が欠かせない技術になるのではないか、と思っております。
宮城島先生をはじめとして釧路労災病院の先生方、内視鏡スタッフの皆様、病棟スタッフの皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
(市立函館病院 安孫子怜史)

Feasibility of a distal pigtail shaped stent placement above the papilla for biliary obstruction

受理日
Authors

Koji Hirata, Masaki Kuwatani, Naoya, Sakamoto

雑誌名

Digestive Endoscopy

コメント

distal pigtail shaped stentをinside stentとして留置することの有用性について熱く語った内容となります。

ご指導いただきました?谷先生に心より感謝申し上げます。

High serum angiopoietin-2 level predicts non-regression of liver stiffness measurement-based liver fibrosis stage after direct-acting antiviral therapy for hepatitis C

受理日
Authors

Naoki Kawagishi, Goki Suda, Megumi Kimura, Osamu Maehara, Tomoe Shimazaki, Ren Yamada, Takashi Kitagataya, Taku Shigesawa, Kazuharu Suzuki, Akihisa Nakamura, Masatsugu Ohara, Machiko Umemura, Masato Nakai, Takuya Sho, Mitsuteru Natsuizaka, Kenichi Morikawa, Koji Ogawa, Yusuke Kudo, Mutsumi Nishida, and Naoya Sakamoto.

雑誌名

Hepatology Research

コメント

C型肝炎治療後は肝線維化が改善する例が多いのですが、線維化進展例も存在し、肝不全や肝発癌のリスクとなり予後に影響を与えます。
血清Angiopoietin-2がその予測因子になりうることを論文にまとめさせていただきました。
ご指導頂きました坂本教授を始めとする、須田先生、肝臓グループの先生方、超音波センターの方々に心より御礼申し上げます。

Clip with thread attachment prior to incision - new strategy for traction-assisted esophageal endoscopic submucosal dissection

受理日
Authors

Shuichi Miyamoto, Tomohiko R. Ohya, Masayuki Higashino, Kazuteru Hatanaka, Yoshiya Yamamoto, Hirohito Naruse, Naoya Sakamoto

雑誌名

Endoscopy

コメント

食道ESD時における糸付きクリップを用いる新規ストラテジーの報告がEndoscopy (E-video)にアクセプトされました。

糸付きクリップを切開前につけることにより、最初の切開で粘膜下層が大きく開きフラップ作成がより安全にできるという内容となっています。
これまでは糸付きクリップをつけるまでにトラクションが無い状態である程度剥離する必要がありましたが
この方法により最初から引っ張り上げることにより安全に簡単に剥離できます。

引き続き、引っ張り上げぎみに精進いたします。
宮本秀一

Detection of Early Adenocarcinoma of the Esophagogastric Junction by Spraying an Enzyme-Activatable Fluorescent Probe Targeting Dipeptidyl Peptidase-IV

受理日
Authors

Keiko Yamamoto; Shunsuke Ohnishi; Takeshi Mizushima; Junichi Kodaira; Masayoshi Ono; Yutaka Hatanaka; Kanako Hatanaka; Yugo Kuriki; Mako Kamiya; Nobuyuki Ehira; Keisuke Shinada; Hiroaki Takahashi; Yuichi Shimizu; Yasuteru Urano; Naoya Sakamoto

雑誌名

BMC Cancer

コメント

散布すると癌の部分が光る蛍光イメージングが、臨床上しばしば発見困難な早期の食道胃接合部腺癌に有用であることを示した研究結果です。2018年に水島先生が頭頚部扁平上皮癌を対象に、別のプローブを使った結果を発表しています。腺組織では、症例によって周囲の非癌粘膜にも蛍光を示してしまい、扁平上皮癌のようにきれいな蛍光像が観察できないケースがあり、その原因や結果の解釈に苦労しましたが、腫瘍と背景粘膜の病理を詳細に検討することで解決しました。

自分が大学に戻ってから基盤Cの科研費をもらって進めていた研究で、学会では何度か報告していましたが、acceptされるまでに時間がかかってしまっておりました。一区切りつき安堵しています。大西俊介先生、そして参加していただいた各施設の先生方に、この場を借りて感謝申し上げます。

Modified method of making a clip with ring-thread for the traction of colorectal endoscopic submucosal dissection.

受理日
Authors

Shuichi Miyamoto, Jun Ito, Tomohiko R. Ohya

雑誌名

Digestive endoscopy

コメント

大腸ESD時に使用する糸付きクリップの作り方を改善した方法を動画で投稿しました。
糸がクリップから落ちることがあり、いい結び方がないかと夜中に伊藤淳先生とお弁当についていた輪ゴムで考えていたところ思いついた方法でした。
クリップ牽引方法を教えていただいた慈恵医大 大谷先生をはじめ、ご指導いただいております先生方にこの場をお借りして感謝申し上げます。
なおこの結び方は当院ではITO式と呼ばれています★
引き続き、一つ一つを大事に結びつけながら精進いたします。
(宮本)

Endoscopic ultrasound-guided fine-needle biopsy for definitive diagnosis of malignant peritoneal mesothelioma.

受理日
Authors

Masayuki Higashino, Ryo Sugiura, Naoya Sakamoto

雑誌名

Digestive Endoscopy

コメント

市立函館病院の東野と申します。
この度、悪性腹膜中皮腫をEUS-FNBで診断し得た一例を報告させて頂きました。
初めての論文作成に際しまして、大変お忙しい中ご指導頂きました杉浦 諒先生をはじめ、市立函館病院の先生方にこの場をお借りしてお礼申し上げます。
日々精進してまいりますので、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
(東野)

Endoscopic myotomy for a large rectal tumor with severe fibrosis after treatment of hemorrhoids.

受理日
Authors

Shuichi Miyamoto, Jun Ito, Hirohito Naruse, Ryo Sugiura, Yoshiya Yamamoto, Kazuteru Hatanaka, Kenji Kinoshita, Masayuki Higashino, Shuhei Hayasaka, Naohisa Tsuchida, Norihiko Shimoyama, Naoya Sakamoto

雑誌名

Journal of Gastroenterology and Hepatology

コメント

内輪筋までの高度繊維化を伴う直腸腫瘍に対して、内視鏡的に内輪筋ごと切除した症例を報告いたしました。
神戸大学からPAEMとして報告されていますが、痔治療後という点と、内輪と外縦の間を剥離していく画像推しの報告となっています。
前回のレクタブルによる狭窄予防に続いてESD関連手技としての報告ができ嬉しいです。
ご指導いただきました坂本直哉教授、日々たくさんの症例を切らせていただいております市立函館病院の先生方にこの場をお借りして感謝申し上げます。
引き続き、ちょっと深めの層で精進いたします。
(宮本)

Cancer Gene Profiling Explores the Possible Precision Medicine for Diffuse-type Gastric Adenocarcinoma.

受理日
Authors

Marin Ishikawa, Hideyuki Hayashi, Naoya Sakamoto, Shinya Tanaka and Hiroshi Nishihara

雑誌名

Medical Oncology (IF:3.252)

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大学院時代からの仕事がやっと一段落し、これでようやく大学院を半分卒業できた気がします。完全卒業を目指して、またaccept目指して頑張ります。
(石川)

Side-by-side placement of fully-covered self-expandable metal stents for malignant distal biliary obstruction

受理日
Authors

Koji Hirata , Masaki Kuwatani , Hajime Hirata , Ryo Sugiura , Shin Kato , Naoya Sakamoto

雑誌名

Clinical Journal of Gastroenterology

コメント

遠位胆管狭窄に対してでも,金属ステントをside-by-sideで留置することが有用である症例があることについて熱く語った内容となります.
ご指導いただきました?谷先生に心より感謝申し上げます.

Combination gemcitabine plus S-1 versus gemcitabine plus cisplatin for advanced/recurrent biliary tract cancer: The FUGA-BT (JCOG1113) Randomized Phase III Clinical Trial.

受理日
Authors

Morizane C, Okusaka T, Mizusawa J, Katayama H, Ueno M, Ikeda M, Ozaka M, Okano N, Sugimori K, Fukutomi A, Hara H, Mizuno N, Yanagimoto H, Wada K, Tobimatsu K, Yane K, Nakamori S, Yamaguchi H, Asagi A, Yukisawa S, Kojima Y, Kawabe K, Kawamoto Y, Sugimoto R, Iwai T, Nakamura K, Miyakawa H, Yamashita T, Hosokawa A, Ioka T, Kato N, Shioji K, Shimizu K, Nakagohri T, Kamata K, Ishii H, Furuse J

雑誌名

Ann Oncol

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筆頭著者ではなく共著ではありますが、Oncologistの界隈では大きな論文の共著となりましたのでこの度報告させていただきます。進行胆道がんに対する、GEM+CDDP療法に対するGEM+S-1療法の非劣性を示した国内多施設第III相試験の結果です。これによりGEM+S-1療法が標準治療の一つのオプションとなりました。当科は2014年からJCOG肝胆膵グループに参加となり、初めて共著となった論文です。試験途中からの参加となりましたが、全33施設中の16番目の症例登録数に食い込みました。これもひとえに症例を御紹介いただいている当科胆膵グループ、当院消化器外科I・IIの御協力あっての成果です。今後もJCOG肝胆膵グループ内での当院の存在感を示していきたいと思いますので、御協力の程お願い申し上げます。
(川本)

Usefulness of a clutch cutter combined with an S-O clip in improving stability when opening the pocket in the pocket-creation method.

受理日
Authors

Satoshi Abiko, Ayumu Yoshikawa, Kazuaki Harada, Naoki Kawagishi, Itsuki Sano, Hisashi Oda, Takuto Miyagishima

雑誌名

Endoscopy

コメント

大腸ESDの新しい切除テクニックがacceptされました。
この切除テクニックは、有用な切除法であるpocket-creation methodの弱点のポケット開放時不安定性をハサミナイフであるクラッチカッターと牽引デバイスを併用することで解決することが可能となっています。ハサミナイフで周囲の正常粘膜を切り絵のように切り抜いて、腫瘍を摘出していくことから紙切りテクニック(paper cutting technique)と名付けました。
日本および東アジアでは広く普及している大腸ESDを欧米に、さらには全世界に広めていくためにハサミナイフを使用したテクニックが有用ではないか、と思っております。
宮城島先生をはじめとして釧路労災病院の先生方、内視鏡スタッフの皆様、病棟スタッフの皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。安孫子のESDを温かく、見守っていただき、ありがとうございます。
紙切りテクニックで治療時間短縮を目指します。
(安孫子)

Hemosuccus pancreaticus due to an intraductal papillary mucinous neoplasm: a rare cause of obscure gastrointestinal bleeding.

受理日
Authors

Ryo Sugiura, Kenji Kinoshita, Hirohito Naruse, Yoshiya Yamamoto, Kazuteru Hatanaka, Jun Ito, Shuichi Miyamoto, Masayuki Higashino, Shuhei Hayasaka, Naohisa Tsuchida, Kazuaki Nakanishi, Shinya Ueki, Minoru Umehara, Norihiko Shimoyama, Tomoko Mitsuhashi, Naoya Sakamoto

雑誌名

Journal of Gastroenterology and Hepatology

コメント

市立函館病院の杉浦です。
長期の原因不明の消化管出血(OGIB)を認め、IPMNからの膵管出血が原因の症例を経験し、非常に稀な経過であり報告させて頂きました。
症例をご相談して頂いた木下先生、市立函館病院病理診断科の下山先生、北大病理診断科の三橋先生、誠にありがとうございました。