グループ紹介

内視鏡グループ
Endoscopy

内視鏡グループは北海道大学病院における消化管内視鏡検査と消化管内視鏡治療を担当しています。

グループメンバー

 内視鏡グループは、中央診療部としての光学医療診療部を兼任し、院内の消化器内視鏡診療を担っております。教員3名と大学院生6名の計9名で構成されています。

グループ長

メンバー

  • 医員 井上 雅貴
    医員
    井上 雅貴
  • 大学院生(3) 東野 真幸
    大学院生(3)
    東野 真幸
  • 大学院生(3) 田中 秀吾
    大学院生(3)
    田中 秀吾
  • 大学院生(2) 中島 紗彗
    大学院生(2)
    中島 紗彗
  • 大学院生(2) 江上 太基
    大学院生(2)
    江上 太基
  • 大学院生(2) 早坂 秀平
    大学院生(2)
    早坂 秀平
  • 大学院生(2) 曽根 孝之
    大学院生(2)
    曽根 孝之

診療

 外来は消化管新来と再来を教員で担当しています。内視鏡検査は平日上部、下部、カプセル内視鏡、超音波内視鏡、内視鏡治療が可能です。
また、ピロリ菌専門外来では、三次除菌以後の除菌とアレルギー患者の除菌を自費診療で行っています。

消化管新来

月曜日:小野、火曜日:山本、木曜日:小野、金曜日:大野

消化管再来

月曜日:山本、火曜日:清水、木曜日:小野

ピロリ専門外来(自費診療)

月曜日:小野

研究

 大学院生を中心に臨床研究、基礎研究を行っています。日々の診療からのクリニカルクエスチョンとひらめきを大事に、内視鏡診療に応用できることをモットーに考案しています。近年は、生体豚を使った基礎研究にも力をいれています。また、薬学部や分子病理学講座での基礎研究も行っており、新たなエビデンスを北海道から発信できるよう、精進してまいります。

多施設共同研究

  • 薬剤耐性ヘリコバクターピロリ菌の全国サーベイランス(厚労省科研費事業)
  • 自己免疫性胃炎の診断基準に関わる血清ガストリン及びペプシノゲンI, II, I/II比の基準値を検討するための、萎縮性胃炎患者を対象とした比較観察研究
  • 胃腫瘍性病変を対象としたLED光源による内視鏡検査での病変視認性の非劣性試験
  • 上部消化管腫瘍性病変の検出におけるLinked color imagingとNarrow band imagingの比較試験-多施設ランダム化比較試験-
  • 大腸腺腫性病変の検出におけるLinked color imagingとNarrow band imagingの比較試験-多施設ランダム化比較試験-
  • 表在型食道胃接合部腺癌の臨床病理学的特徴に関する検討

単施設研究

  • 消化管上皮性腫瘍に対する内視鏡切除術の治療成績についての検討
  • 胃MALTリンパ腫に対するエンドサイトスコピーを用いた生体内細胞診断と治療効果判定の有用性に関する検討
  • 表在型十二指腸腫瘍(Superficial-ampullary duodenal epithelial tumors:SNADETsのエンドサイトスコピー画像の解析
  • 内視鏡治療における適切な鎮静のためのBISとカプノグラフィーによる生体モニタリング
  • l-menthol撒布による胃がんの画像強調効果の評価

内視鏡グループでの研修内容

 内視鏡グループでは、内視鏡に興味のある学生、初期研修医、専攻医を心から歓迎します。初期研修医は研修の時期により異なりますが、内視鏡治療の基本やプレゼンテーションなどを学んで頂きます。モチベーションの高い研修医には短い期間でも内視鏡検査の手技を教えることが可能です。学生や初期研修医の見学者も状況により随時受け入れ可能ですので、医局または小野まで直接ご連絡ください。
 専攻医や大学院生には、内視鏡診療の基本と標準的な治療技術はもちろん、それ以上の知識と技術の習得を目指してもらいます。内視鏡は消化器内科医ならある程度は皆ができる手技ですが、だからこそ技術に はとても差があると感じています。内視鏡に関係した研究で博士号の取得を目指してください。
ライフワークバランスやキャリア形成に不安のある先生は当グループにはモデルケースが多くありますので、いつでもご相談ください。
 内視鏡グループでは高い技術の習得と若者のキャリア形成をお手伝いします。

文責:小野 尚子(2022年6月)