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安孫子先生の論文が、Endoscopy International Openにアクセプトとなりました

論文タイトル Dual-mark-guided entry technique for preventing entry-site deviation during peroral endoscopic myotomy
受理日 2026年5月7日
Authors Satoshi Abiko, Kei Ushikubo, Kazuki Yamamoto, Yohei Nishikawa, Ippei Tanaka, Haruhiro Inoue, and Naoya Sakamoto.
雑誌名 Endoscopy International Open
コメント 経口内視鏡的筋層切開術(Peroral endoscopic myotomy: POEM)におけるトンネルエントリー位置の偏位を防ぐための "dual-mark-guided entry technique" の報告がEndoscopy International Openに受理されました。
POEMでは、術後逆流を最小限に抑え、長期成績を安定させるために、下部食道括約筋(LES)における anterior sling fiber と posterior sling fiber の間、いわゆる "2時方向" を正確に同定することが重要とされています。
食道側で2時方向に粘膜切開を開始することで、LESの2時方向へスムーズに到達しやすくなり、胃小彎方向へ直線的な粘膜下トンネル形成が可能となります。一方で、特に初学者では、方向や高さのオリエンテーションが不正確となり、エントリー部位が意図せず偏位してしまうことがあります。
そこで今回、予定エントリー部位に2点のリファレンスマークを置き、それらを結ぶ形で粘膜切開を行う "dual-mark-guided entry technique" を考案しました。本手技により、エントリー方向の安定化および、より直線的なトンネル形成を目指しています。
昭和医科大学江東豊洲病院の井上晴洋教授をはじめ、同病院の先生方、内視鏡・外来・病棟スタッフの皆様、そして国内留学の機会を与えてくださった坂本先生に、この場をお借りして心より御礼申し上げます。
(北海道大学病院 安孫子怜史)