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北潟谷先生の論文が、Hepatology Researchにアクセプトとなりました
論文タイトル | Cirrhotic cardiomyopathy: Prevalence and clinical impact on liver cirrhosis outcomes |
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受理日 | 2025年6月12日 |
Authors | Takashi Kitagataya, Goki Suda, Takatsugu Tanaka, Shoichi Kitano, Naohiro Yasuura, Akimitsu Meno, Takashi Sasaki, Risako Kohya, Qingjie Fu, Shunichi Hosoda, Sonoe Yoshida, Osamu Maehara, Shunsuke Ohnishi, Masatsugu Ohara, Masato Nakai, Takuya Sho, Kosuke Nakamura, Suguru Ishizaka, Naoya Sakamoto |
雑誌名 | Hepatology Research |
コメント | 近年、肝硬変と他臓器との関連性が注目されています。今回私は、肝心相関の一つとして知られる肝硬変性心筋症(CCM:Cirrhotic Cardiomyopathy)という疾患に着目して研究を行いました。 CCMは2019年に診断基準が改訂され、心エコー所見により診断される疾患です。欧米では報告が散見されるものの、日本国内での有病率や肝硬変の臨床経過に与える影響についてはこれまで報告がありませんでした。そこで当院の症例を用いて後ろ向き解析を実施いたしました。 その結果、F4相当の進行線維化症例群において46.3%がCCMを有しており、CCMが非代償性イベントの独立したリスク因子であることを明らかにしました。 本研究では、心エコー所見の解釈や解析について、北海道大学大学院医学研究院循環器内科学講座の中村公亮先生、石坂傑先生にご指導をいただきました。また、須田先生や坂本先生をはじめとする消化器内科肝臓グループの先生方には、データ収集から解析、論文作成に至るまで様々な面でご指導を賜りました。ご共著いただいた全ての先生方に、この場をお借りして深く感謝申し上げます。 (北潟谷) |