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安孫子先生の論文が、Endoscopy International Openにアクセプトとなりました
論文タイトル | The coagulation, clipping and closure method: a new combined approach to prevent delayed bleeding after gastric endoscopic submucosal dissection |
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受理日 | 2025年2月27日 |
Authors | Satoshi Abiko, Haruhiro Inoue, Kei Ushikubo, Kazuki Yamamoto, Yohei Nishikawa, Ippei Tanaka and Naoya Sakamoto |
雑誌名 | Endoscopy International Open |
コメント | 「The coagulation, clipping and closure (CCC) method」の報告が Endoscopy International Open に受理されました(https://doi.org/10.1055/a-2549-9969)。 胃内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)後の後出血を予防する方法として、従来より凝固とクリッピングを併用する方法や創部縫縮法が用いられています。しかし、これらの方法だけでは後出血を完全に防ぐことは困難です。そこで、凝固・クリッピング法(広島大学と新潟大学の先生方、我々から報告している方法)に、昭和大学江東豊洲病院の Dead space-eliminating technique with anchor pronged clips と慶應義塾大学病院の Origami methodを組み合わせた創部縫縮法を併用することで、後出血を完全に予防できるのではないかと考えました。 特に抗血栓薬を服用している患者における後出血は、時に致死的となることがあり、安全な ESD の実施には、内視鏡的な後出血予防方法の確立が不可欠です。このCCC methodが、より安全な内視鏡治療の発展に寄与することを願っております。 昭和大学江東豊洲病院の井上晴洋教授をはじめ、同病院の先生方、内視鏡・外来・病棟スタッフの皆様、そして国内留学の機会を与えてくださった坂本先生に、この場をお借りして心より御礼申し上げます。 (昭和大学江東豊洲病院 国内留学中 安孫子怜史) |