ニュース

保浦先生の論文が、Alimentary Pharmacology & Therapeuticsにアクセプトとなりました

論文タイトル Positivity of high-sensitivity HBsAg test, not previous HBV infection, indicates poor prognosis in patients with non-HBV-related HCC
受理日 2024年8月16日
Authors Naohiro Yasuura, Goki Suda, Masatsugu Ohara, Akimitsu Meno, Takuya Sho, Risako Kohya, Takashi Sasaki, Tomoka Yoda, Sonoe Yoshida, Qingjie Fu, Zijian Yang, Shunichi Hosoda, Osamu Maehara, Shunsuke Ohnishi, Tomoya Saitou, Masaya Sugiyama, Takasuke Fukuhara, Masaru Baba, Takashi Kitagataya, Naoki Kawagishi, Masato Nakai, Mitsuteru Natsuizaka, Koji Ogawa, Akinobu Taketomi and Naoya Sakamoto.
雑誌名 Alimentary Pharmacology & Therapeutics
コメント 本論文では非HBV肝癌において高感度HBs抗原陽性が予後に与える影響を検討した内容となっております。HBV既往感染が肝癌に与える影響は不明な点が多い中、近年高感度HBs抗原が測定できるようになりました。HBV既往感染でも宿主DNAへのHBV-DNAの組み込みがみられることがあるという報告もあることからHBV既往肝癌の中に高感度HBs抗原陽性症例が存在し、予後に影響を与えるのではないかと考えられ検討を行って参りました。HBV既往肝癌において11.8%が高感度HBs抗原陽性となり、陽性症例は陰性の症例と比べ有意に予後が不良であることが示されました。
研究や論文作成にあたり多大なるご指導・ご助言を賜りました坂本教授、須田先生、大原先生をはじめ肝臓グループの先生方に心より感謝申し上げます。
(保浦直弘)