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市立函館病院 安孫子先生の論文が、Endoscopy International Openにアクセプトとなりました

論文タイトル Successful ESD of a gastric hamartomatous inverted polyp intussuscepted into a pylorus ring using a clip with a line attachment prior to incision
受理日 2023年11月10日
Authors Satoshi Abiko, Koji Hirata, Kazuharu Suzuki, Kenji Kinoshita, Kazuteru Hatanaka, Yoshiya Yamamoto and Hirohito Naruse
雑誌名 Endoscopy International Open
コメント 幽門輪に嵌頓した巨大なGastric hamartomatous inverted polyp (GHIP)を内視鏡的に切除した1例がEndoscopy International Openにacceptされました(https://doi:10.1055/a-2211-9031)。巨大で広基性なGHIPの治療は、これまで開腹手術が多く行なわれていました。近年、そのようなGHIPに対してESDによる切除が数例報告されてきています。今回、粘膜切開前に糸付きクリップを併用することで、より安全にESDで腫瘍を取ることを実現できた、と思います。
この症例は、一緒に症例を経験した研修医の奥富先生にレジデントカンファレンスと内視鏡学会支部例会で発表してもらいました(この腫瘍をどのように切除するか、一緒に悩みました)。
成瀬先生をはじめとして、市立函館病院の先生方、内視鏡、外来、病棟スタッフの皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
(市立函館病院 安孫子怜史)