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市立函館病院の安孫子先生の論文が、ACG Case Reports Journalにアクセプトとなりました

論文タイトル Successful Creation of the Mucosal Flap in the Colorectal Endoscopic Submucosal Dissection Using a Push-Up, Grasp, and Cutting Technique
受理日 2023年8月11日
Authors Satoshi Abiko, Katsuma Nakajima, Erina Ishibe, Takatsugu Tanaka, Koji Hirata, Kazuharu Suzuki, Kenji Kinoshita, Kazuteru Hatanaka, Yoshiya Yamamoto and Hirohito Naruse
雑誌名 ACG Case Reports Journal
コメント ハサミナイフを用いた大腸ESDの新しい切除テクニックがacceptされました(https://doi.org/10.14309/crj.0000000000001146)。
大腸ESDの初学者にとって、病変直下に潜り込むまでの粘膜フラップの形成は、最初の難関です。このPush-Up, Grasp, and Cutting Technique (PGC technique)を使用することによって、粘膜フラップの形成が容易になるのではないか、と思っております。相撲の取組などにおいて用いられる技術の『かちあげ』に似ていることから、かちあげテクニックと呼んでも良いかもしれません。
日本および東アジアでは広く普及している大腸ESDを欧米に、さらには全世界に広めていくためにハサミナイフを使用したテクニックが有用ではないか、と思っております。
成瀬先生をはじめとして、市立函館病院の先生方、内視鏡、外来、病棟スタッフの皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
(市立函館病院 安孫子怜史)