ニュース

佐々木先生の論文が、Hepatology Researchにアクセプトとなりました

論文タイトル Recent prevalence and characteristics of patients with hepatitis delta virus in Hokkaido, Japan.
受理日 2023年6月12日
Authors Takashi Sasaki, Goki Suda, Masatsugu Ohara, Shunichi Hosoda, Naoki Kawagishi, Risako Kohya, Tomoka Yoda, Osamu Maehara, Shunsuke Ohnishi, Sonoe Yoshida, Qingjie Fu, Zijian Yang, Yoshimasa Tokuchi, Takashi Kitagataya, Kazuharu Suzuki, Masato Nakai, Takuya Sho, Mitsuteru Natsuizaka, Sho Komukai, Koji Ogawa, Naoya Sakamoto.
雑誌名 Hepatology Research
コメント 本論文では、B型肝炎ウイルスと共感染することで肝硬変や肝癌のリスクがあがるD型肝炎ウイルス感染症(HDV)について北海道での有病率(1.7%)やその特性について検討した内容となっています。HDVは臨床的には重要な肝炎ウイルスである一方で、本邦では簡便に検査ができず20-30年間疫学データがない状況でした。また、世界ではHDVに対する新規治療薬の開発をきっかけに、欧米をはじめ、世界各国でHDVの有病率が再評価・報告されつつあります。今回は北海道におけるHDVに関する検討ですが、現在全国多施設共同研究に向けて準備段階であり、日本全国におけるHDVに関しての研究を行う予定です。
坂本教授ご指導の下、先生方には多大なるご協力を賜り、誠にありがとうございました。特に研究立案から現在まで熱心にご指導頂きました須田先生、大原先生に深い感謝の意を表したいと思います。
(佐々木)