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川本先生の論文が、The Oncologistにアクセプトとなりました
論文タイトル | Phase II Study of Ramucirumab Plus Irinotecan Combination Therapy as Second-Line Treatment in Patients with Advanced Gastric Cancer: HGCSG1603 |
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受理日 | 2022年2月16日 |
Authors | Yasuyuki Kawamoto, Satoshi Yuki, Kentaro Sawada, Michio Nakamura, Osamu Muto, Susumu Sogabe, Yoshiaki Shindo, Atsushi Ishiguro, Atsushi Sato, Yasushi Tsuji, Masayoshi Dazai, Hiroyuki Okuda, Takashi Meguro, Kazuaki Harada, Mari Sekiguchi, Kazufumi Okada, Yoichi M Ito, Yuh Sakata, Naoya Sakamoto, Yoshito Komatsu |
雑誌名 | The Oncologist |
コメント | 切除不能進行胃がんの二次治療はPTX+Ramucirumabがスタンダードですが、前治療歴や有害事象等にPTXが不適と考えられる患者群が存在します。そのような患者さんに対して提案可能なレジメンの開発として本研究が行われました。Irinotecan+Ramucirumab併用療法の有効性と安全性を評価することを目的とした第II相試験になります。 北海道消化器癌化学療法研究会(HGCSG)22施設で、2018年1月から2019年9月の間に35名の患者さんに御参加いただきました。 統計学的にはprimary endpointを惜しくもmetできなかったのですが、中央値等でみると治療成績は既存の治療と遜色なく、二次治療でタキサン系薬剤が使用しにくいような患者さんに提案可能な治療選択肢と考えております。Irinotecan+Ramucirumabは胃がん治療ガイドラインにも「条件付きで推奨されるレジメン」の一つとなっており、本試験は実際のデータを添える研究になったと思われます。 御協力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。 (川本) |