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井上先生の論文が、Carcinogenesisにアクセプトとなりました

論文タイトル Evaluation of the risk of metachronous multiple squamous cell carcinoma of the head and neck after transoral surgery based on the genetic polymorphisms of alcohol dehydrogenase 1B and aldehyde dehydrogenase 2
受理日 2021年9月21日
Authors Masaki Inoue, Yuichi Shimizu, Masanobu Taniguchi, Yuki Kimura, Hiroto Furuhashi, Akira Dobashi, Takashi Ikeya, Kenichi Goda, Masayuki Kato, Mototsugu Kato, Naoya Sakamoto, Akihito Watanabe
雑誌名 Carcinogenesis
コメント 頭頸部表在癌の内視鏡治療後に発生する異時性多発頭頸部癌のリスクを、飲酒喫煙習慣とアルコール代謝遺伝子に基づいて検討した論文です。多施設研究を行いました。飲酒の継続と、ADH1Bのホモ低活性型、ALDH2のヘテロ欠損型がリスクが高く、見方を変えれば節酒によってかなり異時癌の発生を抑制できる可能性があるだろうということがわかりました。頭頸部表在癌は内視鏡や診断技術の進歩によって今後、発見率は上がってくるだろうと予測され、この論文の重要性はますます高まってくるものと考えています。ご協力いただいた他施設の先生方、誠にありがとうございました。また、このような貴重な研究の機会を与えてくださった坂本直哉教授、研究計画書から論文の作成までご指導いただきました清水勇一先生には深く感謝申し上げます。
(井上)