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安孫子先生の論文が、Endoscopyにアクセプトとなりました

論文タイトル Successful closure of huge perforation during rectal endoscopic submucosal dissection using an endoscopic string clip suturing method and polyglycolic acid sheets and fibrin glue
受理日 2021年05月04日
Authors Satoshi Abiko, Itsuki Sano, Ayumu Yoshikawa, Kazuaki Harada, Naoki Kawagishi, Hisashi Oda and Takuto Miyagishima
雑誌名 Endoscopy
コメント 吻合部近傍の直腸癌のESD時に、巨大穿孔を来した症例です。内視鏡的縫縮術(下部直腸症例なのでdouble-loop clipsテクニック [ https://doi.org/10.11280/gee.63.313 で解説しております]ではなくendoscopic string clip suturing method を使用)を施行したものの、巨大穿孔のため、完全縫縮が出来ず、縫合線に隙間が出来てしまいました。その隙間にPGAシートを埋め込んで、保存的治療が可能だった症例です( https://doi.org/10.1055/a-1519-6555 )。

内視鏡的縫縮術とPGAシート貼付の技術を使用することで、偶発症が発生した時に、被害の程度を最小限に出来るのではないか、と思っております。

宮城島先生をはじめとして釧路労災病院の先生方、内視鏡スタッフの皆様、病棟スタッフの皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
(市立函館病院 安孫子怜史)