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安孫子先生の論文が、Endoscopy E-Videosにアクセプトとなりました

論文タイトル Modified search, coagulation, and clipping with polyglycolic acid sheet and fibrin glue to reduce delayed bleeding risk after endoscopic submucosal dissection near the dentate line
受理日 2021年02月22日
Authors Satoshi Abiko, Ayumu Yoshikawa, Kazuaki Harada, Naoki Kawagishi, Itsuki Sano, Hisashi Oda, Takuto Miyagishima
雑誌名 Endoscopy E-Videos
コメント 肛門縁近傍の直腸ESD後潰瘍に対しての新しい内視鏡的後出血予防方法がacceptされました。内視鏡的閉鎖が難しいとされている肛門縁近傍の大腸ESD後出血ハイリスク患者の潰瘍に対して、胃ESD後出血ハイリスク患者で既に我々がEndoscopy E-VideosとBMC Gastroenterologyで報告している、modified the search, coagulation, and clipping method (MSCC法)にPGAシート・フィブリン糊併用法を加えること (PMSCC法)で、後出血を予防出来るのではないかと考え、報告しました。

胃ESDに比べて、後出血が少ない大腸ESDですが直腸は後出血の好発部位で緊急内視鏡を要することもあります。効果的な内視鏡的後出血予防方法が必要ではないか、と思っております。

宮城島先生をはじめとして釧路労災病院の先生方、内視鏡スタッフの皆様、病棟スタッフの皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
(市立函館病院 安孫子怜史)