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安孫子先生の論文が、BMC Gastroenterologyにアクセプトとなりました

論文タイトル Feasibility of a modified search, coagulation, and clipping method with and without the use of polyglycolic acid sheets and fibrin glue for preventing delayed bleeding after gastric endoscopic submucosal dissection
受理日 2020年11月12日
Authors Satoshi Abiko, Soichiro Oda, Akimitsu Meno, Akane Shido, Sonoe Yoshida, Ayumu Yoshikawa, Kazuaki Harada, Naoki Kawagishi, Itsuki Sano, Hisashi Oda, Takuto Miyagishima
雑誌名 BMC Gastroenterology
コメント 2020年2月、Endoscopyに報告した、胃ESD後潰瘍に対しての新しい内視鏡的後出血予防方法の結果をまとめたデータです。後出血ローリスク患者には独自の工夫をしたmodified SCC (MSCC)法を用い、ハイリスク患者にはMSCC法にPGAシート・フィブリン糊併用法を加えること(PMSCC法)で、後出血を予防出来るのではないかと考え、施行してきました(antibleeding strategy)。胃ESD123例中、後出血は1例(0.8%)のみで、合併症なく施行可能でした。
初めてチューター無しの中、たくさんの苦労をしながら施行した釧路労災病院での胃ESDの成績をまとめることが出来ました。大変、感慨深いものがあります。
宮城島先生をはじめとして、釧路労災病院の先生方、内視鏡スタッフの皆様、病棟スタッフの皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
(市立函館病院 安孫子怜史)