Accept論文
2022年
Prophylactic tenofovir alafenamide for hepatitis B virus reactivation and reactivation-related hepatitis
- 受理日
Goki Suda, Masaru Baba, Yoshiya Yamamoto, Takuya Sho, Koji Ogawa, Megumi Kimura, Shunichi Hosoda, Sonoe Yoshida, Akinori Kubo, Qingjie Fu, Zijian Yang, Yoshimasa Tokuchi, Takashi Kitagataya, Osamu Maehara, Shunsuke Ohnishi, Ren Yamada, Masatsugu Ohara, Naoki Kawagishi, Mitsuteru Natsuizaka, Masato Nakai, Kenichi Morikawa, Ken Furuya, Kazuharu Suzuki,Takaaki Izumi, Takashi Meguro, Katsumi Terashita, Jun Ito, Tomoe Kobayashi, Izumi Tsunematsu, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Journal of Medical Virology
- コメント
HBV再活性化予防としてのTAFの有効性を初めて明らかにしたNORTE study Groupの論文がアクセプトとなりました。
NORTE study Groupから新たなエビデンスを創出できたことを御参加頂きました先生方に心より感謝申し上げます。
御指導頂きました坂本先生、症例登録、データの収集、研究に御助言頂きました関係各位に心より感謝申し上げます。
(須田)
A woman case with chronic anemia, hypoalbuminemia, and ileo-ileal fistula
- 受理日
Shinya Fukushima, Takehiko Katsurada, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
gastroenterology
- コメント
アジア圏に特異的な遺伝性疾患である非特異性多発性小腸潰瘍症(CEAS)の回腸-回腸瘻合併例について、Q&A形式の症例報告になります。
ご指導いただきました桂田先生、桜井先生、ご協力頂きました皆様に心より感謝申し上げます。
(福島)
Study protocol for HGCSG1801: A multicenter, prospective, phase II trial of second-line FOLFIRI plus aflibercept in patients with metastatic colorectal cancer refractory to anti-EGFR antibodies
- 受理日
Hiroshi Nakatsumi, Yoshito Komatsu, Tetsuhito Muranaka, Satoshi Yuki, Yasuyuki Kawamoto, Kazuaki Harada, Masayoshi Dazai, Miki Tateyama, Yusuke Sasaki, Takuto Miyagishima, Yasushi Tsuji, Masaki Katagiri, Michio Nakamura, Susumu Sogabe, Kazuteru Hatanaka, Takashi Meguro, Tomoe Kobayashi, Atsushi Ishiguro, Osamu Muto, Yoshiaki Shindo, Masahito Kotaka, Takayuki Ando, Ryo Takagi, Naoya Sakamoto, Yu Sakata
- 雑誌名
Frontiers in Oncology
- コメント
抗EGFR抗体薬不応の結腸・直腸癌に対する2次治療としてのFOLFIRI+アフリベルセプトの有効性と安全性を検討する単群多施設共同前向き第Ⅱ相臨床試験(HGCSG1801)のプロトコール論文がFrontiers in Oncologyに掲載されました。この試験は村中徹人先生(現・市立稚内病院)が大学所属時にプロトコールを作成し、現在は中積と原田一顕先生が試験事務局を担当しております。
本試験は10月末で無事予定登録症例を満了することができました。御参加いただいた患者様と御家族の方々、試験を遂行していただいた施設のみなさまの御協力に感謝申し上げます。本試験を通じて大腸癌診療が発展する一助となるように精進いたしますので、引き続きご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
(北海道医療センター 中積)
Low baseline CXCL9 predicts early progressive disease in unresectable HCC with atezolizumab plus bevacizumab treatment
- 受理日
Shunichi Hosoda, Goki Suda, Takuya Sho, Koji Ogawa, Megumi Kimura, Zijian Yang, Sonoe Yoshida, Akinori Kubo, Yoshimasa Tokuchi, Takashi Kitagataya, Osamu Maehara, Shunsuke Ohnishi, Akihisa Nakamura, Ren Yamada, Masatsugu Ohara, Naoki Kawagishi, Mitsuteru Natsuizaka, Masato Nakai, Kenichi Morikawa, Ken Furuya, Masaru Baba, Yoshiya Yamamoto, Kazuharu Suzuki , Takaaki Izumi, Takashi Meguro, Katsumi Terashita, Jun Ito, Takuto Miyagishima, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Liver Cancer
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切除不能肝細胞癌におけるアテゾリズマブ+ベバシズマブ併用療法の治療開始時の血清CXCL9低値は早期PDを予測する因子となる可能性があることを検討させていただいた論文がLiver Cancerにアクセプトされました。免疫チェックポイント阻害剤の治療開始後に腫瘍が急速に増大するHyperprogressionの報告もあり、今後の研究により肝細胞癌のアテゾリズマブ+ベバシズマブ治療の適応を検討する一助になればと考えております。本研究にご協力いただきましたNORTE study groupの先生方、ご指導いただきました坂本教授、須田先生に深く感謝を申しあげます。
(細田)
Serum IL-1β predicts de novo hepatitis B virus reactivation during direct-acting antiviral therapy for hepatitis C, not during anti-cancer/immunosuppressive therapy
- 受理日
Naoki Kawagishi, Goki Suda, Ryotaro Sakamori, Takeshi Matsui, Masahiro Onozawa, Zijian Yang, Sonoe Yoshida, Masatsugu Ohara, Megumi Kimura, Akinori Kubo, Osamu Maehara, Qingjie Fu, Shunichi Hosoda, Yoshimasa Tokuchi, Kazuharu Suzuki, Masato Nakai, Takuya Sho, Kenichi Morikawa, Mitsuteru Natsuizaka, Koji Ogawa, Hajime Sakai, Shunsuke Ohnishi, Tetsuo Takehara, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Scientific Reports
- コメント
C型肝炎DAAs治療時に起こるHBV再活性化とサイトカインの関連について検討させていただいた論文がScientific Reportsにアクセプトされました。
HCV治療時と化学療法中のHBV再活性化に関与するサイトカインは異なっており、再活性化のメカニズムが違うこと、IL-1βがHCV治療時の再活性化に関与することをまとめて報告させていただきました。
HCV治療時のHBV再活性化はまれですが時に重篤化することがあり、今後の予測因子の一助になればと考えています。
ご指導頂きました坂本教授を始めとする、須田先生、肝臓グループの先生方、検体を提供していただいた先生方には深く感謝申し上げます。
(川岸)
An Autopsy Case of Rapidly Aggravated Clostridium perfringens Septicemia with Colorectal Cancer
- 受理日
Risako Kohya, Taichi Murai, Yudai Taguchi, Kyohei Sawai, Masaya Takehara, Masahiro Nagahama, Kazufumi Itaya, Yuta Koike, Ayana Endo, Yuji Ono, Atsushi Nagasaka, Shuji Nishikawa, Michio Nakamura
- 雑誌名
Case Reports in Infectious Diseases
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市立札幌病院での症例です。C.perfringens(ウェルシュ菌)の敗血症により短時間で死亡した症例の剖検例です。菌の毒素について解析頂いた徳島文理大学 薬学部 薬学科の永浜 政博 教授、竹原 正也 先生、論文作成についてご指導、御助言頂きました市立札幌病院の中村 路夫 先生に心より感謝申し上げます。
(甲谷)
Two-step pancreatic duct stenting with endoscopic ultrasonography and balloon-assisted enteroscopy for pancreaticojejunal anastomotic stricture
- 受理日
Kosuke Nagai, Masaki Kuwatani, Yunosuke Takishin, Ryutaro Furukawa, Hajime Hirata, Kazumichi Kawakubo, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Endoscopy E-Videos
- コメント
膵空腸吻合部狭窄に対してEUS下膵管ドレナージを施行した症例のダブルバルーン内視鏡下でのステント交換の報告です。Uneven double lumen cannulaがステント交換に有効であったと報告させていただきました。ご指導いただきました桒谷先生、動画作成にご協力いただきました滝新先生、誠にありがとうございました。
(永井)
Efficacy and Effect on Liver Functional Reserve of Atezolizumab and Bevacizumab for Unresectable Hepatocellular Carcinoma in Patients Who Do Not Meet Eligibility Criteria of IMbrave150.
- 受理日
Sho T, Suda G, Yamamoto Y, Furuya K, Baba M, Ogawa K, Kubo A, Tokuchi Y, Fu Q, Yang Z, Kimura M, Kitagataya T, Maehara O, Ohnishi S, Nakamura A, Yamada R, Ohara M, Kawagishi N, Natsuizaka M, Nakai M, Suzuki K, Izumi T, Meguro T, Terashita K, Takagi T, Ito J, Kobayashi T, Miyagishima T, Sakamoto N.
- 雑誌名
Cancers
- コメント
進行肝癌に対するアテゾリズマブ+ベバシズマブのIMbrave150試験基準外の治療効果と安全性の検討をNORTE study groupでまとめさせていただきました。NORTE study groupにおけるアテゾリズマブ+ベバシズマブ治療の論文2報目です。実臨床で使用されることの多い基準外症例でも、良好な治療成績と安全性があることを示したものです。本研究にご参加・ご協力頂きましたNORTE study groupの先生方、そしてご指導いただきました須田先生、坂本先生に深謝申し上げます。
(荘)
Incidence of post-transplant hepatitis B virus reactivation with the use of kidneys from donors with resolved hepatitis B virus infection
- 受理日
Ren Yamada, Kenichi Morikawa, Kiyohiko Hotta, Daiki Iwami, Tatsu Tanabe, Sachiyo Murai, Nobuo Shinohara, Sonoe Yoshida, Shunichi Hosoda, Akinori Kubo, Yoshimasa Tokuchi, Takashi Kitagataya, Megumi Kimura, Koji Yamamoto, Masato Nakai, Takuya Sho, Goki Suda, Mitsuteru Natsuizaka, Koji Ogawa, and Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Journal of Viral Hepatitis
- コメント
HBV既往感染者と腎移植患者の臨床データ、腎生検検体cccDNA検出や腎細胞株HBV増殖についてデータを解析し論文化することができました。
臨床検体やデータのご提供や論文作成にあたり、御協力いただいた泌尿器科の先生方、論文作成にあたり、御指導、御助言いただいた坂本教授、森川先生、そして肝臓グループの皆様に心よりの感謝を申し上げます。
(釧路労災病院 山田)
Successful resection of a gastric tumor with severe fibrosis using endoscopic submucosal tunnel dissection and a picking technique with a clutch cutter
- 受理日
Satoshi Abiko, Katsuma Nakajima, Koji Hirata, Kazuharu Suzuki, Kenji Kinoshita, Kazuteru Hatanaka, Yoshiya Yamamoto and Hirohito Naruse
- 雑誌名
ACG Case Reports Journal
- コメント
高度線維化のある胃腫瘍をハサミ型ナイフであるクラッチカッターを使用し、以前に我々がEndoscopyで報告したpicking technique を用いて切除した症例です (https://doi.org/10.14309/crj.0000000000000852)。胃角部小弯周囲の高度線維化病変は胃ESDの残された課題だと思います。今回、胃体下部小弯の病変を最初、反転(retroflex view)でIT knife-2を使用して剥離していましたが、高度線維化が出現し、難渋しました。レスキュープランとして、forward viewで口側からクラッチカッターを用いて、トンネル作成し、picking techniqueで高度線維化を切除することが出来ました。
クラッチカッターによるpicking techniqueの利点は、通常のESDを施行した症例よりも高い一括完全切除率と低い穿孔リスクではないか、と思っております。
成瀬先生をはじめとして、市立函館病院の先生方、内視鏡、外来、病棟スタッフの皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
(市立函館病院 安孫子怜史)
Pre-sarcopenia and Mac-2 Binding Protein glycosylation isomer as predictors of recurrence and prognosis in early-stage hepatocellular carcinoma
- 受理日
Masato Nakai, Kenichi Morikawa, Shunichi Hosoda, Sonoe Yoshida, Akinori Kubo, Yoshimasa Tokuchi, Takashi Kitagataya, Ren Yamada, Masatsugu Ohara, Takuya Sho, Goki Suda, Koji Ogawa and Naoya Sakamoto
- 雑誌名
World Journal of Hepatology
- コメント
かなり前にまとめていた内容になるのですが、この度森川先生に投稿の機会をいただき形にすることができました。
当科の初発肝細胞癌RFA症例のうち、HCV-RNA陽性以外の症例において、予後因子として筋肉量減少とM2BPGi高値が重要であることを報告いたしました。M2BPとM2BPGiの両者を測定し、その比較も行った内容になります。投稿に際し森川先生には様々なご高配をいただき本当に感謝いたしております。また、ご協力いただきました肝臓グループの先生方にも心よりの感謝を申し上げます。
(中井)
Efficacy of rifaximin against covert hepatic encephalopathy and hyperammonemia in Japanese patients
- 受理日
Masato Nakai, Goki Suda, Koji Ogawa, Sonoe Yoshida, Shunichi Hosoda, Akinori Kubo, Yoshimasa Tokuchi, Takashi Kitagataya, Ren Yamada, Taku Shigesawa, Masatsugu Ohara, Takuya Sho, Kenichi Morikawa, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
PLOS ONE
- コメント
リファキシミンの高アンモニア血症と不顕性肝性脳症に対する治療効果に関して検討した前向き観察研究の結果を、PLOS ONEにアクセプトいただくことができました。
不顕性肝性脳症に対するリファキシミンの効果については、海外では報告がございますが、本邦における論文報告はこれまでなく、今回、貴重な報告を行うことができたと考えております。
本論文作成にあたり、御指導、御助言いただいた坂本教授、須田先生、NP-test(NPT)の実施にあたり様々なご高配いただきました小川先生、多数の症例の登録をいただいた森川先生、須田先生、荘先生、小川先生および、データ収集などにご尽力いただいた大学院生の先生方など、御共著の先生方には心よりの感謝を申し上げます。また、NPTの実施に当たっては様々な職種の方にご協力いただきました。皆様ありがとうございました。
(中井)
Repeated acute pancreatitis and peripancreatic fluid collection caused by pancreatic intraepithelial lesion
- 受理日
Hajime Hirata, Masaki Kuwatani, Tomoko Mitsuhashi
- 雑誌名
Journal of Gastroenterology and Hepatology
- コメント
昨年度の膵臓学会で報告を行った、繰り返す膵炎とPanINが併存していた症例のケースレポートとなります。長期に入院していたこともあり非常に思い入れのある症例報告となりました。ご指導いただきました桒谷先生、病理アドバイスいただきました三橋先生、また当時の胆膵グループの皆様に心より感謝申し上げます。
(苫小牧市立病院 平田)
Characteristics and Usefulness of Transabdominal Ultrasonography in Immune-Mediated Colitis
- 受理日
Kensuke Sakurai, Takehiko Katsurada, Mutsumi Nishida, Satomi Omotehara, Shinya Fukushima, Shinsuke Otagiri, Kazunori Nagashima, Reizo Onishi, Ryo Takagi, Yoshito Komatsu, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Intestinal Research
- コメント
免疫チェックポイント阻害薬誘発性大腸炎における腹部エコー所見の特徴、並びに エコー所見と症状または内視鏡所見における重症度の相関を示した論文です。
エコー室の西田先生、表原さん、桂田先生、長島先生、並びにご指導頂きました全ての方へ心より感謝申し上げます。
(桜井)
Optical biopsy for esophageal squamous cell neoplasia by using endocytoscopy
- 受理日
Yoshihiko Shimoda, Yuichi Shimizu, Hiroaki Takahashi, Satoshi Okahara, Takakazu Miyake, Shin Ichihara, Ikko Tanaka, Masaki Inoue, Sayoko Kinowaki, Masayoshi Ono, Keiko Yamamoto, Shoko Ono, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
BMC Gastroenterology
- コメント
超拡大内視鏡、エンドサイトスコピー(ECS)は、消化管粘膜についてリアルタイムに顕微鏡レベルの観察を可能します。本論文は生検組織学的診断を受けていない病変に対するECSによる診断精度を評価した前向き研究となります。ECSでの診断精度は実臨床に十分適用可能な精度であるとの結果が出ました。今後AIなどの組み合わせによって、様々な領域で応用されることが期待されます。論文作成について多大なるご指導をいただきました清水勇一先生をはじめ、御共著の先生方には心より感謝申し上げます。
(霜田)
Hepatocellular carcinoma rupture after introducing lenvatinib: an autopsy case report
- 受理日
Risako Kohya, Ryo Sugiura, Yoshiya Yamamoto, Hirohito Naruse, Kazuteru Hatanaka, Kenji Kinoshita, Satoshi Abiko, Shuichi Miyamoto, Kazuharu Suzuki, Hanae Kushibiki, Satoru Munakata, Norihiko Shimoyama
- 雑誌名
Internal Medicine
- コメント
市立函館病院での症例です。肝細胞癌に対してレンバチニブ導入後、数日で腫瘍破裂を来した症例の剖検例です。病理学的検討を行っていただいた棟方 哲先生、症例や論文作成についてご指導、御助言頂きました山本 義也先生、杉浦 諒先生に心より感謝申し上げます。
(甲谷)
Pathological and molecular diagnoses of early cancer with bile and pancreatic juice
- 受理日
Masaki Kuwatani, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Digestive Endoscopy
- コメント
胆汁・膵液解析にも分子生物学的アプローチの波が押し寄せてきておりますが,まだまだ発展途上です。
レビューとしてまとめさせて頂きました。
(桒谷)
Analysis of the Pancreatic Cancer Microbiome Using Endoscopic Ultrasound-Guided Fine-Needle Aspiration-Derived Samples
- 受理日
Nakano Shintaro, Kawamoto Yasuyuki, Komatsu Yoshito, Saito Rika, Ito Ken, Yamamura Takahiro, Harada Kazuaki, Yuki Satoshi, Kawakubo Kazumichi, Sugiura, Ryo, Kato Shin, Hirata Koji, Hirata Hajime, Nakajima Masahito, Furukawa Ryutaro, Takishin Yunosuke, Nagai Kousuke, Yokota Isao, Ota Keisuke H., Nakaoka Shinji, Kuwatani Masaki, Sakamoto Naoya
- 雑誌名
Pancreas
- コメント
腸内フローラは悪性腫瘍を含む多くの疾患との関連性が最近注目されておりますが、一部の悪性腫瘍では「腫瘍内のフローラ」が腫瘍の発生、進展、治療抵抗性などに関連するとの報告がありました。しかし、既報は手術検体を用いており、進行膵癌フローラ研究は行われてきませんでした。本研究はEUS-FNA検体で得られた検体を用いて膵癌フローラの解析を行った研究となります。貴重な研究の機会を与えてくださった坂本直哉教授、本研究の立案から論文作成にいたるまでご指導いただきました小松先生、川本先生にはあらためまして、深く患者申し上げます。
(岩見沢市立総合病院 中野)
A rare case of pancreatic ductal adenocarcinoma with ossification mimicking a pancreatic stone impaction
- 受理日
Ryo Sugiura, Kiyotaka Sasaki, Hideaki Nakamura, Shoichi Horita, Takashi Meguro, Hidetoshi Kagaya, Tatsuya Yoshida, Hironori Aoki, Takayuki Morita, Miyoshi Fujita, Keisuke Okamura, Eiji Tamoto, Masayuki Fukushima, Takashi Ueno, Akio Tsutaho, Ayano Inoue, Toshiyuki Takahashi
- 雑誌名
Endoscopic Ultrasond
- コメント
北海道消化器科病院での症例報告です。
腹痛を主訴に来院し、膵内に石灰化を認めたため膵石嵌頓による症状をまず疑いました。
その後の検査で細胞診で悪性疑いとなり、骨化を伴う膵癌を早期切除できた、という稀な経験をさせて頂きました。
膵石のみを疑っても、稀ではありますが膵癌+骨化の症例もおり、慎重な検査が必要であると示しています。
詳細な病理評価を行って頂いた病理診断科・高橋先生、症例の検査・治療を行なって頂いた内科・外科の先生方に感謝申し上げます。
(杉浦)
Study protocol of the HGCSG1803: a phase II multicentre, non-randomised, single-arm, prospective trial of combination chemotherapy with oxaliplatin, irinotecan and S-1 (OX-IRIS) as first-line treatment for metastatic or relapsed pancreatic cancer
- 受理日
Shintaro Nakano, Yasuyuki Kawamoto, Satoshi Yuki, Kazuaki Harada, Takuto Miyagishima, Susumu Sogabe, Masayoshi Dazai, Atsushi Sato, Atsushi Ishiguro, Michio Nakamura, Shinya Kajiura, Yasuo Takahashi, Miki Tateyama, Kazuteru Hatanaka, Yasushi Tsuji, Takahide Sasaki, Yoshiaki Shindo, Tomoe Kobayashi, Isao Yokota, Naoya Sakamoto, Yuh Sakata, Yoshito Komatsu
- 雑誌名
BMJ Open
- コメント
北海道消化器科癌化学療法研究会(HGCSG)で開発を進めている、膵癌一次治療において標準的治療であるFOLFIIRNOX療法の5-FU持続静注を経口薬であるS-1で置き換えた新規レジメンであるOX-IRIS療法の第Ⅱ相試験(HGCSG1803)のプロトコル論文となります。
小生が大学院生のときにプロトコル作成から担当させていただき、ご指導頂きました小松先生、川本先生、また本試験にご協力頂いております皆様に深く感謝申し上げます。本試験は予定症例数の登録を終了しており今後は結果解析となりますが、よりよい治療を患者さんに届けられるよう引き続き精進して参ります。
(中野)
Promising genomic testing for biliary tract cancer using endoscopic ultrasound-guided fine needle aspiration/biopsy specimens
- 受理日
Masaki Kuwatani, Kazumichi Kawakubo, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Diagnostics
- コメント
遺伝子解析の波が胆道領域にも広がりつつはありますが、EUS-FNA検体については、検体採取自体の課題も大きく、まだまだこれからです。
少ないながらも、既報と今後の展望をまとめさせていただきました。
(桒谷)
Phase II Study of Continued Trastuzumab Plus Irinotecan in Patients with HER2-positive Gastric Cancer Previously Treated with Trastuzumab (HGCSG 1201)
- 受理日
Yasuyuki Kawamoto, Satoshi Yuki, Takashi Meguro, Kazuteru Hatanaka, Minoru Uebayashi, Michio Nakamura, Hiroyuki Okuda, Ichiro Iwanaga, Takashi Kato, Shintaro Nakano, Atsushi Sato, Kazuaki Harada, Koji Oba, Yuh Sakata, Naoya Sakamoto, Yoshito Komatsu
- 雑誌名
The Oncologist
- コメント
HER2陽性胃がんの一次治療にTrastuzumabが使用されますが、二次治療でも引き続きTrastuzumabを使用することに意義があるのか、探索した前向き試験になります。
2012年の大学院卒業時にプロトコール作成から担当させていただき、本試験は症例登録が進まず登録数未到達で終了、試験治療の大きな有効性も認めず、の厳しい結果の試験でした。一番初めは2018年10月に投稿しており、reject→投稿誌変更を繰り返して3年かかりました。10年かかってしまいましたが、最後になんとか形になりました。
御協力いただいた皆様に感謝申し上げます。
(川本)
Multicenter, prospective, observational study of chemotherapy-induced dysgeusia in gastrointestinal cancer
- 受理日
Ken Ito, Satoshi Yuki, Hiroshi Nakatsumi, Yasuyuki Kawamoto, Kazuaki Harada, Shintaro Nakano, Rika Saito, Takayuki Ando, Kentaro Sawada, Masataka Yagisawa, Atsushi Ishiguro, Masayoshi Dazai, Ichiro Iwanaga, Kazuteru Hatanaka, Atsushi Sato, Ryusuke Matsumoto, Yoshiaki Shindo, Miki Tateyama, Tetsuhito Muranaka, Masaki Katagiri, Isao Yokota, Yuh Sakata, Naoya Sakamoto, Yoshito Komatsu
- 雑誌名
Supportive Care in Cancer
- コメント
癌薬物療法に起因する味覚異常に対する亜鉛製剤の有効性を検討した多施設共同前向き観察研究になります。今まで低亜鉛血症に起因する味覚異常には亜鉛補充療法が有効とされておりましたが、癌薬物療法に起因する味覚異常においては亜鉛を上昇させるだけでは不十分であることが示唆され、個人的には大変興味深い結果が得られたものと考えております。ご協力いただきましたご施設の先生方ならびに、論文作成にあたり御指導を賜りました坂本教授、小松准教授、結城先生、共著の先生方に心より感謝申し上げます。
(伊藤)
Overestimated Renal Function in Patients with Liver Cirrhosis Predicts Poor Prognosis
- 受理日
Sonoe Yoshida, Goki Suda, Masatsugu Ohara, Megumi Kimura, Zijian Yang,Osamu Maehara, Qingjie Fu, Shunichi Hosoda, Kubo Akinori, Yoshimasa Tokuchi, Ren Yamada, Takashi Kitagataya, Kazuharu Suzuki, Naoki Kawagishi, Masato Nakai, Takuya Sho, Mitsuteru Natsuizaka, Kenichi Morikawa, Koji Ogawa, Shunsuke Ohnishi, and Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Hepatology research
- コメント
昨年、慢性肝疾患症例の約25%において血清クレアチニンに基づく腎機能が過大評価されていることを報告いたしました。今回は腎機能の過大評価が肝硬変症例の予後に与える影響について検討いたしました。結果、腎機能の過大評価は独立した予後予測因子となることが明らかとなり、日常診療においても腎機能が過大評価されている可能性を念頭におくことが重要と考えられます。論文作成にあたり御指導を賜りました坂本教授、須田先生をはじめ、共著の先生方に心より感謝申し上げます。
(肝臓グループ 吉田苑永)
Phase II Study of Ramucirumab Plus Irinotecan Combination Therapy as Second-Line Treatment in Patients with Advanced Gastric Cancer: HGCSG1603
- 受理日
Yasuyuki Kawamoto, Satoshi Yuki, Kentaro Sawada, Michio Nakamura, Osamu Muto, Susumu Sogabe, Yoshiaki Shindo, Atsushi Ishiguro, Atsushi Sato, Yasushi Tsuji, Masayoshi Dazai, Hiroyuki Okuda, Takashi Meguro, Kazuaki Harada, Mari Sekiguchi, Kazufumi Okada, Yoichi M Ito, Yuh Sakata, Naoya Sakamoto, Yoshito Komatsu
- 雑誌名
The Oncologist
- コメント
切除不能進行胃がんの二次治療はPTX+Ramucirumabがスタンダードですが、前治療歴や有害事象等にPTXが不適と考えられる患者群が存在します。そのような患者さんに対して提案可能なレジメンの開発として本研究が行われました。Irinotecan+Ramucirumab併用療法の有効性と安全性を評価することを目的とした第II相試験になります。
北海道消化器癌化学療法研究会(HGCSG)22施設で、2018年1月から2019年9月の間に35名の患者さんに御参加いただきました。 統計学的にはprimary endpointを惜しくもmetできなかったのですが、中央値等でみると治療成績は既存の治療と遜色なく、二次治療でタキサン系薬剤が使用しにくいような患者さんに提案可能な治療選択肢と考えております。Irinotecan+Ramucirumabは胃がん治療ガイドラインにも「条件付きで推奨されるレジメン」の一つとなっており、本試験は実際のデータを添える研究になったと思われます。
御協力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
(川本)
The potential of soluble CD14 in discriminating nonalcoholic steatohepatitis from nonalcoholic fatty liver disease
- 受理日
Akihisa Nakamura, Koji Yamamoto, Rei Takeda, Ren Yamada, Akinori Kubo, Kenichi Morikawa, Sayaka Ando, Tomoe Shimazaki, Takaaki Izumi, Machiko Umemura, Takashi Kitagataya, Taku Shigesawa, Kazuharu Suzuki, Megumi Kimura, Masato Nakai, Takuya Sho, Goki Suda, Mitsuteru Natsuizaka, Koji Ogawa, Shunsuke Ohnishi, Hiroshi Takeda and Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Hepatology research
- コメント
NASHマウスモデルにおけて血清sCD14値や腸内細菌との関連性を示し、血清sCD14値がヒトNAFLDとNASHを判別する病態マーカーとなりうる可能性を示した論文になります。ご指導頂きました、森川先生、山本先生、坂本教授に深謝申し上げます。
宜しくお願い申し上げます。
(北見赤十字病院 中村)
A rare adverse event after endoscopic retrograde cholangiography
- 受理日
Ryutaro Furukawa, Masaki Kuwatani, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Internal Medicine
- コメント
他院から紹介となった、ERCPの稀な合併症である胆汁漏についての報告です。ご指導頂きました桒谷将城先生に深く感謝申し上げます。
(古川 龍太郎)
Prediction of hepatocellular carcinoma using age and liver stiffness on transient elastography after hepatitis C virus eradication
- 受理日
Masato Nakai, Yoshiya Yamamoto, Masaru Baba, Goki Suda, Akinori Kubo, Yoshimasa Tokuchi, Takashi Kitagataya, Ren Yamada, Taku Shigesawa, Kazuharu Suzuki, Akihisa Nakamura, Takuya Sho, Kenichi Morikawa, Koji Ogawa, Ken Furuya, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Scientific Reports
- コメント
当院、市立函館病院、JCHO北海道病院3施設のHCV排除後の新規発癌の予測因子を解析した論文が、このたびScientific Reportsにアクセプトとなりました。
年齢と、フィブロスキャンによる肝硬度測定によって、発癌低リスク群の囲い込みが可能であることを示した論文になります。
初回の投稿からかなり時間を要してしまいましたが、なんとか形にすることができ、安堵しております。
市立函館病院山本義也先生、JCHO北海道病院馬場先生には詳細なデータをいただきました。この場を持ちまして感謝させていただきます。また、論文作成にあたり、御指導、御助言いただいた坂本教授、須田先生をはじめ、症例の登録や症例の管理、データ収集などにご尽力いただいた北大肝臓グループの先生方にも心よりの感謝を申し上げます。
(中井 正人)
Assessment of postoperative common bile duct stones after endoscopic extraction and subsequent cholecystectomy
- 受理日
Ryo Sugiura, Hideaki Nakamura, Shoichi Horita, Takashi Meguro, Kiyotaka Sasaki, Hidetoshi Kagaya, Tatsuya Yoshida, Hironori Aoki, Takayuki Morita, Miyoshi Fujita, Eiji Tamoto, Masayuki Fukushima, Yoshitomo Ashitate, Takashi Ueno, Akio Tsutaho, Masaki Kuwatani, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Surgical Endoscopy
- コメント
北海道消化器科病院での単施設後ろ向き研究です。
総胆管結石+胆嚢結石症例において、内視鏡治療+胆嚢摘出術が広く行われていますが、時として胆管結石再発を経験し、その原因としてERCPでの不完全採石、術中の胆嚢結石落石、結石再形成、が挙げられますが、その詳細はわかっていません。
当院ではERCPで胆管結石除去後に胆管プラスチックステントを留置し、術後早期に再度ERCPを行い結石の確認と除去を行なっており、ERCPでの不完全採石+術中の胆嚢結石落石について検討いたしました。
結果として術後早期のERCPでpostoperative stoneを25.5%で認め、sludgeを含めると36.8%であり、比較的高率にpostoperative stoneが起こるとわかりました。リスク因子として、ERCP時の胆管結石6個以上、胆嚢管結石の存在、胆嚢結石10個以上、が挙げられます。
内視鏡治療+胆嚢摘出術を行ってもpostoperative stoneが比較的高率にあるため、特にリスク因子がある症例ではフォローアップを中断せずに画像検査or追加ERCPを行うことが良い、と示しています。
本研究を行うにあたり、ご協力頂きました北海道消化器科病院の先生方、ご助言頂きました桒谷先生に厚く御礼申し上げます。
(北海道消化器科病院 杉浦 諒)
Changes in Serum Growth Factors during Lenvatinib Predict the Post Progressive Survival in Patients with Unresectable Hepatocellular Carcinoma
- 受理日
Zijian Yang, Goki Suda, Osamu Maehara, Masatsugu Ohara, Sonoe Yoshida, Shunichi Hosoda, Megumi Kimura, Akinori Kubo, Yoshimasa Tokuchi, Qingjie Fu, Ren Yamada, Takashi Kitagataya, Kazuharu Suzuki, Naoki Kawagishi, Masato Nakai, Takuya Sho, Mitsuteru Natsuizaka, Kenichi Morikawa, Koji Ogawa, Shunsuke Ohnishi and Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Cancers
- コメント
レンバチニブの治療を受けた肝細胞癌患者さんの血清生長因子の経時変化について調べさせていただいた論文がcancersにアクセプトされました。
研究の立案及び常に指導していただいた須田先生、前原先生、坂本教授、実験と統計を教えていただいた木村さん、吉田先生、得地先生、データの集めにご協力いただいた先生各位に心より感謝を申し上げます。
(楊)