Accept論文
2020年
A New Method of Esophageal Endoscopic Ultrasonography (EUS) with Injected Gel: EUS-Gel Filling Method
- 受理日
Shuichi Miyamoto, Kazuhiro Takahashi, Tomohiko R. Ohya
- 雑誌名
Digestive Endoscopy
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食道EUS時に新規内視鏡用ゲル製剤ビスコクリアを用いた報告が受理されました。水使用ではどうしても胃側に水が流れてしまいEUSが困難な症例がありましたが、ビスコクリアを使用すると粘稠性が高いため食道内に長時間維持され、EUS観察に非常に有用でした。ウォータージェットでの使用も可能ですし、今後細径プローブでの食道EUS時における標準検査方法としてお勧めできるほどの驚きがありました。いつも新しい試みに協力していただいています市立函館病院内視鏡室の全スタッフにこの場をお借りして感謝申し上げます。引き続きゲルまみれになりながら精進いたします。
(市立函館病院 宮本秀一)
Effectiveness of administering zinc acetate hydrate to patients withinflammatory bowel disease and zinc deficiency: a retrospective observational two-center study
- 受理日
Kensuke Sakurai, Shigeru Furukawa, Takehiko Katsurada, Shinsuke Otagiri, Kana Yamanashi, Kazunori Nagashima, Reizo Onishi, Keiji Yagisawa, Haruto Nishimura, Takahiro Ito, Atsuo Maemoto, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Intestinal Research
- コメント
IBDにおける血清亜鉛濃度と疾患活動性の相関、並びに亜鉛補充療法による疾患活動性の改善の可能性を示した論文です。
桂田先生、小田切先生、札幌東徳洲会病院前本先生、安住さん、並びにご指導頂きました先生方へ心より感謝申し上げます。
(桜井)
Near-infrared photoimmunotherapy (NIR-PIT) on cholangiocarcinoma using a novel catheter device with light emitting diodes (LEDs)
- 受理日
Hirata Hajime, Kuwatani Masaki, Nakajima Kohei, Kodama Yuki, Yoshikawa Yasuo, Ogawa Mikako, Sakamoto Naoya
- 雑誌名
Cancer Science
- コメント
学位研究である胆管癌に対してカテーテルを使用し光免疫治療を行なった研究がCancer Science誌にacceptされました。結果出てからのvitro及びvivoでの追加含めた検証実験は非常に大変でしたが、胆膵グループの皆さんの温かいサポートもあり臨床と並行しながら何とかacceptまでたどり着くことができました。研究の立案及び常にサポートしていただいた桒谷先生、坂本先生、実験について何も分からない自分に対して丁寧に一から指導してくれた北大薬学研究院生体分析化学教室の中島孝平君(もう先生ですね)、そして実験の計画法及び論文の指導を頂きました同教室の小川美香子先生に心より感謝申し上げます。
(平田甫)
A drainage strategy for postoperative pancreatic fistula after left-sided pancreatectomy based on the wall status of collected fluid
- 受理日
Masaki Kuwatani, Masafumi Imamura, Tsuyoshi Hayashi, Makoto Yoshida, Yasutoshi Kimura, Toshimichi Asano, Toru Nakamura, Masayo Motoya, Makoto Yoshida, Takehiro Noji, Keisuke Okamura, Kuniyuki Takahashi, Akio Katanuma, Satoshi Hirano
- 雑誌名
Langenbeck's Archives of Surgery
- コメント
コメント:北海道膵癌研究グループHOPSでのデータ集積からの論文で、術後膵液瘻治療についての報告になります。また一つ北海道研究グループから一つのエビデンスを発信できましたことを嬉しく思います。多大なるご協力をいただきましたHOPS関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
(桒谷)
Potential problems in performing endoscopic string clip suturing
- 受理日
Satoshi Abiko, Itsuki Sano, Hisashi Oda, Takuto Miyagishima
- 雑誌名
Gastrointestinal Endoscopy
- コメント
2020年7月、ACG Case Reports Journalに報告したトラブルシューティングの動画を踏まえて、大腸ESD後潰瘍の有用な縫縮法であるEndoscopic string clip suturing methodの問題点を指摘したレターです。
Endoscopic string clip suturing methodには問題点があるので、当院では現在、我々が考案したdouble-loop clipsテクニックを使用していると主張しました。
宮城島先生をはじめとして、釧路労災病院の先生方、ご助言をいただいた水島健先生、内視鏡スタッフの皆様、病棟スタッフの皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
(市立函館病院 安孫子)
The effectiveness of Red Dichromatic Imaging for dissection of the submucosal layer encountered with hematoma
- 受理日
Shuichi Miyamoto, Tomohiko R. Ohya, Kaori Nishi, Satoshi Abiko, Ryo Sugiura, Yoshiya Yamamoto, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Endoscopy E-video
- コメント
胃ESD時に局注で粘膜下層内に血腫を認めた時に、新規画像強調RDI(旧DRI)を用いると粘膜下繊維組織がより白く描出されることにより見やすくなり、剥離しやすかったという内容になっています。先月報告したものとあわせて、RDIに関して2つ報告させていただきました。これまで報告されていなかったRDIの特徴を2つの視点から報告したものがそれぞれEndoscopy E-videoにアクセプトとなり嬉しいです。いつもご協力いただいております諸先生方にはこの場をお借りして感謝申しげます。
引き続き画像強調された世界で精進いたします。
(宮本)
Feasibility of a modified search, coagulation, and clipping method with and without the use of polyglycolic acid sheets and fibrin glue for preventing delayed bleeding after gastric endoscopic submucosal dissection
- 受理日
Satoshi Abiko, Soichiro Oda, Akimitsu Meno, Akane Shido, Sonoe Yoshida, Ayumu Yoshikawa, Kazuaki Harada, Naoki Kawagishi, Itsuki Sano, Hisashi Oda, Takuto Miyagishima
- 雑誌名
BMC Gastroenterology
- コメント
2020年2月、Endoscopyに報告した、胃ESD後潰瘍に対しての新しい内視鏡的後出血予防方法の結果をまとめたデータです。後出血ローリスク患者には独自の工夫をしたmodified SCC (MSCC)法を用い、ハイリスク患者にはMSCC法にPGAシート・フィブリン糊併用法を加えること(PMSCC法)で、後出血を予防出来るのではないかと考え、施行してきました(antibleeding strategy)。胃ESD123例中、後出血は1例(0.8%)のみで、合併症なく施行可能でした。
初めてチューター無しの中、たくさんの苦労をしながら施行した釧路労災病院での胃ESDの成績をまとめることが出来ました。大変、感慨深いものがあります。
宮城島先生をはじめとして、釧路労災病院の先生方、内視鏡スタッフの皆様、病棟スタッフの皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
(市立函館病院 安孫子怜史)
Tenofovir disoproxil fumarate modulates lipid metabolism via hepatic CD36/PPAR-alpha activation in hepatitis B virus infection
- 受理日
Kazuharu Suzuki, Goki Suda, Yoshiya Yamamoto, Ken Furuya, Masaru Baba, Akinobu Nakamura, Hideaki Miyoshi, Megumi Kimura, Osamu Maehara, Ren Yamada, Takashi Kitagataya, Koji Yamamoto, Taku Shigesawa, Akihisa Nakamura, Masatsugu Ohara, Naoki Kawagishi, Masato Nakai, Takuya Sho, Mitsuteru Natsuizaka, Kenichi Morikawa, Koji Ogawa, Shunsuke Ohnishi and Naoya Sakamoto for the NORTE Study Group
- 雑誌名
Journal of Gastroenterology
- コメント
この度、TDFの脂質低下作用に対するReal worldのデータから、それらの機序の解明といったin vitroの内容をまとめた私の学位論文がJG誌にアクセプトされました。
臨床データの採集にご協力いただきましたNorte groupの皆様、基礎研究に多大なご協力をいただきました方々、そしてご指導いただきました坂本先生、須田先生に心より感謝申し上げます。
(鈴木)
Topical application of conditioned medium from hypoxically cultured amnion-derived mesenchymal stem cells promotes wound healing in diabetic mice.
- 受理日
Takahashi H, Ohnishi S, Yamamoto Y, Hayashi T, Murao N, Osawa M, Maeda T, Ishikawa K, Sakamoto N, Funayama E.
- 雑誌名
Plastic and Reconstructive Surgery
- コメント
糖尿病マウスにおいて、低酸素で調整した羊膜由来間葉系幹細胞培養上清の外用が創傷治癒を促進するという内容の基礎論文が受理されました。形成外科の医局員でありながら、消化器内科における研究についても学ばせて頂き、大変貴重な経験となりました。基礎論文の作成・投稿および学位取得まで熱心なご指導を賜り、大西俊介先生をはじめ、坂本直哉教授、山本有平教授、再生医療グループの皆様に心より感謝申し上げます。
(形成外科 高橋)
Red Dichromatic Imaging helps in detecting exposed blood vessels in gastric ulcer induced by endoscopic submucosal dissection
- 受理日
Shuichi Miyamoto, Ryo Sugiura, Satoshi Abiko, Kazuteru Hatanaka, Yoshiya Yamamoto, Hirohito Naruse, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Endoscopy
- コメント
胃ESD後の潰瘍底を新規画像強調RDI(旧DRI)を用いて観察すると、周囲組織との色調差がはっきりするため止血すべき露出血管が発見しやすかったという内容となっております。
2019年3月にアクセプトされたサナダムシの報告から、この約1年半で市立函館病院消化器内科全体として英文15本目となりました。
東野・早坂・吉田先生ら卒後3~5年目を当院で過ごしたメンバーもそれぞれ書き上げての計15本であり、函病消化器内科の一員として嬉しいです。
いつもご協力いただいております諸先生方にはこの場をお借りして感謝申しげます。函館山の紅葉を満喫しながら引き続き精進いたします。 市立函館病院 宮本秀一
Linked Color Imaging Focused on Neoplasm Detection in the Upper Gastrointestinal Tract -A Randomized Trial-
- 受理日
Shoko Ono, Kenro Kawada, Osamu Dohi, et al.
- 雑誌名
Annals of Internal Medicine
- コメント
加藤元嗣先生が研究代表として実施されました『LCI Find Trial』がAIMに受理されました。
全国の施設で症例登録数が最も多かったため、First authorにして頂きました。サーベイランス内視鏡は白色光ではなくLCIで行うことが現実的となった論文です。
加藤先生主演のアピールビデオもAIMのホームページに掲載されていますので、是非ご覧ください。
(小野)
A spontaneous rupture of lung metastasis from hepatocellular carcinoma after introduction of lenvatinib
- 受理日
Masayuki Higashino, Ryo Sugiura, Yoshiya Yamamoto, Hirohito Naruse, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Journal of Gastrointestinal and Liver Diseases
- コメント
10月より北大病院で勤務させて頂いております5年目専攻医の東野と申します。
この度、市立函館病院で経験させて頂いた、レンバチニブ使用後に肺転移が破裂した一例を報告させて頂きました。
二例目の論文投稿となりましたが、大変お忙しい中ご指導頂きました杉浦先生はじめ、市立函館病院の諸先生方にこの場を借りて感謝申し上げます。
(東野)
Triple-loop-clip for the traction assisted colorectal endoscopic submucosal dissection--Multidirectional triple loop traction method (MTL-traction method)
- 受理日
Shuichi Miyamoto, Tomohiko R. Ohya, Masayoshi Ono, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Video GIE
- コメント
大腸ESD時における新規牽引クリップの報告です。牽引法の有用性が複数報告されていますが、新規牽引クリップとそれを用いた新規牽引法を発案したものを動画で報告させていただきました。糸の結び方などを報告してきましたが、それらのアイデアが重なって特許出願とあわせての報告がGIE(video)にアクセプトされ非常に嬉しいです。日頃からご協力いただいております市立函館病院諸先生方をはじめ諸先生方にこの場をお借りして感謝申し上げます。
引き続き、糸輪と戯れながら精進いたします。
市立函館病院 宮本秀一
A case with eosinophilic cholangitis which presented the unique cholangioscopic findings
- 受理日
Hajime Hirata, Masaki Kuwatani, Tomoko Mitsuhashi
- 雑誌名
Journal of Hepato-Biliary-Pancreatic Sciences
- コメント
やや珍しい好酸球性胆管炎を胆道鏡で観察生検を行った報告となります。本症例が珍しいのは胆管炎症状などなく、病変も結節状であり癌など他疾患との鑑別を要したことかと思います。ご指導頂きました桒谷先生、また病理コメント頂きました病理部の三橋先生に大変感謝申し上げます。今後も頑張りたいと思います。
(平田)
Relationships of early esophageal cancer with human papillomavirus and alcohol metabolism
- 受理日
Masaki Inoue, Yuichi Shimizu, Marin Ishikawa, Satoshi Abiko, Yoshihiko Shimoda, Ikko Tanaka, Sayoko Kinowaki, Masayoshi Ono, Keiko Yamamoto, Shoko Ono, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
World Journal of Gastroenterology
- コメント
HPVと早期食道癌の関連についてアルコール代謝遺伝子に基づいて述べた論文です。結局、HPV感染は、飲酒喫煙やアルコール代謝遺伝子と一緒に解析しても、関連性は認められませんでした。negative dataに終わりましたが、自分としてはよいjournalに認められて良かったです。ご指導いただいた清水勇一先生はじめ内視鏡グループの皆様ありがとうございました。
(井上)
Chronic diarrhea as the presenting feature of amyloidosis with multiple myeloma: A case report diagnosed by myocardial biopsy.
- 受理日
Shinsuke Otagiri, Takahide Ara, Sae Nakajima, Takehiko Katsurada, Kensuke Sakurai, Kana Yamanashi, Emi Takakuwa, Tomoko Mitsuhashi, and Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Internal Medicine
- コメント
中島紗慧先生がレジカンで発表した症例報告で、診断に苦慮したアミロイドーシスの一例についてになります。ご指導頂きました血液内科荒先生、画像提供頂きました病理部高桑先生・三橋先生、ありがとうございました。
(小田切)
A new endoscopic fixation method using the commercially available Multi-Clamp: the "clamp technique"
- 受理日
Satoshi Abiko, Shuichi Miyamoto, Ryo Sugiura, Kenji Kinoshita, Kazuteru Hatanaka, Yoshiya Yamamoto, Hirohito Naruse
- 雑誌名
Endoscopy
- コメント
市販のマルチクランプを用いた新しい内視鏡固定方法がacceptされました。
ESDの際に、不安定な状況の中では、内視鏡から右手を離してESDナイフを操作すると、内視鏡手術の視界を維持することが困難になります。この課題を克服するために様々な道具や方法が報告されていますが、手技が煩雑であったり、使用可能なESDナイフに制約があったりするため、介助者に内視鏡を固定してもらうことも多いのが実情です。そこで、我々は市販のマルチクランプを用いた新しい内視鏡固定方法を考案し、報告しました。
日本および東アジアでは広く普及している大腸ESDを欧米に、さらには全世界に広めていくために、このclamp techniqueと、以前に報告しているハサミナイフを使用したテクニック(紙切りテクニック:paper cutting technique)が有用ではないか、と思っております。
成瀬先生をはじめとして、市立函館病院の先生方、内視鏡スタッフの皆様、病棟スタッフの皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
clamp techniqueとpaper cutting techniqueで治療時間短縮を目指します。
(市立函館病院 安孫子怜史)
Angiogenic dreaded killer- cholesterol crystal embolization
- 受理日
- 雑誌名
Internal Medicine
- コメント
IMに投稿されました珍しく、かつ教育的なcholesterol crystal embolization(CCE)に関する症例報告を査読させていただきました。一読するだけでも非常に勉強になり、今後同様の経過の症例に出くわした際に、 非常に役立つものと思われます。査読後、editorial officeからeditorial執筆の依頼に応じて投稿したものです。
(桑谷)
Durable response without recurrence to Tolvaptan improves long-term survival
- 受理日
Masato Nakai, Goki Suda, Akinori Kubo, Yoshimasa Tokuchi, Takashi Kitagataya, Ren Yamada, Taku Shigesawa, Kazuharu Suzuki, Akihisa Nakamura, Naoki Kawagishi, Masatsugu Ohara, Machiko Umemura, Takuya Sho, Kenichi Morikawa, Koji Ogawa, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Journal of Gastroenterology
- コメント
体液貯留を伴う肝硬変症例に対する、トルバプタン治療症例において、体液貯留の再燃と予後の関係、長期奏効にかかわる因子を解析した論文になります。
本邦およびアジアにおいては、肝硬変症例での体液貯留の再燃に関する定義が存在せず、EASL clinical practice guidelineを用いてトルバプタンの再燃を評価し、再燃の無い長期奏効が長期予後につながることを本論文で示しました。
また、短期的効果には腎機能、長期奏効には炎症反応が重要な因子であることの結果を報告させていただきました。
論文作成にあたり、ご助言、ご指導いただきました須田先生、坂本先生および、研究に際してご協力いただいた北大消化器内科肝臓グループの諸先生方に心より感謝申し上げます。
(中井)
Oleoylethanolamide ameliorates dextran sulfate sodium-induced colitis in rats
- 受理日
Shinsuke Otagiri, Shunsuke Ohnishi, Masatsugu Ohara, Qingjie Fu, Koji Yamamoto, Keiko Yamamoto, Takehiko Katsurada and Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Frontiers in Pharmacology
- コメント
自分が大学院で所属させて頂いている再生医療グループの大西先生より頂いた研究テーマであります、oleoylethanolamideの腸炎モデルに対する抗炎症効果の研究報告が、Frontiers in Pharmacologyにアクセプトされました。大西先生には、何も分からない状態から全てご指導頂き、本当に感謝しかありません。また実験の方法を何から何までご指導頂いた、大原先生を始め再生医療グループや研究室のスタッフの方々、カンファでいつもご意見を頂いた坂本教授を始め消化器内科のスタッフの方々に、心より感謝申し上げます。
(小田切)
Time-dependent changes in the seroprevalence of COVID-19 in asymptomatic liver disease outpatients in an area in Japan undergoing a second wave of COVID-19
- 受理日
Goki Suda, Koji Ogawa, Megumi Kimura, Osamu Maehara, Takashi Kitagataya, Masatsugu Ohara, Yoshimasa Tokuchi, Akinori Kubo, Ren Yamada, Taku Shigesawa, Kazuharu Suzuki, Naoki Kawagishi, Masato Nakai, Takuya Sho, Mitsuteru Natsuizaka, Kenichi Morikawa, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Hep Res
- コメント
COVID-19流行第二波を経験した北海道における無症候性・外来患者のCOVID-19血清抗体保有率の経時的変化を2つの測定法を用いて検討いたしました。無症候性の外来患者のCOVID-19に対する血清抗体陽性率はCOVID-19流行第二波を経ても低値である事が明らかとなりました。
ご指導頂きました坂本先生、肝臓グループの先生方、消化器内科スタッフの皆様に感謝申し上げます。
(須田)
A pitfall of endoscopic string clip suturing
- 受理日
Satoshi Abiko, Soichiro Oda, Akimitsu Meno, Akane Shido, Sonoe Yoshida, Ayumu Yoshikawa, Kazuaki Harada, Naoki Kawagishi, Itsuki Sano, Hisashi Oda, Takuto Miyagishima
- 雑誌名
ACG Case Reports Journal
- コメント
大腸ESD後潰瘍の有用な縫縮法であるEndoscopic string clip suturing method の手技中、潰瘍縫縮のための糸を、ループカッターで切断を試みたのですが、糸がカッターの刃の間に挟まってしまい切断できなくなった症例の動画です。
盲腸からS状結腸で本症例のようなトラブルが発生した場合、リカバリーする手段が思いつかず、別の縫縮テクニックの必要性を強く感じた症例です。そこで、新しい大腸ESD後潰瘍の縫縮法としてEndoscopyとGIEで報告しているdouble-loop clipsテクニックを考案しました。
宮城島先生をはじめとして、釧路労災病院の先生方(この症例の現場で佐野先生に助言をいただきました!)、内視鏡スタッフの皆様、病棟スタッフの皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
(市立函館病院 安孫子怜史)
Recent advances in the treatment of hepatitis C virus infection for special populations and remaining problems
- 受理日
Goki Suda, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Journal of Gastroenterology and Hepatology
- コメント
NORTE study group におけるC型肝炎治療成績と現在残されている問題点についてのreview を書く機会を頂戴いたしました。ご指導頂きました坂本先生、肝臓グループの先生方、NORTE study group に御参加頂きました先生方、消化器内科スタッフの皆様に感謝申し上げます。
(須田)
OCIAD1 is a Host Mitochondrial Substrate of the Hepatitis C Virus NS3-4A Protease
- 受理日
Huong T.L. Tran, Kenichi Morikawa, Angga kusuma, Rose Zibi, Viet Loan Dao Thi, Fran?ois Penin, Markus H. Heim, Manfredo Quadroni, Thomas Pietschmann, J?r?me Gouttenoire and Darius Moradpour
- 雑誌名
PLOS ONE
- コメント
留学先のスイスで発見した分子が、ようやく形になりました。コツコツと結果を積み重ねる研究の面白さや醍醐味を、再認識した論文です。
(森川賢一)
An elderly woman with severe enteritis mimicking infectious enteritis
- 受理日
Kazunori Nagashima, Takashi Kato, Taichi Kimura, Kazuma Kishi, Urara Baba
- 雑誌名
Intest Res
- コメント
第36回札幌IBDミニカンファレンスで提示し、桂田助教、札幌市立病院の小野先生、札幌東徳洲会病院の前本先生、札幌厚生病院の本谷先生、札幌センチュリー病院の藤田先生をはじめ多くの先生にご指導いただきました。皆様ありがとうございました。
(北海道医療センター 長島)
Immune checkpoint inhibitor-induced enteritis assessed using capsule endoscopy
- 受理日
Shinsuke Otagiri, Takehiko Katsurada, Kana Yamanashi, Kensuke Sakurai, Michiko Takimoto Sato, Jun Sakakibara-Konishi, and Naoya Sakamoto
- 雑誌名
JGH open
- コメント
免疫チェックポイント阻害薬関連小腸炎に対してカプセル小腸鏡を行った1例報告です。今後も似たような患者さんがいたらカプセルを行って、所見を比較検討したいと考えております。ご紹介頂いた内科?榊原先生・佐藤先生、ありがとうございました。今後とも、何卒宜しくお願い申し上げます。
(小田切)
Acute progressing hepatic angiosarcoma: An autopsy case report
- 受理日
Masaki Inoue, Mio Matsumoto, Yusuke Sakuhara, Yasunari Takakuwa, Shinji Yoshii, Nobuaki Akakura, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Radiology Case Reports
- コメント
研修医のころに経験した症例です。大変遅くなりましたがacceptとなりました。最後まで辛抱強くご指導いただいた松本先生、吉井先生はじめ共著者の皆様、ありがとうございました。
Risk factors for dysfunction of preoperative endoscopic biliary drainage for malignant hilar biliary obstruction
- 受理日
Ryo Sugiura, Masaki Kuwatani, Shin Kato, Kazumichi Kawakubo, Hirofumi Kamachi, Akinobu Taketomi, Takehiro Noji, Keisuke Okamura, Satoshi Hirano, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Journal of Hepato-Biliary-Pancreatic Sciences
- コメント
形態:原著論文
北海道大学病院での悪性肝門部胆管狭窄症例での後ろ向き研究です。
既報はre-interventionや合併症に対する報告が多かったものの、術前のENBD/EBSの機能不全リスクについては分かっておらず、今回論文を作成しました。
Bismuth-IV(高度狭窄)、ERCP前の胆管炎で高リスクとなることがわかり、一方で、本研究ではEBSに対するENBDの優越性が示されませんでしした。
悪性肝門部胆管狭窄の術前ドレナージについて今後のさらなる研究が必要と考えられました。
ご指導頂きました?谷先生、外科治療を行って頂いた北大消化器外科I、消化器外科IIの先生方に感謝申し上げます。
Lenvatinib in patients with unresectable hepatocellular carcinoma who do not meet the REFLECT trial eligibility criteria
- 受理日
Takuya Sho, Goki Suda, Koji Ogawa, Taku Shigesawa,Kazuharu Suzuki, Akihisa Nakamura, Masatsugu Ohara,Machiko Umemura, Naoki Kawagishi,Mitsuteru Natsuizaka, Masato Nakai, Kenichi Morikawa, Ken Furuya,Masaru Baba, Jun Ito, Yoshiya Yamamoto, Tomoe Kobayashi, Takashi Meguro, AkiyoshiSaga, Takuto Miyagishima,Katsumi Terasita, Tomofumi Takagi, Toshiya Kamiyama, Akinobu Taketomi, and Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Hepatology Reserch
- コメント
REFLECT基準外の進行肝細胞癌における治療効果と安全性の検討をNORTE study groupでまとめさせていただきました。実臨床で使用されることの多いREFLECT基準外症例でも、良好な治療成績と安全性があることを示したものです。
本研究にご参加・ご協力頂きましたNORTE study groupの先生方、そしてご指導いただきました須田先生、坂本先生に深謝申し上げます。
Evolution and a promising role of EUS-FNA in gene and future analyses
- 受理日
Masaki Kuwatani, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Endoscopic Ultrasound
- コメント
EUS-FNA研究に関する過去から現在、そして将来の展望を 'Commentary' としてまとめました。
平田幸司先生がまとめてくれましたように、微小な胆道FNA検体でさえも、遺伝子解析が出来る時代です。
検体は大切に扱っていきたいものです。
(桑谷)
Computed tomography, not BIA, is the proper method for evaluating changes in skeletal muscle mass in liver disease
- 受理日
Masatsugu Ohara, Goki Suda, Megumi Kimura, Osamu Maehara, Tomoe Shimazaki, Taku Shigesawa, Kazuharu Suzuki, Akihisa Nakamura, Naoki Kawagishi, Masato Nakai, Takuya Sho, Mitsuteru Natsuizaka, Kenichi Morikawa, Koji Ogawa, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
JCSM Rapid Communications
- コメント
近年、サルコペニアに対しての介入が注目されておりますが、介入によって筋肉量を評価するためには、どの方法がより適切かという疑問から始めた研究になります。
本論文は、肝疾患における筋肉量の変化率がその測定方法によって異なることから、病態に応じて適切な評価方法を選択すべきということを検討しております。
ご指導いただきました坂本教授をはじめ、須田先生、肝臓Grの先生に心より感謝申し上げます。
Lenvatinib suppresses cancer stem-like cells in HCC by inhibiting FGFR1-3 signaling, but not FGFR4 signaling
- 受理日
Taku Shigesawa, Goki Suda, Megumi Kimura, Tomoe Shimazaki, Osamu Maehara, Ren Yamada, Takashi Kitagataya, Kazuharu Suzuki, Akihisa Nakamura, Masatsugu Ohara,
Machiko Umemura, Naoki Kawagishi, Masato Nakai, Takuya Sho, Mitsuteru Natsuizaka, Kenichi Morikawa, Koji Ogawa, Naoya Sakamoto- 雑誌名
Carcinogenesis
- コメント
今回、肝癌Cancer stem cell(CSC)に対するLenvatinib、Sorafenibの治療効果の違いと、LenvatinibのCSC抑制作用の機序についての研究論文がCarcinogenesisにアクセプトされましたのでご報告いたします。
CSCの存在が癌の薬剤耐性獲得に重要であることは報告にありますが、肝癌において1st line治療薬であるLenvatinibとSorafenibのCSCに対する効果の差異については明らかにされていませんでした。今回の研究でLenvatinibはSorafenibよりも有意にCSC抑制効果が高いことが示されました。また、Lenvatinibの高いCSC抑制効果は、Fibloblast Growth Factor Receptor(FGFR)1~3阻害作用にあることを明らかにしました。以前より、肝癌においては腫瘍増殖にFGFR4が重要とされ治療薬としてFGFR4単独の阻害剤も研究されてきましたが、本研究によってFGFR1~3抑制も重要であることが示されました。論文作成にあたり御指導、御助言いただいた坂本教授、須田先生、前原先生、北大消化器内科の先生方に心よりの感謝を申し上げます。
今後とも御指導御鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。
重沢 拓
Long-term outcome of endoscopic resection for intramucosal esophageal squamous cell cancer: a secondary analysis of the Japan Esophageal Cohort study
- 受理日
Ichiro Oda, Yuichi Shimizu, Toshiyuki Yoshio, Chikatoshi Katada, Tetsuji Yokoyama, Tomonori Yano, Haruhisa Suzuki, Satoshi Abiko, Kenichi Takemura, Tomoyuki Koike, Kohei Takizawa, Motohiro Hirao, Hiroyuki Okada, Takako Yoshii, Atsushi Katagiri, Takenori Yamanouchi, Yasumasa Matsuo, Hirofumi Kawakubo, Nozomu Kobayashi, Tadakazu Shimoda, Atsushi Ochiai, Hideki Ishikawa, Akira Yokoyama, Manabu Muto.
- 雑誌名
Endoscopy
- コメント
早期食道癌EMR/ESD症例の長期予後を、ただひたすらに前向きに追い続けるという、極めてシンプルな多施設研究の中間解析結果です。当然ながら、良好な予後が高いエビデンスレベルで示されましたが、他臓器癌が多いのも問題となっております。
登録数などから、2nd authorにしてもらいました。ついでに安孫子先生もauthorに入ってます。 (清水)
Synchronous multiple needle tract seedings of the gastric wall following endoscopic ultrasound-guided fine-needle biopsy for pancreatic cancer
- 受理日
Shuhei Hayasaka, Ryo Sugiura, Yoshiya Yamamoto, Hirohito Naruse, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Gastrointestinal Endoscopy
- コメント
症例報告 (At the Focal Point)
EUS-FNA後のneedle tract seedingによる胃壁内の2ヶ所同時再発を来した膵尾部癌の1例を報告しました。
2019年度のレジデントカンファレンスでも発表させていただいた症例です。
英文で作成した初めての症例報告ですが、無事に掲載されたことをとても嬉しく感じます。
ご多忙の中で症例の相談をお受けいただきました山本先生、報告作成の御指導をいただきました杉浦先生をはじめとして、市立函館病院の先生方にこの場をお借りして御礼申し上げます。
今後とも努力してまいりますので、何卒よろしくお願い致します。
Baseline angiopoietin-2 and FGF19 levels predict treatment response in patients receiving multikinase inhibitors for HCC
- 受理日
Taku Shigesawa, Goki Suda, Megumi Kimura, Tomoe Shimazaki, Osamu Maehara, Ren
Yamada, Takashi Kitagataya, Kazuharu Suzuki, Akihisa Nakamura, Masatsugu Ohara,
Machiko Umemura, Naoki Kawagishi, Masato Nakai, Takuya Sho, Mitsuteru Natsuizaka,
Kenichi Morikawa, Koji Ogawa, Naoya Sakamoto- 雑誌名
JGH open
- コメント
今回、肝細胞癌に対するレンバチニブ、ソラフェニブ治療の効果予測因子となるサイトカイン解析の研究論文がJGH openにアクセプトされました。
現在進行肝癌に対しての1stライン治療薬はソラフェニブとレンバチニブですが、それらの薬剤の選択基準は明らかになっていません。本研究では複数のサイトカイン解析の中から、特にANG2とFGF19を組み合せることで、1stライン治療薬選択の一助となる可能性を報告させていただきました。
論文作成にあたり御指導、御助言いただいた坂本教授、須田先生、北大消化器内科の先生方をはじめ、症例登録にご尽力いただいた御共著の先生方に心よりの感謝を申し上げます。
Inutility of endoscopic sphincterotomy to prevent pancreatitis after biliary metal stent placement in the patients without pancreatic duct obstruction
- 受理日
Shin Kato, Masaki Kuwatani, Tsuyoshi Hayashi, Kazunori Eto, Michihiro Ono, Nobuyuki Ehira, Hiroaki Yamato, Itsuki Sano, Yoko Taya, Manabu Onodera, Kimitoshi Kubo, Hideyuki Ihara, Hajime Yamazaki, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Scandinavian Journal of Gastroenterology
- コメント
現在進めているE-BEST studyの副研究の位置づけのstudyで、道内各施設の先生方および京都大学医療疫学教室の先生にご協力いただきました。難産ではありましたが、なんとか受理に漕ぎつけることが出来て良かったです。E-BEST studyの方も、引き続き関係の皆様のご助力を頂き、令和2年度中の完遂を目指します。本研究の執筆にあたりご指導をいただきました?谷先生、坂本教授および参加各施設の先生方に心よりお礼申し上げます。
Long-term outcomes and risk factors of recurrent biliary obstruction after permanent endoscopic biliary stenting for choledocholithiasis in high-risk patients
- 受理日
Ryo Sugiura, Hirohito Naruse, Hiroaki Yamato, Taiki Kudo, Yoshiya Yamamoto, Kazuteru Hatanaka, Jun Ito, Kenji Kinoshita, Shuichi Miyamoto, Masayuki Higashino, Shuhei Hayasaka, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Journal of Digestive Diseases
- コメント
市立函館病院の杉浦です。
高リスク症例における胆管結石症への恒久的胆管ステント留置術の機能不全のリスク因子について検討し、比較的小さい結石では長期間ステントが機能していることを示しています。
高リスク症例において処置について悩む場面があるかと思いますが、処置選択の参考の1つになれば幸いです。
改めて研究の立案と完遂することの難しさを痛感し、良い経験となりました。
論文作成にあたり、成瀬先生をはじめ多くのERCP処置を行って頂いた諸先輩方に感謝申し上げます。
Analysis of the optimal psoas muscle mass index cut-off values, as measured by computed tomography, for the diagnosis of loss of skeletal muscle mass in Japanease people
- 受理日
Masatsugu Ohara, Goki Suda, Megumi Kimura, Osamu Maehara, Tomoe, Shimazaki, Taku Shigesawa, Kazuharu Suzuki, Akihisa Nakamura, Naoki Kawagishi, Masato Nakai, Takuya Sho, Mitsuteru Natsuizaka, Kenichi Morikawa, Koji Ogawa, Tomoe Kobayashi, Minoru Uebayashi, Ryo Takagi, Isao Yokota, Tsuyoshi Shimamura, and Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Hepatology Research
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近年、サルコペニアと各種疾患との関係性が注目されております。本論文は、サルコペニア診断における筋肉量の評価方法として比較的容易なマニュアルトレース法に着目し、カットオフ値を改めて検討したものになります。ご指導いただきました坂本教授をはじめ、須田先生、肝臓Grの先生、また臓器移植医療部嶋村先生、医学統計学教室横田先生、高木先生、北見赤十字病院上林先生、苫小牧市立病院小林先生に心より感謝申し上げます。
大原正嗣 先生
Prevalence, clinical course, and predictive factors of immune checkpoint inhibitor monotherapy-associated hepatitis in Japan
- 受理日
Takashi Kitagataya , Goki Suda, Kazunori Nagashima, Takehiko Katsurada, Koji Yamamoto, Megumi Kimura, Osamu Maehara, Ren Yamada, Taku Shigesawa, Kazuharu Suzuki, Akihisa Nakamura, Masatsugu Ohara, Machiko Umemura, Naoki Kawagishi, Masato Nakai, Takuya Sho, Mitsuteru Natsuizaka, Kenichi Morikawa, Koji Ogawa, Shunsuke Ohnishi, Yoshito Komatsu, Hiroo Hata, Satoshi Takeuchi, Takashige Abe, Jun Sakakibara-Konishi, Takanori Teshima, Akihiro Homma, and Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Journal of Gastroenterology and Hepatology
- コメント
本邦での実臨床におけるIrAE hepatitisに関してはまだ多くが明らかでないなか、様々な癌種・免疫チェックポイント阻害薬の使用例を解析し、日本人におけるIrAE hepatitisの有病率や臨床経過、その予測因子について論文にまとめさせていただきました。
論文作成にあたり御指導、御助言いただいた坂本教授、須田先生、北大消化器内科の先生方をはじめ、症例登録にご尽力いただいた御共著の先生方に心よりの感謝を申し上げます。
The Alcohol Use Disorders Identification Test and the risk of metachronous cancer after endoscopic resection of esophageal cancer
- 受理日
Yokoyama A, Katada C, Yokoyama T, Yano T, Oda I, Shimizu Y, Doyama H, Koike T, Takizawa K, Hirao M, Okada H, Yoshii T, Kubota Y, Yamanouchi T, Tsuda T, Omori T, Kobayashi N, Tanabe S, Hori K, Kawakubo H, Kakushima N, Matsuo Y, Yokoyama T, Ishikawa S, Muto M
- 雑誌名
Carcinogenesis
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多施設研究のサブ解析です。食道癌EMR/ESD症例において、AUDITというアルコール依存評価の問診表(過去1年間にどれ位、飲酒後に記憶が飛んだか、後悔したか、まわりから心配されたか等、追いつめる系の問診です)高スコアの人が、異時性多発癌の発生率も高いという、まあ、そうだろなという結果となりました。(清水)
New method of endoscopic injection sclerosis for esophageal varices using by modified endoscopic hood
- 受理日
Shuichi Miyamoto, Yoshiya Yamamoto, Tomofumi Takagi
- 雑誌名
Digestive Endoscopy
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食道EIS用に改良した内視鏡フードを用いて、EISを施行した報告となっています。
ターゲットとなる静脈瘤の不安定さが、EIS穿刺の難しい原因の一つになっていると考え、少し工夫を試みてみました。
5mmほどのスリットを作った通常の内視鏡フードを装着し、吸引することにより静脈瘤をスリット内に挟み込むことにより安定して穿刺が可能となりました。M-Y hood(Miyamoto-Yamamoto hood) と名付けています♪
山本義也先生にEISをご指導いただいたことによりこのような工夫を考えることができ、また形に残して報告することができ嬉しいです。
引き続き、挟み込みながら精進いたします。
市立函館病院 宮本秀一
Histological and magnified endoscopic evaluation of villous atrophy in gastrointestinal graft-versus-host disease
- 受理日
Kana Matsuda, M.D., Shoko Ono, M.D., PhD, Ikko Tanaka, M.D., Masaki Inoue, M.D.,
Sayoko Kinowaki, M.D., Momoko Tsuda, M.D., PhD, Keiko Yamamoto, M.D., PhD,
Yuichi Shimizu, M.D., PhD, Shuichiro Takahashi, M.D., PhD, Eiko Hayase, M.D., PhD
Daigo Hashimoto, M.D., PhD, Takanori Teshima, M.D., PhD, Naoya Sakamoto, M.D., PhD.- 雑誌名
Annals of Hematology
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大学院時代に研究していたことがやっと形になってよかったです。ご指導いただきました小野先生や坂本先生、病理に関しての協力をいただいた石川先生、病理部の松野先生など多くの先生方の協力をいただいた結果です。ありがとうございました。
今後も精進していきます。松田可奈
Feasibility of a new ligation using the double-loop clips technique without an adhesive agent for ulceration after endoscopic submucosal dissection of the colon (with video).
- 受理日
Satoshi Abiko, Sonoe Yoshida, Ayumu Yoshikawa, Kazuaki Harada, Naoki Kawagishi, Itsuki Sano, Hisashi Oda, Takuto Miyagishima
- 雑誌名
Gastrointestinal Endoscopy
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2019年6月、Endoscopyにacceptされている大腸ESD後潰瘍に対しての内視鏡的縫縮術の実現可能性試験がGastrointestinal Endoscopy にacceptされました。
完全縫縮率 88.5% (23/26)、Rb症例を除いた場合は完全縫縮率 95.5% (21/22)です。壁の可動性が少ないRbにおいて、この縫縮術は厳しそうですが、近位結腸では良好な成績です。
また、以前のテクニックを改良したmodified D-L clips techniqueのビデオも見ることが出来ます(GIE Author Interview Seriesからであればビデオをfree accessで視聴出来ます:https://www.youtube.com/watch?v=1Ydv1gy0Vys)。
後出血(特に抗血栓薬内服患者)などのESD後偶発症は、重篤になることが多いと思います。安全なESDを目指すために、内視鏡的縫縮術が欠かせない技術になるのではないか、と思っております。
宮城島先生をはじめとして釧路労災病院の先生方、内視鏡スタッフの皆様、病棟スタッフの皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
(市立函館病院 安孫子怜史)
Combination of search, coagulation, clipping, and polyglycolic acid sheet to prevent delayed bleeding after gastric endoscopic submucosal dissection
- 受理日
Satoshi Abiko, Ayumu Yoshikawa, Kazuaki Harada, Naoki Kawagishi, Itsuki Sano, Hisashi Oda, Takuto Miyagishima
- 雑誌名
Endoscopy
- コメント
胃ESD後潰瘍に対しての新しい内視鏡的後出血予防方法がacceptされました。後出血ハイリスク患者に対して、我々独自の工夫を加えたmodified the search, coagulation, and clipping method (MSCC法)にPGAシート・フィブリン糊併用法を加えること (PMSCC法)で、後出血を予防出来るのではないかと考え、報告しました。
後出血(特に抗血栓薬内服患者)は時として、致死的になります。安全なESDを実現し、内視鏡医療が発展していくために、内視鏡的後出血予防方法が欠かせない技術になるのではないか、と思っております。
宮城島先生をはじめとして釧路労災病院の先生方、内視鏡スタッフの皆様、病棟スタッフの皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
(市立函館病院 安孫子怜史)
Feasibility of a distal pigtail shaped stent placement above the papilla for biliary obstruction
- 受理日
Koji Hirata, Masaki Kuwatani, Naoya, Sakamoto
- 雑誌名
Digestive Endoscopy
- コメント
distal pigtail shaped stentをinside stentとして留置することの有用性について熱く語った内容となります。
ご指導いただきました?谷先生に心より感謝申し上げます。
High serum angiopoietin-2 level predicts non-regression of liver stiffness measurement-based liver fibrosis stage after direct-acting antiviral therapy for hepatitis C
- 受理日
Naoki Kawagishi, Goki Suda, Megumi Kimura, Osamu Maehara, Tomoe Shimazaki, Ren Yamada, Takashi Kitagataya, Taku Shigesawa, Kazuharu Suzuki, Akihisa Nakamura, Masatsugu Ohara, Machiko Umemura, Masato Nakai, Takuya Sho, Mitsuteru Natsuizaka, Kenichi Morikawa, Koji Ogawa, Yusuke Kudo, Mutsumi Nishida, and Naoya Sakamoto.
- 雑誌名
Hepatology Research
- コメント
C型肝炎治療後は肝線維化が改善する例が多いのですが、線維化進展例も存在し、肝不全や肝発癌のリスクとなり予後に影響を与えます。
血清Angiopoietin-2がその予測因子になりうることを論文にまとめさせていただきました。
ご指導頂きました坂本教授を始めとする、須田先生、肝臓グループの先生方、超音波センターの方々に心より御礼申し上げます。
Clip with thread attachment prior to incision - new strategy for traction-assisted esophageal endoscopic submucosal dissection
- 受理日
Shuichi Miyamoto, Tomohiko R. Ohya, Masayuki Higashino, Kazuteru Hatanaka, Yoshiya Yamamoto, Hirohito Naruse, Naoya Sakamoto
- 雑誌名
Endoscopy
- コメント
食道ESD時における糸付きクリップを用いる新規ストラテジーの報告がEndoscopy (E-video)にアクセプトされました。
糸付きクリップを切開前につけることにより、最初の切開で粘膜下層が大きく開きフラップ作成がより安全にできるという内容となっています。
これまでは糸付きクリップをつけるまでにトラクションが無い状態である程度剥離する必要がありましたが
この方法により最初から引っ張り上げることにより安全に簡単に剥離できます。引き続き、引っ張り上げぎみに精進いたします。
宮本秀一
Detection of Early Adenocarcinoma of the Esophagogastric Junction by Spraying an Enzyme-Activatable Fluorescent Probe Targeting Dipeptidyl Peptidase-IV
- 受理日
Keiko Yamamoto; Shunsuke Ohnishi; Takeshi Mizushima; Junichi Kodaira; Masayoshi Ono; Yutaka Hatanaka; Kanako Hatanaka; Yugo Kuriki; Mako Kamiya; Nobuyuki Ehira; Keisuke Shinada; Hiroaki Takahashi; Yuichi Shimizu; Yasuteru Urano; Naoya Sakamoto
- 雑誌名
BMC Cancer
- コメント
散布すると癌の部分が光る蛍光イメージングが、臨床上しばしば発見困難な早期の食道胃接合部腺癌に有用であることを示した研究結果です。2018年に水島先生が頭頚部扁平上皮癌を対象に、別のプローブを使った結果を発表しています。腺組織では、症例によって周囲の非癌粘膜にも蛍光を示してしまい、扁平上皮癌のようにきれいな蛍光像が観察できないケースがあり、その原因や結果の解釈に苦労しましたが、腫瘍と背景粘膜の病理を詳細に検討することで解決しました。
自分が大学に戻ってから基盤Cの科研費をもらって進めていた研究で、学会では何度か報告していましたが、acceptされるまでに時間がかかってしまっておりました。一区切りつき安堵しています。大西俊介先生、そして参加していただいた各施設の先生方に、この場を借りて感謝申し上げます。